最終回 家を買う。(2000年/2010-11年)
文・写真 小梶嗣 最終回 家を買う。(2000年/2010-11年) ぼくたちにとって人生最大の買い物は【家】だろう。 それが日本人特有のことなのかはわからないが。 今回の僕的買い物は「家」である。 かくいうぼく …
文・写真 小梶嗣 最終回 家を買う。(2000年/2010-11年) ぼくたちにとって人生最大の買い物は【家】だろう。 それが日本人特有のことなのかはわからないが。 今回の僕的買い物は「家」である。 かくいうぼく …
文・写真 小梶嗣 第11回 グッチのピルケース(1990年代) 身近にいた人が忽然と死んでしまう。 そんなことは“村上春樹の小説のなかでしか起こらない”と思っていた。 2014年6月、幼稚園からの友人S君が亡くなっ …
文・写真 小梶嗣 第10回 【巨泉×前武 ゲバゲバ90分!】のDVD(2011年発売) ひとは“なにかに喜び、怒り、哀しみ、楽しむ”という自由がある。 だが、その感情を引き起こすトリガー(引き金)は人それぞれだ。 …
文・写真 小梶嗣 第9回 銀座・並木座のポスター(1990年代) 新型コロナウィルス禍が全世界で蔓延している。 まだワクチンが開発されていない“死に至る病”である。 日本では4月7日に東京を含む7つの都府県で【緊急 …
文・写真 小梶嗣 第8回 伊丹十三が愛した蕎麦屋の徳利(昭和時代) 新型コロナウィルスで外出自粛をしている人も多いだろう。ぼくの駄文でくつろいでほしい。 さて、今回ご紹介する“僕的買い物”は「丹波徳利の白黒二本組」で …
文・写真 小梶嗣 第7回 誰かが作ったポスト(昭和時代(戦後)) ひとは二種類いると思う。 “石を拾うひと”と“拾わないひと”だ。 ぼくは記憶のある子どものころから、石を拾ってきた。 しかし、そのほとんどは手許に …
文・写真 小梶嗣 第6回 イイホシユミコの花器(bon voyageシリーズ)(2007) 旅と旅行は違う、と思う。 「旅行」という言葉にはなんとなく凡庸な匂いがたちこめており、「旅」という言葉には人間の本能を感じる …
文・写真 小梶嗣 第5回 陶器製の栓抜き(昭和時代) 自分の知識の源泉が「学校の授業」ではなく、大半が「マンガ」であることに最近になって気がついた。 ぼくは昨年度から、ある美術大学で【現代文化論】を教えている。 必 …
文・写真 小梶嗣 第4回 アンディ・スペードの“腕時計”(TIMEX Cub Scout Watch 1978年) 明治12年(1879年)、東京。 A君は江戸末期、弘化年2月28日(1848年4月1日)に八丁堀で生 …
文・写真 小梶嗣 第3回 有次の薬缶(昭和時代末期) 昨年まで東京有楽町に『慶楽』という中華料理店があった。 はじめて行ったのは、いまから28年前のこと。会社の先輩に連れられて行ったのだった。というのも、本社がかつて …