第十二回答えのないこと

家庭や趣味の時間を犠牲にせず、
緩やかに働けるような雇用を生みたい。
社員やバイトとして縛るのではなく、
それぞれの才能を最大限生かせる形で。

企業のあり方を漠然と考えていた時、
同じような発想に基づいて
全社員をクビにし、業務委託契約へシフト。
オフィスは縮小化させ、実店舗は手放す。
そんな決断をしたばかりの社長と出会った。

事業規模の拡大や成長を目的とした
今までの企業のあり方とは異なる、
個々の人生の質を高めるための一歩。

個人が活躍できる時代。
個人の力が問われる時代。
今までの経済基盤を揺るがす革命は、
すぐそばまでやってきているのかもしれない。