映画メモ・2025

 去年、スマートフォンをいじっていたら、いつの間にかデータを大幅に消去してしまった。
 この後ご覧いただく2025年の劇場での鑑賞リストはなんとか修復したけれども、配信、あるいはDVDで鑑賞した、たぶん100本近くの映画のタイトルを記録していたリストは、すっかり消えてどこにも見当たらない。
 昨年は比較的、まじめに『名画座手帳』に日記? というほどでもない、備忘録のようなメモをつけていたけれども、1日に何本も観た日は肝心のタイトルが書かれておらず、ただ、映画4本、と読みにくい文字で記されるのみ。
 いちばん残念なのは過去に観た映画の、「あいうえお順」の鑑賞リストが欠損してしまったこと。なぜか「た行」の映画リストは完全に消えてなくなってしまった。自分にとっては年次別の鑑賞リストよりも、過去に観ているか、まだ未見の作品であるかどうかをたしかめる「あいうえお」リストのほうが切実である。誰にでもあるでしょう、これはまだ観ていない、と思って劇場に駆けつけると、あれ? これは以前観ていた、と自らの記憶力に愕然としてしまう経験が。岡本喜八の『座頭市と用心棒』を、好きでもないのに3度も観てしまった経験から、この「あいうえお順」の過去に観た映画リストを作ったのに。

 2025年は1月の時点で「今年は映画館に行く回数が大幅に減るのだろう」と、あきらめていた。札幌と東京を行ったり来たり、そういう一年になるのだろう、と考えていた。映画を観る本数は減ったけれども、レコードを買う量は大幅に増えた。子供の頃からいつもレコードばかり買っているが、たとえば大学卒業の年、就職のことで悩んでいた時期に、あの学生時代、どこにそんな金があったのか、というほどの量の中古レコードを買っていた。つまり逃げ出したいような悩みをかかえている時期、自分は途方もなくレコードを買ってしまうらしい。いま、原稿を書いているこの部屋にあるおびただしい枚数のレコードは、過去の「逃げ出したい」ほどの悩みの集積か。

 去年の発見、と言えば、この年齢になってようやく、ようやく溝口健二の素晴らしさを理解できたような、その映画の魅力のようなものが見えてきたことだろうか。何年か前のある朝、部屋の片隅で発見したボブ・ディランの『アナザー・サイド』を聴いて、急にこのフォーク・シンガーが自分に近づいてきたような錯覚を抱いた。それと同じように、昨年、シネマヴェーラで観た『雪夫人絵図』と、神保町シアターで掛かった『残菊物語』を観て、どうして溝口健二が日本映画の巨匠と崇められているのか、すこし理解する緒をつかんだ、そんな気がしたのだ。
 なにをいまさら、という方も多いだろう。けれども正直な話、いままでは溝口健二の映画をただ、すごいな、としか思っていなかったのだ。かなり以前、調べてみると2015年8月の終戦記念日の前後に神保町シアターでおこなわれた『戦後70年特別企画 1945年-1946年の映画』という素晴らしい特集の中で観た『歌麿をめぐる五人の女』という圧倒的な映画、そしてこれも神保町シアターで2018年に観た、ということをいま「あいうえお」リストで確認した『噂の女』という大傑作、自分はこの2作品ではじめて心の底から溝口健二の監督作品に感動したのだが、いっぽう同じく『1945年-1946年の映画』で掛かった『夜の女たち』という映画には1ミリも針が振れなかった。
 たぶん、溝口健二の素晴らしさがようやく理解できるようになったのは、自分の年齢のせいである。いや、老境に差し掛かったから理解できるようになった、ということではなくて、そう、違うんだコレが、たぶん自分名義のアルバムを作ったり、細野晴臣さんのトリビュート・アルバムを作らせていただいたり、そういう仕事をする中で、なにか、「わかった」ような気がするのだ。
 『残菊物語』は何度も観ている、と思っていたが、それは大庭秀雄版のほうだった。溝口健二の『残菊』は観ているような気がしただけで、じつのところ、はじめての鑑賞だった。まずは嵐寛寿郎の役者姿に掴まれてしまう。去年はこの俳優の演技に何度も心を奪われた。ヒロイン・お徳を演ずる森赫子のさえずるようなソプラノ・ヴォイスにはじめのうちはとまどったが、主演の二人が夜道を歩くのをすこし見上げるように追いかける見事な移動撮影を観ていて、これはチーム・ミゾグチの映画なんだ、と理解した途端に込み上げてしまったのだった。美術の水谷浩、撮影の三木滋人、音楽の深井史郎、脚本の依田義賢、構成とクレジットされる川口松太郎、ここでは調べることができなかった照明や衣裳、メイクアップ、結髪、そのほか諸々、そして演出の溝口健二。
 ここから偏狭で意地の悪い年寄りは邪推する。どこかの批評家が片手間に書いた寸評の中で用いた「映画芸術」なる言葉に反応した映画監督は発奮して、これから撮る作品をすこしでも良いものにしよう、ただの娯楽映画よりも高いところを目指そう、と考えたのではないか。ちがうか。
 特徴的なスタイルとか、ストーリーテリングの巧みさとか、そういうものとは違う、言葉にするとなんだかたまらなく●●な「こころざしの高さ」「芸術に対する崇拝」。すっかり歳を取ってしまった自分には去年、そこのところが大きく響いたのだ。
 『雪夫人絵図』もまた、映画芸術の極み、というしかない見事な作品だった。いっぽう橋本愛さんとの雑誌『週刊文春CINEMA』における対談連載のために参考として観直した『赤線地帯』は、やはり自分にとっては昔ながらの、自分とは大きく距離のある場所にいる溝口健二だった。この連載対談、とにかく橋本愛さんの俳優ならではの映画への視点がたまらなく面白いので、ご興味ある方はぜひお読みを。



1月
1.親鸞 @ラピュタ阿佐ヶ谷
2.続・親鸞 @ラピュタ阿佐ヶ谷
3.江戸っ子野郎と娘たち @ラピュタ阿佐ヶ谷
4.南の誘惑 @シネマヴェーラ
★★5.心のともしび @シネマヴェーラ
> ダグラス・サーク「心のともしび」ヴェーラ。観ている間ずっと成瀬巳喜男の、とくに「乱れ雲」のことを考えた。そして「悲しみは空の彼方に」「風と共に散る」「天はすべて許し給う」といった作品の美術、装置、照明、撮影のクオリティの等しさについて考えていた。それもまた晩年の成瀬と似ていた。
> 「心のともしび」タクシーに乗り込んだジェーン・ワイマンにロック・ハドスンが迫り、タクシーから降りた途端に彼女が事故に遭う場面の、あまりの素早さ。幸福と不幸のジェットコースター。これぞメロドラマ、これぞ映画、と考えてしまった。何か感想を書いておかなくては、という義務感より記す。

6.アパッチの勝利 @シネマヴェーラ
7.花の兄弟 @角川シネマ有楽町
8.沼の家の娘 @シネマヴェーラ
9.第九交響楽 @シネマヴェーラ
★10.薄桜記 @角川シネマ有楽町
11.弁天小僧 @角川シネマ有楽町
12.真夜中の青春 @stranger
13.800万の死にざま @stranger

2月
★14.cloud @早稲田松竹
15.chlme @早稲田松竹
★★16.現金に手を出すな @シネマヴェーラ
> ジャック・ベッケル「現金に手を出すな」ヴェーラ。好きな映画は何ですか?みたいな質問には答えたくないが、66歳の自分の映画ベストワンはコレ、ということにしておく。いわばフレンチノワール版「痩我慢の説」。違うか。ラストで行きつけの店に伴う、物言わぬ女性の微笑。人生における成功とは何か。
17.夜霧の港 @シネマヴェーラ
18.フィメール @シネマヴェーラ
19.キーラーゴ @シネマヴェーラ
★20.のんき大将 @シネマヴェーラ
> ルイス・ブニュエル「のんき大将」ヴェーラ。ジャック・タチの映画だと思って観に行ったらブニュエルのメキシコ時代。それ以上によく出来たほのぼのコメディでびっくり。たとえば小沢昭一の「大出世物語」あるいは日活の「サラリーマン物語」シリーズのようなSPものを思い出す感触。めでたしめでたし。

21.大江戸評判記 @ラピュタ阿佐ヶ谷
22.美男の顔役 @ラピュタ阿佐ヶ谷
23.半七捕物帳 三つの謎 @ラピュタ阿佐ヶ谷
24.花の折鶴笠 @ラピュタ阿佐ヶ谷
25.丹下左膳 乾雲坤龍の巻 @ラピュタ阿佐ヶ谷
26.無法の宿場 @ラピュタ阿佐ヶ谷
27.次郎長と小天狗 殴り込み甲州路 @ラピュタ阿佐ヶ谷
28.牙狼之介 @ラピュタ阿佐ヶ谷
> 先週に引き続き、本日もラピュタ阿佐ヶ谷で東映時代劇を4本連続で。この特集、前半をまったく観なかったことを後悔している。いつも映画の内容や俳優の感想ばかりなので、きょうは音楽についてメモ。でも東千代之介はやっぱり大好き。ヤング北大路欣也と里見浩太朗はメイクが同じで区別がつかないな。
> 加藤泰『丹下左膳 乾雲坤龍の巻』音楽:鏑木創。パーカッションを多用した音楽は良かったが、トロンボーンやチューバを重ねてサスペンスを作り出す音楽は池野成の完成度には遠く及ばず。この素晴らしい作曲家にも下手だった時代があった、というのは発見。
> 深田金之助『無法の宿場』音楽は鈴木静一と並んで時代劇ではよく名前を見る作曲家・高橋半。コントラバスを加えた小編成のストリングスによる無調音楽。それもユニゾンで押し通す。ドラマに寄り添う沈鬱なスコア。
> マキノ雅弘『次郎長と小天狗 殴り込み甲州路』音楽:服部良一。米山正夫ほどのユーモアもスウィング感もないが、ジェリー藤尾の歌をフィーチャーした親しみやすい音楽。さすがは大御所。
> 五社英雄『牙狼之介』音楽:津島利章。映画は黒澤明につよく影響を受けたマカロニウエスタンをふたたび時代劇に戻したような演出。それゆえ音楽もハーモニカなどを多用したモリコーネふう。たとえ下敷きがあってもじつに良くできた職人芸の劇伴音楽!

29.学生情婦・蜜の味 @シネマヴェーラ
30.中山あい子「未亡人学校」より 濡れて泣く @シネマヴェーラ
31.団鬼六 少女人形 @シネマヴェーラ
32.襲られる @シネマヴェーラ
33.覗かれた情事 @シネマヴェーラ
★★34.おんなの細道 濡れた海峡 @シネマヴェーラ
> ずっと「こんな大傑作をいままで観逃していたなんて!」と言ったりしていたけれど、老い先短いのでこれからは「生きてる間に観られて大ラッキー!」と考えることにする。まったく知らなかった桐谷夏子という女優が素晴らしい。石橋蓮司、三上寛、草薙幸次郎。男たちもみな良い顔。感動のみちのくロードムーヴィー。

★35.カンバーセイション -盗聴- @目黒シネマ
36.ハメット @目黒シネマ
37.勢揃い関八州 @ラピュタ阿佐ヶ谷
38.女犯破戒 @ラピュタ阿佐ヶ谷
39.大喧嘩 (おおでいり)@ラピュタ阿佐ヶ谷
40.牙狼之介 地獄斬り @ラピュタ阿佐ヶ谷
41.私の中の娼婦 @シネマヴェーラ
★★42.実録エロ事師たち 巡業花電車 @シネマヴェーラ
> 監督、林功。脚本、田中陽三。殿山泰司のアイドル映画。星まり子が最高に素晴らしい。武智豊子、二條朱実、牧れいこ、浜口竜哉、五條博、榎木兵衛、出演者すべて憶えておきたくなる映画。

43.官能の檻 @シネマヴェーラ
44.性教育ママ @シネマヴェーラ
45.我が人生の最悪の年 @目黒シネマ
46.遥かな時の階段へ @目黒シネマ
47.罠 -the trap- @目黒シネマ

3月
48.黒い下着の女 @シネマヴェーラ
★49.おんなの細道 濡れた海峡 @シネマヴェーラ
50.欲情の季節 蜜をぬる18才 @シネマヴェーラ
★51.名もなき者 @T-Joy品川
> 今週末からしばらく映画を観る時間が取れなくなるので、「名もなき者」を観てきた。ほんの数年前にようやくディランの素晴らしさに気づいて、また同じ頃から弾き語りを行うようになった自分は、他ではなくいま観ることが出来てラッキーだった。ひとつ。去年観たレナード・バーンスタインの伝記映画と構成がひどく似ている、と思った。まさに「名もなき者」だった若者が、音楽で世界的な名声を手に入れる輝かしい前半と、成功したにもかかわらず苦いトーンに彩られる後半。自分がいちばん素晴らしいと思ったのはジョニー・キャッシュから届いた称賛の手紙を読む場面。あの歓びに共感できる人はつまり。

52.人斬り笠 @ラピュタ阿佐ヶ谷
53.五人の賞金稼ぎ @ラピュタ阿佐ヶ谷
54.勢揃い清水港 @ラピュタ阿佐ヶ谷
> 映画にノレないときはたいてい夕飯のことを考えている。きょうラピュタで観た3本の東映時代劇の中ではいちばんマシだった「人斬り笠」で山城新伍が何か白いおかずで飯を食う場面を観て、むかし友達が作ってくれた「しらすのナムル」を思い出す。スーパーで買ったしらすに胡麻油を垂らすだけだが美味。

55.映画を愛する君へ @キノ札幌
> A.デプレシャン「映画を愛する君に」キノ札幌。時間潰しに観た「映画に関するエッセイ」の映画。とりとめのない十数章。終章、映画作家を志す青年が「大人は判ってくれない」を再見する話。カフェで遭遇したマチュー・アマルリックに誘われるように劇場へ。「なりたいのは評論家じゃないんだ」泣いた。

★56.鬼軍曹ザック @シネマヴェーラ
57.折れた銃剣 @シネマヴェーラ
58.演説の夜 @シネマヴェーラ
59.報道前線 @シネマヴェーラ
60.アリゾナのバロン @シネマヴェーラ
61.地獄への挑戦 @シネマヴェーラ
62.パークロウ @シネマヴェーラ
63.柳ヶ瀬ブルース @ラピュタ阿佐ヶ谷

4月
★★64.翼に賭ける命 @恵比寿ガーデンシネマ
> ダグラス・サーク「翼に賭ける命」恵比寿ガーデンシネマ。ヒロインの美貌が物語を牽引する、オレの最も好みのタイプの映画。2つの作品を連想。いま上映中の原節子「慕情の人」辱めに遭う麗人。そしてなぜか「欲望という名の電車」。いつもながらロック・ハドスンが素晴らしい。ノックアウトされた。

65.パリのランデヴー @早稲田松竹
66.木と市長と文化会館 @早稲田松竹
★67.間奏曲 @恵比寿ガーデンシネマ
> ダグラス・サーク「間奏曲」恵比寿ガーデンシネマ。先週の「翼に賭ける命」の感動を求めて。秀作ながらメロドラマに酔うとまでは行かず。主演のジューン・アリスンの顔はジェーン・ワイマンと同じく監督の好みなのか。あるいはこの作家も主演男優を女優と捉える人?なぜか千葉泰樹の香港ロケ作を連想。

68.ビーキーパー @新文芸坐
69.日本悪人伝 @ラピュタ阿佐ヶ谷
70.帰っておいでチェリー @ラピュタ阿佐ヶ谷
★71.赤線飛田遊郭 @神保町シアター
> 西村昭五郎「赤線飛田遊郭」神保町。小粒な、小粒な映画ながら大いに見応えあり。遊郭のセット、美術が秀逸。坂本長利、高橋明、影山俊英、益富信孝、男優陣も勢揃い。南寿美子にも驚く!片桐夕子もオレには本作が最高。何より星まり子の素晴らしさ。はやくも今年の「かんぺ大賞」女優賞は決めた!
> 冒頭とラストのナレーションが芦屋雁之助だったらパーフェクトだったにゃー。

72.あゝ予科練 @ラピュタ阿佐ヶ谷
73.日本悪人伝 地獄の道連れ @ラピュタ阿佐ヶ谷
74.実録 飛車角 @ラピュタ阿佐ヶ谷

5月
75.神探大戦 @新文芸坐
76.滝の白糸 @ラピュタ阿佐ヶ谷
77.嵐の講道館 @ラピュタ阿佐ヶ谷
78.女は抵抗する @ラピュタ阿佐ヶ谷
79.アパッチの太鼓 @シネマヴェーラ
80.血ぬられし爪あと @シネマヴェーラ
81.征服されざる西部 @シネマヴェーラ
82.鎮花祭 @ラピュタ阿佐ヶ谷
83.薔薇の木に薔薇の花咲く @ラピュタ阿佐ヶ谷
84.息子の結婚 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★★85.拳銃王 @シネマヴェーラ
> ヘンリー・キング「拳銃王」ヴェーラ。いつのまにか西部一の早撃ちとなって、どこの街でも若者に絡まれる男が、故郷に戻りかつての恋人と息子にひと目会うためにそわそわ酒場で待つ。小粒ながら映画の面白さ素晴らしさの全てを持つ大傑作★★★グレゴリー・ペックがなぜか健さんや「竜二」とダブる。
> 冒頭、さっそく主人公に絡んでくるチンピラを演じるのはロバート・アルドリッチ映画の常連、リチャード・ジャッケル。若い!来週、もう一度観たい。心から好きになってしまった映画。

86.復讐の荒野 @シネマヴェーラ
87.死の砂塵 @シネマヴェーラ
★★88.銀座のぼんぼん @ラピュタ阿佐ヶ谷
> 瑞穂春海「銀座のぼんぼん」ラピュタ。感想ツイートを見たら皆さま辛口で驚く。最近、異色作『鎮花祭』を観たが監督本来の持ち味はこのテイストだし、その一連の作品の中でも出来の良い1本。千葉泰樹や番匠義彰と並べたい作家。終盤、羽田空港の見送りの場面でおなじみの結末、かと思えばその後があって大団円。

89.女が愛して憎むとき @ラピュタ阿佐ヶ谷
90.廃墟の群盗 @シネマヴェーラ
91.大砂塵 @シネマヴェーラ
92.星を持つ男 @シネマヴェーラ
93.最後の一人まで @シネマヴェーラ
94.平原の待伏せ @シネマヴェーラ

6月
95.温泉女医 @ラピュタ阿佐ヶ谷
96.旗本退屈男 @丸の内TOEI
★97.赤穂浪士 @丸の内TOEI
98.さすらいの旅路 @NFAJ
★★99.やっちゃ場の女 @ラピュタ阿佐ヶ谷
> 木村恵吾「やっちゃ場の女」ラピュタ。二度目。これはやはり旧作邦画の「もじり」なのか?たとえば小津の映画を裏返して45回転でプレイしたようなおかしみ。最高のお通夜の描写。花火の夜の物干し場。隅田川の乗合船。日本映画の記号に溢れた演出。本作品で特集を結ぶラピュタの粋なセンスに脱帽。

★100.ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家 @映画美学校試写室
> 早起きしたので試写へ。ありがちな音楽ドキュメンタリーだが、制作者自身がこの音楽家の音楽に心酔したことが伝わるので成功した。さすが20世紀半ばの音楽家だけあって夥しい数のフッテージ。この音楽家の持ち味である「目眩くような」イメージは編集にも反映されている。もう一度、観に行くつもり。
> 素晴らしかったのは、リハーサルで譜面が揃っていないことに癇癪を起こす場面。オケの演奏の酷さを詰るときの「作曲したこのオレが言ってるんだ!」という言葉。ああ、この天才も現場ではクソ爺いなんだ、と思ったら泣いていた。そして定規で線を引き、鉛筆で譜面を書く場面。電気鉛筆削りに感動した。

101.迷宮の女 @シネマヴェーラ
102.冬の旅 @シネマヴェーラ
> アニエス・ヴァルダ「冬の旅」ヴェーラ。ケリー・ライカートと響きあう映画たち、という特集の1本として、ようやく観賞。引き込まれるままに観たが後味は良くない。ケリー・ライカートって、どこかもうちょっと「つげ義春」というか、ほっこりほのぼの、おポンチなのでは。映画には夢と笑いを。

★★103.聖なる酔っぱらいの伝説 @シネマヴェーラ
> エルマンノ・オルミ「聖なる酔っぱらいの伝説」ヴェーラ。本日も「ケリー・ライカートと響きあう映画」へ。長らく見逃していた大傑作。もちろん夢も笑いもあり。観ながら芥川比呂志の「熱愛者」を思い出す。つまりルドガー・ハウアーのアイドル映画。ハンサムなホームレスとストラヴィンスキー。★★★
> この映画を観ていて「熱愛者」の芥川比呂志とは別にもうひとり思い出したのが、かつて弊社で2枚のアルバムを出した岩村学のこと。彼もまた美男にして紳士、でもややタチの悪い酔漢だった。今年2月、福岡で兄上と会ったらすっかり軀を悪くして注射器を携行する生活、とか。シラフならまた会いたいが。

104.ミークス・カットオフ @シネマヴェーラ
★105.バッドランズ @新文芸坐

7月
106.日本一の岡っ引 @NFAJ
★★107.伊太八縞 @NFAJ
> 中川信夫「日本一の岡っ引」「伊太八縞」NAFJ。岡っ引、は爆睡。後者のヒロインはあの水上怜子なのか、と目が覚めた。惚れているのに勝気なポーズを崩さぬ、若いときの岡田茉莉子がやりそうなキャラ。大暴れ大立ち回りしなくては恋心を表せぬ黒川彌太郎。傑作。映画の黄金時代は1930年代だったのか。

108.ライフ・ゴーズ・オン @シネマヴェーラ
★109.初恋 @新文芸坐
> 「初恋」新文芸坐。10代の頃に知った映画を66歳にして鑑賞。スヴェン・ニクヴィストの撮影というがその美しさより、まるで16ミリをブロウアップしたような「70年代の洋画ポルノ」の如き画質に驚く。それがけっして悪くない、何か郷愁をつよく刺激する感じ。フォーキーな音楽。B級感。記号に酔う90分。

110.探偵 スルース @新文芸坐
★111.トラック野郎 望郷一番星 @新文芸坐
112.トラック野郎 男一匹桃次郎 @新文芸坐
★113.トラック野郎 御意見無用 @新文芸坐
114.修羅場の人間学 @神保町シアター
115.トラック野郎 爆走一番星 @新文芸坐
116.行き止まりの挽歌 ブレイクアウト @神保町シアター
117.東京日和 @神保町シアター
118.網走番外地 @ラピュタ阿佐ヶ谷
> 日活版。主演は小高雄二。

119.この三人 @シネマヴェーラ
120.巨人登場 @シネマヴェーラ
121.西部の男 @シネマヴェーラ
122.偽りの花園 @シネマヴェーラ
123.デッド・エンド @シネマヴェーラ
★124.大当たりの恋 @シネマヴェーラ
> ウィリアム・ワイラー「大当たりの恋」ヴェーラ。宝くじを当ててNYのホテルのスイートにひとり滞在する娘と、おせっかいなベルボーイ(実は王子)の喧嘩ロマンス。まるで少女マンガながら映画はコレでなくちゃ、と思ったが、コレはつまり「ローマの休日」の習作なのか!最高にチャーミングなラブコメ。

125.グッド・フェアリー @シネマヴェーラ
126.黄昏 @シネマヴェーラ
127.恋のからくり @シネマヴェーラ
128.ハードコアの夜 @シネマート新宿

8月
129.家に三男二女あり @NFAJ
130.テロリズムの夜 パティ・ハースト誘拐事件 @シネマート新宿
131.私は死にたくない @シネマート新宿
> 皆さま過大評価では?と思いつつオレも毎週出掛ける「新宿ハードコア傑作選」、本日の「私は死にたくない」も以前から観たかった作品ながら、このくらいならヴェーラで観たアイダ・ルピノやノワール特集に軍配が。それにしても、のジェリー・マリガン推し。コレも実話?ご当人は恥ずかしかったのでは。

132.都会の奔流 @NFAJ
133.心の太陽 @NFAJ
134.夜の配当 @神保町シアター
135.ライフ・イズ・ビューティフル @新文芸坐
★★★136.F1 エフワン @T-Joy品川
> 本日ようやく鑑賞。ロードショーに間に合った、と思ったらIMAXでも再上映とは。最初はカーレース版「あぶさん」かと思って観始めたら、なぜか山本周五郎原作で長門勇の「道場破り」で記憶のルーレットが止まりました。まさに昔観た映画の感触。ライバルのJPくんのキャラがちと弱いのかも。傑作★★★

137.キング・オブ・ニューヨーク @シネマート新宿
> A.フェラーラ「キング・オブ・ニューヨーク」シネマート新宿。この映画で特筆すべきは「アフレコをやめてみました」というほど環境音や周囲のノイズを際立たせたサウンドかも。パーティーのヒップホップも壁を越えて聞こえるような現場の音。作品はC.ウォーケン主演のVシネマ。でも楽しんだ。

9月
138.バレリーナ @T-Joy品川
139.かちこみ!ドラゴン・ファイア・ゲート @新文芸坐
140.レイジング・ファイア @新文芸坐
141.フェリスはある朝突然に @新文芸坐
142.バーバラ・デイン 七転八起の歌手 @角川シネマ有楽町
143.高原の駅よさようなら @シネマヴェーラ
★144.櫻の園 @新文芸坐
> 中原俊「櫻の園」新文芸坐。始まってすぐコレはオレが観てはいけないヤツかもと後悔する。痛い話と痛い芝居。痛いなー、と思いつついつの間にか引き込まれ、後半ワンシーンだけ登場する南原宏治の芝居の巧さで涙腺決壊。けっきょくこの傑作を生んだ脚本家や監督、制作者にただ嫉妬していたのかも。★★

10月
★★145.雪夫人絵図 @シネマヴェーラ
★146.playback @シネマヴェーラ
> 村上淳と菅田俊、渋川清彦ら俳優の魅力に引っ張られるまま、最後まで。俳優の役を演じる村上淳が結婚式場のロビーでファンに話しかけられる場面が忘れ難い。

147.893タクシー @シネマヴェーラ
148.不滅の熱球 @神保町シアター
149.トラン・ブーラン 月の光 @シネマヴェーラ
★150.暴力の王者 @シネマヴェーラ
151.坊ちゃんの特ダネ記者 @シネマヴェーラ
★152.新・己が罪 @シネマヴェーラ
★153.大東亜戦争と国際裁判 @シネマヴェーラ
154.三等社員と女秘書 @シネマヴェーラ
155.人形佐七捕物帖 腰元刺青死美人 @シネマヴェーラ
156.駈出し社員とチャッチャ娘 @シネマヴェーラ
★157.こころ妻 @シネマヴェーラ
158.東京の夜は泣いている @シネマヴェーラ
159.死刑囚の勝利 @シネマヴェーラ
★160.博徒斬り込み隊 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★161.ホワイト・ストーム @新文芸坐
★162.バース・オブ・ザ・ドラゴン @新文芸坐
> 新文芸坐で「バース・オブ・ザ・ドラゴン」大傑作!スターになる前の、米国でカンフーを教えていたブルース・リーと少林寺から米国に視察?に来たウォン・ジャック・マンとの対決。「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」的な実話インスパイアのフィクション。これぞ娯楽映画!観ることが出来てラッキー。
> 「バース・オブ・ザ・ドラゴン」前半はブルース・リーの方が高慢チキな若造、いっぽうウォンは「イップマン」にも似た高潔な自己抑制の人として描かれる。ウォン役の思慮深い岡本信人みたいなシア・ユイという俳優が最高。エンドロールの最後に監修?としてジャック・マンの名前があって口あんぐり。

163.ジャジャ馬娘 婿取り合戦 @シネマヴェーラ
164.東京ロマンス 重盛くん上京す @シネマヴェーラ
★165.麗春花 @シネマヴェーラ
★166.ギャング対ギャング 赤と黒のブルース @ラピュタ阿佐ヶ谷
167.テイク・アウト @早稲田松竹
168.プリンス・オブ・ブロードウェイ @早稲田松竹
169.フォー・レター・ワーズ @早稲田松竹
> ショーン・ベイカー「フォー・レター・ワーズ」早稲田松竹。高校卒業2年目の同窓会パーティー。お目当ての女子が帰ってしまい、残った男子がハメを外す午前3時半。エロ話。恋バナ。将来の話。退屈な流れですっかり寝落ちしていたら、帰ったはずの女子が2階の部屋に。そこで観客のオレも目が覚める!
> きょうは早稲田松竹でこの監督の作品を続けて3本鑑賞したが、3本すべてに登場人物が激しく嘔吐する描写が出てきて、3本目はさすがにウンザリした。ちなみにこの作家のことは先週ヴェーラで会ったひよこさんが大推薦してくれたので観た。観たのだが。

170.大吉ぼんのう鏡 @シネマヴェーラ

11月
★171.不安 @シネマヴェーラ
★172.やくざと抗争 @ラピュタ阿佐ヶ谷
> 安藤昇演ずる主人公の役名は「爆弾マッチ」。佐藤純彌特集の常連、渡辺文雄が「マッチくん」という場面が好き。今回もヒロインは藤浩子なのがうれしい。

★173.ナチュラル @新文芸坐
174.やくざと抗争 実録安藤組 @ラピュタ阿佐ヶ谷
175.トルコ行進曲 夢の城 @ラピュタ阿佐ヶ谷
176.暗黒街シリーズ 荒っぽいのは御免だぜ @ラピュタ阿佐ヶ谷
177.リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界 @新文芸坐
178.密告 @ラピュタ阿佐ヶ谷
179.潮騒 @シネマヴェーラ
180.燈台 @シネマヴェーラ
181.純白の夜 @シネマヴェーラ
★182.赤い風船 @シネマート新宿
183.白い馬 @シネマート新宿
★184.素晴らしい風船旅行 @シネマート新宿
> ある場面でとつぜん市川崑「太平洋ひとりぼっち」を連想する。どちらも航行記の話。ジャック・ドゥミが助監督だったとは。

★185.フィフィ大空をゆく @シネマート新宿
★186.TOKYOタクシー @T-Joy品川
> 「TOKYOタクシー」T-Joy品川。悪くない映画だった。今年、母を介護付き老人ホームに入れ、まもなく母を亡くした自分にはかなり響いた。キムタクは松竹映画が似合うのかも。でも倍賞千恵子の若いときが蒼井優なの?そしてエンドロール「まいばすけっと」なフォントの山田洋次、の文字。アレは?

★187.港のひかり @T-Joy品川
> 藤井道人「港のひかり」T-Joy品川。舘ひろしを観に行ったのだから大満足。東映で健さんでアウトレイジな映画だったが、途中でもしかしてこれはクリント・イーストウッド作品みたいになる?と期待した。でもそうはならず。見どころは号泣する舘さん。渡哲也そっくりな舘さん。
> 「港のひかり」で因縁の刑事を演じた市村正親の声が観世栄夫にそっくり、と思っていたら顔もちょっと似ていた。

188.旅と日々 @ヒューマントラストシネマ渋谷
189.星と月は天の穴 @松竹試写室
> この映画のことは『群像』の連載に書いたので読まれたし。

190.乾杯!ごきげん野郎 @ラピュタ阿佐ヶ谷
191.実録安藤組 襲撃篇 @ラピュタ阿佐ヶ谷

12月
192.ミスター・モト 才気煥発! @シネマヴェーラ
★193.黒い天使 @シネマヴェーラ
> R.W.ニール「黒い天使」ヴェーラ。歌手の妻を殺された作曲家と、殺人の嫌疑をかけられた男の妻がピアノと歌のコンビを組み、真犯人に迫る。妻にも新しい恋人にも選ばれぬソングライターのダン・デュリエ。けれども失意の先にはさらに大きなどんでん返しが。複雑な味のノワールだった。

★194.下町の太陽 @神保町シアター
> 神保町シアターで山田洋次「下町の太陽」2度目。以前、ラピュタで観たフィルムの方が断然よかったが、話が進むにつれ気にならなくなる。今回は池田正義という作曲家の器用な仕事ぶりに驚く。現代音楽ふう、シネジャズ、木下忠司ばりの歌謡スコア、どれも巧くて、また見事に繋いでいた。やっぱり名作。

195.スプリングスティーン 孤独のハイウェイ @新宿ピカデリー
> 新宿にハシゴしたのは「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」という映画を観るため。昼間にキングジョーさんの感想を読みピンときて鑑賞。「ネブラスカ」期の鬱モードSSW。TEAC144とソナーのグロッケンシュピール。爆音でスーサイドを聴くボス。掟ポルシェさん必見の場面。観てよかったが★は無し。

★196.ジャグラー/ニューヨーク25時 @シネマート新宿
★★197.網走番外地 @目黒シネマ
> ずっと観逃していた、とあるシリーズ映画の第1作。正直、シリーズ後半のはあまり好みではなかったから毎回また今度、と見送っていた。きょう偶然観た第1作、コレとんでもない傑作だったんですね。モノクロ、脱獄、猛スピード、、ロバート・アルドリッジみたい、、いやー、オレに映画を語る資格なし!

★198.網走番外地 北海篇 @目黒シネマ
★199.ル・ミリオン @早稲田松竹
200.幕間 @早稲田松竹
★201.巴里の屋根の下 @早稲田松竹
> 早稲田松竹で「ル・ミリオン」「幕間」「巴里の屋根の下」。日本人なら黒澤、小津、溝口、成瀬、小林、当然みな違うと思うのに、海外の鑑賞者には大きく同じに見える感じ。オレもきょうルネ・クレールを観ていて作家以上に国民性などを観ていたような。トリュフォーやゴダールとどこが違う?みたいな。

★202.プロセキューター @新文芸坐
203.ジャコ萬と鉄 @目黒シネマ
★204.狼と豚と人間 @目黒シネマ
205.故郷 @神保町シアター
★206.同胞 @神保町シアター
★★207.遥かなる山の呼び声 @神保町シアター
> 神保町で倍賞千恵子と山田洋次3本。「故郷」「同胞」「遥かなる山の呼び声」元ピチカートV、そのあと松竹に入った佐々木麻美子さんの話ではこの監督は高学歴の人としか話さないそう。分かるような分かりたくもないような話。でも低学歴なので網走へ向かう列車の中のハナ肇の芝居にやはり号泣。前半のハナ肇の使い方があざとい。ここで泣かせるための前半のキャラ設定だったのか。

★★208.残菊物語 @神保町シアター
> 大庭秀雄版。

209.L’amant ラマン @ラピュタ阿佐ヶ谷
★210.殺し屋のプロット @キノシネマ新宿
★★211.残菊物語 @神保町シアター
> 溝口健二版。主人公の幼なじみでそのカムバックを手助けする福助、という、おいしい役どころ。大庭秀雄版では津川雅彦が演じていたが、溝口健二版では高田浩吉。ただ観始めてからしばらくは高田浩吉だと判らず、田浦正巳にそっくりなこの役者は誰?と考えていた。2時間半という長尺のこの映画を楽しむことができたのだから、『国宝』の劇場での鑑賞にも挑戦してみたいが。

212.落語家の業 @ユーロスペース
> 寒空はだかさんが応援ゲストの夜。大盛況。最前列のいちばん右端の席で鑑賞。大いに楽しんだけれども、これは映画と言って良いのかな。。
> ブラック師匠が東京をはなれて数年間、名古屋の大須演芸場を活動の舞台とする、その出発の日の、自分の名前での落語会をやっていると、毎回お客さんになにか持って帰ってもらわなくては、という気持ちが重荷になってくる、という言葉。渋谷オルガンバーでのマンスリーのパーティーを辞めたオレ、うまくもないのに隔月で大物ゲストを招いて「弾き語り二人会」などをやっているアタクシにはがーん、と鳴り響いた。

★★213.ジェイ・ケリー @新文芸坐
> なぜかシネマート新宿でこの映画のポスターを見たときから、これは観なくては、と思っていた。予感はやはり的中。オレには大傑作だった。先週末の取材で今年良かった映画は、と尋ねられ「エフワン」と答えたがコチラにします。ラストの台詞で泣く。
> 観ながら思い出していたのはフェリーニ「8 1/2」、なぜか「賭博師ボブ」、なぜか「ファイブ・イージー・ピーセス」そして「私は仕事では成功したが、人生には失敗した」という、あの音楽家の言葉。50年遅れてきたアメリカン・ニュー・シネマ。そんなことも考えた。
> 「ジェイ・ケリー」トリュフォーの名前が出ていたが、ウディ・アレンのことも連想。「サリヴァンの旅」を思い出した、という意見を聞いてびっくり!全然整理できないが、これは映画についての映画。幸福な家庭を築くことに失敗した人の映画。芸能人とマネージャーについての映画。身につまされた老人。



 今年の1本、とか、監督賞、主演女優賞、など選ぶのは、のむみちさん主宰の『かんぺ大賞』の締め切り日まで保留、としておく。でも女優賞はやっぱり星まり子さんかな。皆さま、今年もよろしくお願いいたします。
イラスト / 山本アマネ