答えのないこと 第八回 愛に従う経済
10年近く前、疲れ切っていた私は 医師に不安障害と診断された。
恐れや不安、強欲によってやめられないこと。 その一切をやめたい。
振り返ってみると、それが 私が長年お世話になった会社を去り、 嫌いになった訳でもない元夫との別れを決めた 最大の理由だったのかもしれません。
長らくお金のために働いていた気がします。 世間の基準から外れないように生きていたのかもしれません。
誰かのために自分の能力を最大限使い切る−− それが経済、労働、人間の原点なのでは。 以来そんな仮説のもと生きることにしました。