第三十二回 答えのないこと

答えのないこと 第三十二回 答え合わせ 2018年1月より 自己紹介のつもりで 週に一度書き留めてきた本連載。 正解のないものを 言葉と写真を通じて表現する。 私にとっては初めての行為に 戸惑うことの方が多かったのですが …


第三十一回 答えのないこと

答えのないこと 第三十一回 私の中のエロス 前回の続き。 幼き頃の悲しい経験を 私はいつしか別の記憶や 概念に置き換えていた。 学校が楽しくない。 そう記憶していた私の過去。 家でも楽しくない。 長らく忘れていた少女の感 …


第三十回 答えのないこと

答えのないこと 第三十回 私の中のタナトス 小学生の頃、その少女は 「消えてしまいたい」 「死んでもいい」と思ったことがあった。 何か特別なことがあった訳でも、 いじめられていた訳でもないけれど、 「毎日が楽しくない」 …


第二十九回 答えのないこと

答えのないこと 第二十九回 感覚を研ぎ澄ます 私は昔から化粧品アレルギーがひどい。 中学生の頃、仏雑誌の付録についていた 当時はティーンに大人気だったコスメを使った時、 肌の弱さを自覚した。一気に顔が腫れ上がり、 しばら …


第二十八回 答えのないこと

答えのないこと 第二十八回 愛をしたためる 先日、memorandomで新連載を 始める方との打ち合わせであがった 「物作りの根本からズレているものが 見えると哀しくなる」というお話。 本来、作品の中で表現するものである …


第二十七回 答えのないこと

答えのないこと 第二十七回 ソーシャル・ネットワーキング・サービス その昔、体調を崩していた時、 臨床心理士のカウンセリングを 1〜2回ほど受けてみたことがある。 今でも記憶に残っているのは、 「12歳の頃にやりたかった …


第二十六回 答えのないこと

答えのないこと 第二十六回 対処療法の限界 メッセージやメールが 瞬時にやりとりできる時代。 医療現場では3分診療が大半。 けれど昔の医者は、 患者の声や足音を聞いただけで、 その人の調子がわかったという。 便利な生活に …


第二十五回 答えのないこと

答えのないこと 第二十五回 宇宙の片隅で表現する 最近、よく思う。 生死に関わる治療法でも、 人生に関わる教育法でも、 何ひとつ確かな答えはない。 両親のことも、 子どものことも、 何が正解かわからず、 それでも 何かを …


第二十四回 答えのないこと

答えのないこと 第二十四回 階段のすべてが見えなくてもいい 学生時代に運転免許を取ったまま、 およそ20年ほど ペーパードライバーだったけれど 先月くらいから運転し始めた。 車を所有することにさほど興味はないが、 単に「 …


第二十三回 答えのないこと

答えのないこと 第二十三回 La vie en rose 会社を設立して5年目。 いよいよ社長業というものが 本格的にスタートし始めた。 社会との接点がほんの少し変わるだけで 仕事の仕方も、関わる人も、関わり方も 徐々に …