松岡正剛『編集手本』塚田有一

『編集手本』 松岡正剛著 (EDITHON 2018年)  友人の編集者が「一枚の紙を折りたたむ本」を出した。「おてほん」というシリーズで、その第一弾が松岡正剛さん。帯にも記してあるが「伝説のエディター」であることは多く …



『夢のなかの魚屋の地図』 井上荒野

『夢のなかの魚屋の地図』 井上荒野・著(集英社 2017年)  1時間以上電車に乗る予定がある、15分以上友達を待つ、天気の良い日に窓の大きなお店でお茶を飲む時のお供が欲しい、あともうちょっと家に帰りたくない。小さな理由 …


『取次屋栄三』岡本さとる

『取次屋栄三』 岡本さとる(祥伝社 2010年) 古本屋で馴染みのコーナーを振り返ると、とある背表紙が目に飛び込んだ。時代小説コーナー、いつもはその存在すら忘れていたジャンルの一冊だった。普段なら理性的に手にも取らずにい …