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越智康貴

“呼吸と水 −単子葉類編−”

チューリップやユリが好きです。

出荷された切花を持ち帰り、水を吸わせるために1センチくらい茎を切って、たっぷりと水を貯めたバケツにつけるのですが、チューリップやユリ、ランなんかは神経質にならなくても、パッと切ってザッとつけておくだけでグングン水を吸っていきいきします。

単子葉植物っていうのを中学の頃、理科で習いました。
まさに上記の植物たちはその部類。
茎の断面を見ると、お水を吸い上げたり栄養を行き来させたりするための茎の中の管が、バラバラと点在しています。

他の植物(双子葉類)は、その管が中心に集まっていたりするため、断面を広く取るようにとか、茎を傷つけないようにとか(途中で傷つくと穴が空いたストローのように吸い上げが悪くなる)、切るときも神経を使います。
単子葉類はストローがたくさんある、みたいなイメージ。(違うかも)

パッと見てわかる単子葉類と双子葉類の違いは、葉脈のはしり方。
単子葉類は平行脈といわれる、脈が一本一本スッスッと根元から葉先にはしっています。

そして往往にして花が長持ちだし、スッと背筋の通った様な印象があります。

よく一輪だけ買ってテーブルや玄関に飾ります。
花弁が開いていく様がありありと見えるのも好きなところです。




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