第二十八回 答えのないこと

答えのないこと
第二十八回 愛をしたためる

先日、memorandomで新連載を
始める方との打ち合わせであがった
「物作りの根本からズレているものが
見えると哀しくなる」というお話。

本来、作品の中で表現するものであるのに
それより作り手のパーソナリティや私欲が
前に出てしまっているという哀しみ。

そして音楽でもデザインでも
本来、作品と向き合うという行為は
とてもパーソナルなもののはずなのに、
一体感や盛り上がりを求める社会。

まとめなくていい
まとまらなくていい
流れるままに
移ろうままに

memorandomがスタート当時から
大切にしてきたものを思い出した。

心に刻んでおきたい言葉の数々に
感謝をしながら。