water/light/temperature

越智康貴

“なんで花屋になったの?”って、たくさん聞かれてきたけれど、”これ!”という答えがない。

ただ、種から芽が出て、呼吸して、細胞分裂していって、花を咲かせてまた種になる、
そこに堪らない気持ちになる。
その姿の美しさに。

それを踏まえて、自分や相手にと、一輪でも気軽に贈り合えるような環境を用意し続けるのも目標で、
簡単に言うと、”花って良いよね”っていうことを、色んな人と共感していたい。

そんな気持ちで、小さなフックをツラツラと。

“バラとサイダー”


植物は呼吸をしています。

呼吸するにはエネルギーが必要で、葉に太陽の光を受け、二酸化炭素を取り込み、
水分を吸いあげ、根と茎と葉を行き来させ、エネルギーに変えて成長します。(生命!)

ところが、切花には根っこがなく、エネルギーがうまく作れないので、
直接茎から吸ってもらおう、ってことで登場するのが、気の抜けた三ツ矢サイダー。

とても省略して言うと、エネルギーとは糖分なのです。
糖分を与えると、きれいに開くバラの花。(エネルギー必須)
そこは動物と同じく、程よい栄養を程よく摂取。
光量も重要で、適度な明るさがあると、より良く開きます。

“気の抜けた”なのは、炭酸の泡が茎に膜をつくって、水を吸えなくしてしまうからです。
2Lペットのサイダーを買って、飲み切れないことがよくあるので、そんな風にして使ってます。

バラを飾っても、開く前に傷んでしまうな、という経験のある方は、是非お試しを!

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