映画メモ・2022

 元日、年が明けて渋谷「オルガンバー」と下北沢「リヴハウス」でDJをさせていただいた。下北沢リヴハウスには同じく下北沢で「アップステアーズ・レコーズ&バー」というお店を開いている、ひよこさん、こと永友慎さんが来てくださった。オレのDJを聴いていてくださったのかどうかは分からないが、出番を終えた後で乾杯すると「今年の映画初めはどこですか?」と尋ねてくださった。そうですねえ、やっぱりシネマヴェーラかな、、と答えたら、はじめてお会いする若い方がじぶんに声をかけてきたので、会話はそこで途切れてしまった。
 2022年は映画を観に行く回数が大幅に減ってしまった。旧作映画を愛する諸先輩たちは、以前観てしまった作品も二回目、とか二巡目、ときには今週二回め、などと楽しそうに劇場に駆けつけていらっしゃるけれど、こちらはまだ名画座で未見の作品を追いかけるだけで精一杯、封切作品などいよいよ遠ざかってしまうようになった。とはいえ、こちらはべつに映画を研究しているわけではなく、ただ楽しみのために観ている。そして去年もいくつか本当に素晴らしい映画に出会うことができたのだから、それで良いと思っている。本年は前口上を短めに切り上げる。



1月
1.ステキなパパの作り方 @シネマヴェーラ
2.結婚式のメンバー @シネマヴェーラ
★★3.ゲアトルーズ @イメージフォーラム
★4.次郎長三国志 @ラピュタ阿佐ヶ谷
5.ファイト・クラブ @新文芸坐
6.未来世紀ブラジル @新文芸坐
7.夫婦善哉 @神保町シアター
8.黄色いからす @神保町シアター
9.続 次郎長三国志 @ラピュタ阿佐ヶ谷
10.サラリーマン物語 勝って来るぞと勇ましく @ザムザ阿佐谷
★★11.一人息子 @新文芸坐
★12.家内安全 @新文芸坐
★★13.をぢさん @新文芸坐
★14.むすめ @新文芸坐
15.南太平洋の若大将 @新文芸坐
16.エレキの若大将 @新文芸坐
17.喜劇 競馬必勝法 一発勝負 @新文芸坐
18.ちょっとフランス風 @シネマヴェーラ
19.モルナール船長 @シネマヴェーラ
★20.禁男の砂 @新文芸坐
★★21.伊豆の娘たち @新文芸坐
★22.奇跡 @イメージフォーラム
★23.火の鳥 @シネマヴェーラ
24.花くれないに @シネマヴェーラ
25.怒涛の兄弟 @シネマヴェーラ
26.お祭り野郎 魚河岸の兄弟分 @ラピュタ阿佐ヶ谷
27.殺されたスチュワーデス 白か黒か? @シネマヴェーラ
★28. 青色革命 @シネマヴェーラ
★29.まごころの花ひらく 女給 @シネマヴェーラ

★★30.城ヶ島の雨 @シネマヴェーラ
> 猪俣勝人「城ヶ島の雨」ヴェーラ。いわゆる歌謡映画かと思って観たら嬉しい拾い物だった。主人公と大学の友人の男女4人が船に乗って、女学生2人がロシア民謡を歌うところである映画を連想して、あとは夢のような時間が続く。狙わずに作られてしまったヌーヴェル・ヴァーグ。森今日子さんファンは必見!

★★31.クライ・マッチョ @T-Joy 品川

2月
32.丹下左膳 @神保町シアター
★33.愛のきずな @ラピュタ阿佐ヶ谷
★★34.野獣の青春 @シネマヴェーラ
35.殺したのは誰だ @シネマヴェーラ
★36.偶然と想像 @ル・シネマ
37.肉体の密輸 @シネマヴェーラ
38.女子寮祭 @シネマヴェーラ
39.十代の罠 @シネマヴェーラ
40.花嫁の抵抗 @ラピュタ阿佐ヶ谷
41.抱かれた花嫁 @ラピュタ阿佐ヶ谷
42.哀愁の園 @シネマヴェーラ
43.LAST SCENE @国立映画アーカイブ
★44.橋 @ラピュタ阿佐ヶ谷
45.空かける花嫁 @ラピュタ阿佐ヶ谷
46.可愛い悪魔 いいものあげる @神保町シアター

★47.新家庭問答 @ラピュタ阿佐ヶ谷
> 番匠義彰「新家庭問答」ラピュタ阿佐ヶ谷。淡島千景と佐野周二の夫婦の住む家の応接間のカーテンやTVの下に敷いたファブリックの柄が「橋」の細川俊夫の書斎や「空かける花嫁」の有馬稲子の部屋のカーテンの柄と同じだった。ひよこさんが指摘していたが、この映画でも原水爆問題に言及していた。傑作。

48.太平洋航空作戦 @シネマヴェーラ
> シネマヴェーラで「太平洋航空作戦」という映画。真珠湾攻撃から間もない時期、ガダルカナルで作戦遂行する米兵たちの話。いま世界中の人々から攻撃されているあの国の大統領。でも真珠湾攻撃直後の日本も同じくらい、いやもっと非難されてたに違いない。かつて中国、ロシア、米国と戦争した国。

> 坪島孝「愛のきずな」女性問題で左遷、送別会で荒れる堺左千夫。
中平康「殺したのは誰だ」賭けビリヤードでカモる波多野憲。
阿部豊「肉体の密輸」豆腐屋になりすます柳瀬志郎。
吉村廉「哀愁の園 」下衆な下條正巳と色悪・相原巨典。ストリッパーのヒモで優男の天本英世。
番匠義彰「空かける花嫁」算盤に強いバーテン高野真二。2月。

3月
★★49.ラスティ・メン @シネマヴェーラ
> ニコラス・レイ「ラスティ・メン」シネマヴェーラ。例によってきちんと解説も読まずに観て、あまりの素晴らしさにノックアウトされた。まだ全然咀嚼出来ないが、クリント・イーストウッドと70年代ニューシネマを追いかけて都内の映画館に行くようになった二十代前半の自分にはど真ん中の映画だった。
> とにかくロバート・ミッチャムとスーザン・ヘイワードから目が離せないが、物語は自分が考える結末ではなかった。「彼らは廃馬を撃つ」のホレス・マッコイが脚本で参加。頬傷の男の妻を演じた女優の風貌。なぜか「博奕打ち・総長賭博」を、そして大学時代の友人、栗原浩を思い出す。
> ロバート・ミッチャム演ずる元ロデオ・チャンピオンのジェフと、アーサー・ハニカット演ずる旧友ブッカーの会話。
「ジェフ、頼みがあるんだ」
「金のことか?」
「ああ、前に借りた分も返してないが」
「覚えてるならいいんだ。ほら、貸すよ」

★50.恋とのれん @ラピュタ阿佐ヶ谷
51.素晴らしき十九才 @ラピュタ阿佐ヶ谷
52.女の秘密 @シネマヴェーラ
53.ラケット @シネマヴェーラ

54.化粧 @神保町シアター
> 以前、名画座に集う人々を怖がらせた「笑うようなところではない場面でとつぜん大笑いする」男。最近、遭遇しないのはこちらが以前より劇場に行く回数が減ったからか。池広一夫「化粧」という映画で竹脇無我が池上季実子と接吻する場面で「無我夢中」という言葉が頭の中に浮かび、その男を思い出す。

★55.ふりむいた花嫁 @ラピュタ阿佐ヶ谷
56.渦 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★57.のれんと花嫁 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★58.三人娘乾杯! @ラピュタ阿佐ヶ谷
59.スケコマシの掟 “SEX”放浪記 @ラピュタ阿佐ヶ谷

★60.阿修羅のごとく @神保町シアター
> 初めて大竹しのぶという女優を素晴らしいと思った。先日、六本木ミッドタウンの写真展で見た落語家・桂伸治にそっくりな顔をしてみせたこの女優を最高のコメディエンヌに仕立て上げた監督の手腕。もっと早く観るべき映画だった。
> むかし、ある場所にジャック・タチと北野武の映画の共通点を書いたことがある。ワンシーンごとにオチをつけたコントを積み上げてストーリーを作っていく手法。その2人の間にチャップリンを置くと解るはず。この映画も同じ演出スタイルだった。
> 無理だと分かっていて書くのだが、この物語をたとえば千葉泰樹や番匠義彰、あるいは滝沢英輔や斎藤武市が撮ったなら、と考えるのは映画ファンの楽しみ。
> 三女・滝子の結婚式が始まる直前、粗相をしてその場から去ろうとする四女・咲子夫婦に向かって、父親・仲代達矢がいうセリフ。
「待ちなさい。(ひとことあって)十年経てば、何もかも笑い話だ」

61.花の咲く家 @ラピュタ阿佐ヶ谷
62.性の完全犯罪 @ラピュタ阿佐ヶ谷
63.姉妹坂 @神保町シアター
★64.はだしの花嫁 @ラピュタ阿佐ヶ谷

★65.泣いて笑った花嫁 @ラピュタ阿佐ヶ谷
> 番匠義彰「泣いて笑った花嫁」ラピュタ阿佐ヶ谷。
・鰐淵晴子が抱える月光荘の赤い表紙のスケッチブック大判。
・桂小金治のセリフや動き。もしかしてアドリブ?というほど自然。小金治や大泉滉、佐野周二らを愛しすぎる監督。
・吉田輝雄の部屋のカーテン。
・再会も逢引も寺の境内。どの映画でも。

★66.明日の夢があふれてる @ラピュタ阿佐ヶ谷
> いちばん驚いたのは真理明美の美しくハスキーな声。短い登場場面だったからなおさら印象的だったのか。ひどい凡作だと思った渋谷実「モンローのような女」なども、もう一度観直さなくては。

67.好色日本性豪夜話 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★68.太陽を抱く女 @ラピュタ阿佐ヶ谷
69.パンティ大作戦 @ラピュタ阿佐ヶ谷
70.日本脱出 @シネマヴェーラ
71.京 @シネマヴェーラ
★72.熱海ブルース @シネマヴェーラ
73.大人と子供のあいの子だい @ザムザ阿佐谷

4月
74.見上げてごらん夜の星を @ラピュタ阿佐ヶ谷
75.駿河遊侠伝 賭場荒し @神保町シアター
76.青幻記 遠い日の母は美しく @シネマヴェーラ

★★77.ちょっと思い出しただけ @キネカ大森
> 松居大吾「ちょっと思い出しただけ」キネカ大森。ひよこさんにお薦めされていたので観たが、自分がいちばん好きなのはこういう映画だと思い出した。鈴木慶一さんの登場が素晴らしいアクセント。ひとりで観てよかった。もしかしたらデートで観てはいけない映画第1位かも。甘くて苦く、やっぱり甘い話。
> きょう行った映画館。受付で座席指定をするとき、自分がいちばん好きな最前列・スクリーンに向かって中央よりやや右寄りの2席だけが既に埋まっている。仕方なく最前列左寄りの席を選んだが、上映が始まっても例の席は客が来ない。椅子が壊れていた?観客は全部で3人。いや5人だったのか。

78.愛妻物語 @ラピュタ阿佐ヶ谷
79.丹下左膳 こけ猿の壺 @ラピュタ阿佐ヶ谷

★80.泉へのみち @ラピュタ阿佐ヶ谷
> 筧正典「泉へのみち」ラピュタ阿佐ヶ谷。
・まだ世間ずれしていない、清廉な人物を演じる藤木悠。
・森今日子がウェイトレスの喫茶店。毎日でも通う。
・有馬稲子に「いーっ」と言われる根上淳。こんなの誰だって抵抗できないはず。結局プロポーズしているし。さわやかな映画だった。

81.たそがれ清兵衛 @神保町シアター

★82.スパークス・ブラザーズ @T-Joy 品川
> 話題の音楽ドキュメンタリー映画。試写で観るのを我慢して劇場で。大好きなアーティストの足跡と、彼らの独自性と魅力を称えるファンたち。途中で何度か落涙したが、それにしてもこの手の映画ってどうしてこうどれも同じなの?いつも、コレなら劇場で観ることもなかった、と後悔する。
> 途中まで、コレはそういう衛星放送の音楽チャンネルで深夜にやってるドキュメンタリーのスタイルを真似て作ったジョークのような演出なのか、と思っていたが、残念ながらそうではなく。音楽の扱い方が上手い21世紀の監督だから、と大いに期待していたのだけど。
> それにしても素晴らしいのは、終始きわめて謙虚な態度で監督の質問に答える主役の兄弟ふたり。彼らは監督の熱い想いに打たれ、全てを甘受してこの企画に臨んだのだろうが、あの兄弟じしんに演出を任せたなら、遥かにクールな作品になったはず。
> そんなことを考えながら、いつか思い出していたのは小西康陽が作ったムッシュかまやつの「我が名はムッシュ」。あのとき、どんな不粋な提案も喜んで受け入れてくれた大先輩。いまでも顔から火が出るようなことばかり。とにかくやさしくおだやかな兄弟の話し方を見ていて、また思い出してしまった。
> そんな映画の作り方に関する不満はともかく、ロックを次のレヴェルにまで高めた彼らの圧倒的な素晴らしさ、全く妥協しない姿勢、何より諧謔のセンスに脱帽。自分の、過去に作った愚劣な作品を思ってしばらく、時間にして3時間くらい死にたくなった。
> 映画を観て再確認したのは、彼らがポップ音楽において、やはり「ソングライティング」ということを最も重要視していたこと。ほぼ3分半という枠の中で、どこまで独自の視点、独自のスタイルを作るか。コール・ポーター、バカラック-デイヴィッド、スモーキー。いちばん近いのはランディ・ニューマン?
> あの作詞作曲家と歌手のコンビが、バンドという形式で世に出たのがロックの時代。自分は東芝がアイランド・レーベルを獲得、二枚連続で出したLPを試聴して両方共買った。石坂敬一と今野雄二と中村とうよう。この街はぼくたち二人には狭すぎる。これが「天井桟敷の人々」の引用と知ったのは高校時代。

★★83.俺は待ってるぜ @ラピュタ阿佐ヶ谷
> 蔵原惟繕「俺は待ってるぜ」ラピュタ阿佐ヶ谷。ただただ美しい映画を観てしまって、いま涙が止まらずに困っている。気の利いた感想とか書いておきたいけれど、うまくいかない。出演者全員、これが代表作と言われても認めるだろう。これがデビュー作という監督の、その後の人生を思う。

★84.恋に踊る @シネマヴェーラ
85.暴行 @シネマヴェーラ
86.心と肉体の旅 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★87.道場破り @神保町シアター
88.アリス・ギィ短編集 @シネマヴェーラ
89.ナチに愛された女 @シネマヴェーラ

90.血と砂 @シネマヴェーラ
> シネマヴェーラで「アリス・ギィ短編集」無声映画の短編6本と、同じく彼女がノンクレジットながら演出したという長編の無声映画「血と砂」。全てのカットがフィックスで撮影されている。だが考え抜かれた演出と美術で紙芝居とか舞台演劇のような悪い印象は皆無。コレ、いまやったら新しいかも。
>「everything is fair at love and war」(恋と戦争では なんでもあり)
「アリス・ギィ短編集」の「変装」という映画の字幕より。
「I hate women ーbut one」(女は嫌いだ 一人を除いては)
「血と砂」の字幕より。主人公の闘牛士の台詞。

91.風の武士 @神保町シアター
>「あたしと信さんとは、ほんのすこしからだの交わりのある、ただの仲良しだものね」
大川橋蔵演じる主人公・名張信蔵が出奔するため久保菜穂子の扮する情婦・お勢以にあって別れを告げたときの台詞。

92.望まれざる者 @シネマヴェーラ

★★93.我等は楽しく地獄へ行く @シネマヴェーラ
> ドロシー・アーズナー「我等は楽しく地獄へ行く」ヴェーラ。この劇場でシルヴィア・シドニーが出演する作品を沢山観たが、この映画の彼女はまるで現代のスターのような美しさ。1932年作?タイトルは乾杯するときの決まり文句。おとぎ話のような恋物語に暗い影を落とす言葉。いちばん好きな種類の映画。
> 昨夜、この映画と千葉泰樹「夜の緋牡丹」との共通点を思う。
・どちらも男が酩酊のときに恋人と出会う
・「緋牡丹」伊豆肇は作家の卵。新人賞を受賞した日に同時受賞の女性と関係を持つ。「我等」フレデリック・マーチは劇作家を目指す新聞記者。初舞台作の主演は昔の恋人。運命の恋人が傍にいるのに。
> みんな大好き、新聞記者たちの映画としても、この映画はかなり早かったのでは。

94.大人には分らない 青春白書 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★95.恋の片道切符 @ラピュタ阿佐ヶ谷
96.ぽんこつ @ラピュタ阿佐ヶ谷
★97.混血児リカ @ラピュタ阿佐ヶ谷
98.柳生武芸帳 @神保町シアター
99.青葉城の鬼 @神保町シアター

5月
100.東京の宿 @神保町シアター
> 小津安二郎「東京の宿」神保町シアター。冒頭の出演者クレジットを見逃し、娘を連れた母親を演じた女優の名前が分からぬままラストまで。丹阿弥谷津子に似た横顔。市川春代をふっくらさせたような。終わって検索すると岡田嘉子だった。「東京の宿」で検索したらホテル予約サイトばかり出てきて閉口。

★101.アメリカの友人 @新文芸坐
> 約30年ぶり?前回は草月ホール?字幕無しだったことだけは憶えている。今回ようやくストーリーを把握したが、やはりよくわからない。ラスト、救急車が海に向かう場面で、これは青山真治の映画だったのか、と感じた。キンクスと「ドライヴ・マイ・カー」。

102.賢すぎる妻たち @シネマヴェーラ
★103.強く、速く、美しく @シネマヴェーラ
★104.狂った殺人計画 @シネマヴェーラ
> アーサー・ルービン「狂った殺人計画」シネマヴェーラ。映画の中盤、小さな町の整備工場で主人公が声を掛けると、物語の真のヒロインが現れる場面。思わず息を呑む決定的な、素晴らしい、まさに運命の瞬間。自分が映画に求めるのはこれなんだ、と鳥肌が立った。エラ・レインズという女優。

105.混血児リカ ひとりゆくさすらい旅 @ラピュタ阿佐ヶ谷
106.緑はるかに @神保町シアター
107.汚点 @シネマヴェーラ
108.恐れずに @シネマヴェーラ

109.人生の高度計 @シネマヴェーラ
> ドロシー・アーズナー「人生の高度計」ヴェーラ。誰もが絶賛しているとつい難癖をつけたくなるヘソ曲がり。キャサリン・ヘプバーンはたしかに素晴らしいけど悪声だな。この声を活かすため思い切り早口でまくし立てるコメディに起用して、正反対の低い声のローレン・バコールを発掘した映画監督がいた。

110.マリヤのお雪 @新文芸坐
> 新文芸坐、リニューアルとか改装とか賑やかだったけれど、実質ただの値上げだったのか。友の会もけっきょく以前、入会を考え直すことになった案件に関しては改善されず。だんだん足が遠ざかる。

111.彼女の名誉 @シネマヴェーラ
★112.俺は用心棒 @国立映画アーカイブ

★113.犯された白衣 @シネマヴェーラ
> 最後まで残る看護婦が坂本道子こと夏純子。「喜劇 競馬必勝法 一発勝負」に続いて今年2本目。どちらも同じ1968年作品。
> 若松孝二「犯された白衣」シネマヴェーラ。映画を観ている間、主演の唐十郎の顔を見て誰か知り合いに似ている、と気になっていたが、間もなく本日のマスタリングで会ったあの人だと気づいた。ちなみに主人公の役名は「美少年」だった。

114.大阪ど根性物語 どえらい奴 @ラピュタ阿佐ヶ谷
115.俺にさわると危ないぜ @ラピュタ阿佐ヶ谷
★116.性の放浪 @シネマヴェーラ
★117.逆情 @シネマヴェーラ
118.新宿マッド @シネマヴェーラ
119.聖少女拷問 @シネマヴェーラ

★★★120.明日は日本晴れ @国立映画アーカイブ
> 清水宏「明日は日本晴れ」国立映画アーカイブ。先々週の上映でTLに絶賛の声が並んだので駆けつけたが期待以上の傑作だった。上映前に学芸員の方がマイクで客席に「当時ご覧になったという方はいらっしゃいますか」と呼びかけて、いろいろ伺いたいことがある、と言っていた。しかし上映終了後、自分もやはり当時の観客に話を聞きたい、と思った。このユーモアに満ちているが痛烈な映画を封切で観た人は何を思ったか。たとえば戦争で片脚を失った男が、戦時に大尉だった男と話す内に激昂して殴りかかる場面。すぐ運転手が止めに入るが、当時の観客には思わず頭に血が上る描写ではなかったか。
 そんな戦争を体験した人の気持ちを揺さぶるエピソードがこの短い映画には満載だった。けっきょく一度もバスを押すこともなく、トラックに乗って行ってしまう占い師?の男。多くの人が指摘する通り、山道の途中で止まったバスはまさしく敗戦した日本そのもの。
 それにしてもこの作品が昨年暮れに松竹の倉庫で発見された、というのは何か意味を持つように思う。以前、自分は「当時の聴き手よりも現代のリスナーのために作られた『未来の音楽』」というレトリックを使ったが、この映画もまさに現代の観客に観てもらうために作られ眠っていたのではないか。未来の観客のために作られた映画。それはけっして耳当たりの良い表現ではなく、戦争の記憶も新しい観客にはあまりに痛切で受け入れられないだろうことを映画自らが知っていたのではないか、というネガティヴな思いがあっての言葉。
 幸運にも発掘されたこの映画は、今後も多くの観客を持つべき「映画史上の傑作」だった。「戦争のことは忘れましょう」という言葉のかなしさ。観終わって改めてこの『明日は日本晴れ』という題名に込められたメッセージを思う。

121.鐘 @国立映画アーカイブ
> 青島幸男「鐘」国立映画アーカイブ。いちばん印象に残ったのは三保敬太郎の前歯。

★122.シン・ウルトラマン @T-Joy品川
★123.血は太陽よりも赤い @シネマヴェーラ
124.カーマ・スートラより 性教育書 愛のテクニック @シネマヴェーラ

★125.ゆけゆけ二度目の処女 @シネマヴェーラ
> 若松孝二「ゆけゆけ二度目の処女」ヴェーラ。音楽に仰天した。サウンド・オブ・フィーリング「hex」をそのまんま挿入。たぶんコールリッジ・パーキンスン編曲の合唱ジャズや美しいヴォーカル曲も選曲。フルートとエレキギター爪弾きの秋山道男&迷宮世界。白日夢アシッドフォーク美学の完全な映像化!

126.処女ゲバゲバ @シネマヴェーラ
★127.現代好色伝 テロルの季節 @シネマヴェーラ
128.狂走情死考 @シネマヴェーラ
★129.鉛の墓標 @シネマヴェーラ
130.落下する夕方 @神保町シアター

★131.実録連合赤軍・あさま山荘への道程 @早稲田松竹
> 若松孝二「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」早稲田松竹。約3時間半の長尺映画。途中から尿意がオレに執拗な総括を迫る。脱走、逃亡、日和る、泣き落とし、強行突破、陥落。さまざまな言葉が脳裏を過ったが、なんとか闘争を貫徹した。でも若松孝二って短距離走の人かと思っていた。脱帽。

★132.非行少年 陽の出の叫び @ラピュタ阿佐ヶ谷
★133.裸の銃弾 @シネマヴェーラ
★134.胎児が密猟する時 @シネマヴェーラ

★★135.性犯罪 @シネマヴェーラ
>「一日中セックスのことばかり考えているのに、セックスしているときに限って他のことを考えてしまう」
若松孝二「性犯罪」ベッドシーンに於ける女子大生・高月美夜のモノローグ。ハチャメチャな笑いに満ちた傑作。夏休み映画としては「鐘」の百倍好き。山下洋輔4の演奏が英国のコンボみたいな音。
> いや、もう最高。映画館、新宿、ビアガーデン、女子大生、殺人、クルマ、海、不発弾、しゃもじババア、ジャズ、そして突然の死。タレサンにホワイトジーンズの吉沢健の圧倒的なカッコ良さ。圧倒的な軽さ。

136.暴虐女拷問 @シネマヴェーラ

6月
★★137.性賊 セックスジャック @シネマヴェーラ
138.壁の中の秘事 @シネマヴェーラ
★139.現代性犯罪暗黒編 ある通り魔の告白 @シネマヴェーラ

★140.トップガン マーヴェリック @T-Joy品川
>「こんなに感動的なのに、泣いているのは自分だけ」「このくだらない映画にどうしてみんな笑ったり泣いたりできるのか」劇場で映画を観るということは、つまり孤独とか疎外感というものを再確認できるから良いのだ、というツイートを以前読んで共感した記憶。今夜は「トップガン」を観てきました。

141.金瓶梅 @シネマヴェーラ
142.不良少女 魔子 @ラピュタ阿佐ヶ谷
143.オリオンの殺意 より 情事の方程式 @ラピュタ阿佐ヶ谷

★144.ライダーズ・オブ・ジャスティス @ギンレイホール
>「ライダーズ・オブ・ジャスティス」ギンレイホール。何の予備知識も無しに観たが素晴らしかった。二十代前半の自分と、その頃に映画を一緒に観ていた友人たちに観てもらいたい作品だった。最高に素晴らしい銃撃戦。ラスト近く、有名なクリスマスソングが奏でられる場面で落涙してしまう。

145.きつね @ラピュタ阿佐ヶ谷
146.女囚701号 さそり @ラピュタ阿佐ヶ谷

★147.愛欲温泉 美肌のぬめり @ラピュタ阿佐ヶ谷
> ラピュタ阿佐ヶ谷で「きつね」「さそり」「ぬめり」。いちばん面白かったのはサトウトシキ「愛欲温泉 美肌のぬめり」。ピンクってこんなに面白いのか、と驚く。きのうのマッツ・ミケルセン主演作と続けて観たかったのはこんな映画。でもヒロインの逃避行の発端となる事件を見せたのは蛇足。なんちて。

★148.寒椿 @神保町シアター
149.櫂 @神保町シアター
150.花園の迷宮 @神保町シアター

★151.マッドボンバー @シネマート新宿
> バート・I・ゴードン「マッドボンバー」シネマート新宿。ようやく最終上映回に観賞。「最高!超狂ってる」とか書きたかったが、それ以上の何かが残った。連続爆弾魔も連続レイプ犯も妻に去られた鬼刑事も、どのキャラを観ても「これはオレだ」と思ってしまった。こんなの映画の感想じゃないですね。
> きょう、お昼に行った劇場で。映画の観賞中に座席の背に何かがコツンとあたる音、そして感触。しばらくしてまた同じものを感じて背後の観客の顔を伺う。そして3度目、ついに堪忍袋の緒が切れて、すっくと席を立ちすぐ隣の空席に移動した。オレはマッドボンバー。

★152.波光きらめく果て @神保町シアター
> 今週、ラピュタ阿佐ヶ谷の「きつね」と神保町シアターの「波光きらめく果て」と野村昭子の出演作をハシゴした人もいたのかしら。どちらも田舎の、妙に鋭く人間観察をしている、お手伝いさん?の役。顔色を見ただけで観客にも説明が伝わるアレ。

★153.天使のはらわた 赤い眩暈 @ラピュタ阿佐ヶ谷
154.濡れ肌刺青を縛る @ラピュタ阿佐ヶ谷
155.栄光への反逆 @シネマヴェーラ
★156.黒い賭博師 @シネマヴェーラ
★157.血煙高田の馬場 @ラピュタ阿佐ヶ谷
158.痴漢電車 極秘本番 @ラピュタ阿佐ヶ谷
159.牢獄の花嫁 総集編 @ラピュタ阿佐ヶ谷
160.お夏捕物帖 月夜に消えた女 @ラピュタ阿佐ヶ谷
161.熟女 濃密な時間 @ラピュタ阿佐ヶ谷
162.銀座のお姐ちゃん @神保町シアター
163.野郎に国境はない @シネマヴェーラ

7月
164.鍔鳴浪人 @ラピュタ阿佐ヶ谷
165.續 鍔鳴浪人 @ラピュタ阿佐ヶ谷
166.旗本愚連隊 @ラピュタ阿佐ヶ谷

★167.熟女 淫らに乱れて @ラピュタ阿佐ヶ谷
> きのうラピュタ阿佐ヶ谷で観た鎮西尚一監督作品「熟女 淫らに乱れて」という映画。主演の伊藤猛という俳優をはじめて観てノックアウトされてしまった。長身痩躯。街で見かけたら思わず見てしまいたくなる、でもじっさいにジロジロ見てはいけない、そのような造形の人物を凝視することのできる時間。

★168.あさぎり軍歌 @国立映画アーカイブ
> 石田民三「あさぎり軍歌」NFAJ。観ている間、フランソワ・トリュフォーがエルンスト・ルビッチについて語ったことを思い出していた。弟が兄の家を訪ねると、引越し荷物の行李が廊下に投げ出されている。つまり妻がいかに貞女であるか、ということを表現するための装置。

169.魔性の、香り @新文芸坐
170.ラブホテル @新文芸坐

171.俺は銀座の騎兵隊 @神保町シアター
> 野口博志「俺は銀座の騎兵隊」神保町シアター。また寝落ち、事件の解決さえ見落とす。だが音楽が秀逸でとくに守屋浩が歌う全ての場面にときめく。「僕は泣いちっち」のジャジーなヴァージョンで、この人の実力を知った。三保敬太郎、きょうもセンス全開でしたね、と寒空はだかさんに声を掛けられた。

172.雄呂血 @ラピュタ阿佐ヶ谷
173.地獄の蟲 @ラピュタ阿佐ヶ谷
174.江戸最後の日 @ラピュタ阿佐ヶ谷
175.未亡人旅館 したがる若女将 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★176.GONIN @新文芸坐
★177.GONIN 2 @新文芸坐
178.昇り竜やわ肌開帳 @シネマヴェーラ
179.機動捜査班 東京午前零時 @シネマヴェーラ

★180.高校生無頼控 感じるゥ〜ムラマサ @シネマヴェーラ
> リアルタイムとは言わぬが、せめて十代の内に観たかった。オレ世代のチェリーボーイズたちが観たいもの全てが詰まっていた。桑原幸子のラヴシーン!昇天。本当にクダラナイ映画だがサーヴィス満点で手抜き無し!この監督を見直したっす。

181.がらくた @ラピュタ阿佐ヶ谷

182.「雲の墓標」より 空ゆかば @ラピュタ阿佐ヶ谷
> 飛行訓練を受ける大学生たち。「マーヴェリック」と同じ場面も多いのに正反対のムード。鶴田浩二の出た「殉愛」や長門裕之の「七つボタン」を連想したが、もっとダーク。いつも出演する映画全てを沈鬱な色に染め上げてしまう田浦正巳こそが主役。

183.七人の野獣 血の宣言 @シネマヴェーラ
184.0課の女 赤い手錠 @シネマヴェーラ
★185.無頼非情 @シネマヴェーラ
★186.エルヴィス @T-Joy 品川
187.野良猫ロック マシン・アニマル @シネマヴェーラ
★188.四畳半青春硝子張り @シネマヴェーラ

189.将軍と参謀と兵 @ラピュタ阿佐ヶ谷
> 田口哲「将軍と参謀と兵」ラピュタ。退屈な国策映画。兵士はみな我慢強く、上官は部下を殴ったりせず、将軍は穏やかに頷くのみ。人間的なのは靴を脱いで足裏のマメの手入れをする男だけ。「独立愚連隊」や「兵隊やくざ」がいかに素晴らしいか。普段は凡作について書かないが、思うところがあったので。

190.リコリス・ピザ @日比谷シャンテシネ

★191.笛吹川 @ラピュタ阿佐ヶ谷
> 木下恵介「笛吹川」ラピュタ。この監督で高峰秀子、乱世の話というので敬遠していたが、奇妙な色彩エフェクトと、戦況や武将たちの盛衰など物語のほぼ全てが家にやってくる誰かの言葉で語られる、という徹底したアクション否定?の紙芝居演出に驚く。大本営発表だけを聞かされていた市民の視点。反骨。
> うわー、この映画、2014年に観てたのか。。すっかり忘れてた。。

★192.月の出の決闘 @ラピュタ阿佐ヶ谷
193.闇のまにまに-人妻・彩乃の不貞な妄想- @ラピュタ阿佐ヶ谷
★★194.都会の横顔 @国立映画アーカイブ
★★★195.荒野の決闘 @シネマヴェーラ
196.誉の名手 @シネマヴェーラ
197.モホークの太鼓 @シネマヴェーラ
★★198.太陽は光り輝く @シネマヴェーラ
★199.プリースト判事 @シネマヴェーラ
★200.戦争と母性 @シネマヴェーラ
201.砂に埋れて @シネマヴェーラ
★★202.夜の鳩 @国立映画アーカイブ
203.狼火は上海に揚る @ラピュタ阿佐ヶ谷

204.イタズ @ラピュタ阿佐ヶ谷
> 後藤俊夫「イタズ-熊-」ラピュタ阿佐ヶ谷。先日の岡林信康の映画と比べたらはるかにマシ。かつて育てた熊と遭遇した田村高廣のモノローグ
「あいつ、弾の届く距離を知ってやがる。俺の動きも見通しだ」
というその声が、阪東妻三郎の声とまったく同じでハッとした。この発見だけで観る価値があった。
> この映画の中盤、子熊がイタズラしながら育つ場面で、観客の中の何人かの女性や男性が、かわいい!だの、コワいー、だの、やだー、だの、やたらと声を上げていた。可愛い動物の場面なら治外法権だと考えているのか。笑い屋さんの笑いも同じだが、誰かにアピールしたくて声を発しているくせに。

205.素浪人罷通る @ラピュタ阿佐ヶ谷
206.敵は本能寺にあり @ラピュタ阿佐ヶ谷
207.OL発情 奪う @ラピュタ阿佐ヶ谷

8月
★208.静かなる男 @シネマヴェーラ
★★209.モガンボ @シネマヴェーラ
★210.最敬礼 @シネマヴェーラ
211.俺は善人だ @シネマヴェーラ
★212.沈丁花 @新文芸坐
★213.花のうず潮 @神保町シアター
214.ブンガワンソロ @神保町シアター
215.若き日のリンカーン @シネマヴェーラ
216.アイアン・ホース @シネマヴェーラ
217.タバコ・ロード @シネマヴェーラ
218.果てなき船路 @シネマヴェーラ
★219.アパッチ砦 @シネマヴェーラ

220.パトニー・スウォープ @ホワイト・シネクイント
> ロバート・ダウニー「パトニー・スウォープ」好評ツイートを見て行ってみたら本日が最終日。これなら若松孝二の喜劇作品の方が良いと思ったが、かつて京橋フィルムセンターで観たウル・グロスバードの「なぜハリー・ケラーマンさんは」とか言う長い邦題の映画を連想して、もう一度観たくなった。

221.WANDA @イメージフォーラム
★222.大空の闘士 @シネマヴェーラ
223.ゴジラ対ヘドラ @神保町シアター
224.自由な女神たち @神保町シアター
225.愛染香 @神保町シアター
★226.カルロス @シネマヴェーラ
★227.共犯者 @シネマヴェーラ
228.お笑い三人組 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★229.船方さんよ @ラピュタ阿佐ヶ谷
230.無頼 人斬り五郎 @シネマヴェーラ
★231.XX 美しい獣 @シネマヴェーラ
232.俺は淋しいんだ @ラピュタ阿佐ヶ谷
233.青春を吹き鳴らせ @ラピュタ阿佐ヶ谷
234.おヤエのママさん女中 @ラピュタ阿佐ヶ谷
235.おヤエの家つき女中 @ラピュタ阿佐ヶ谷
236.ある色魔の告白 色欲の果て @シネロマン池袋

9月
★237.JOKER ジョーカー @シネマヴェーラ
238.野獣刑事 @シネマヴェーラ
239.書を捨てよ町へ出よう @シネマヴェーラ
240.恋人たちの時間 @シネマヴェーラ
241.殺人遊戯 @シネマヴェーラ
242.狙撃3 @シネマヴェーラ
243.おヤエの身替り女中 @ラピュタ阿佐ヶ谷
244.おヤエのあんま天国 @ラピュタ阿佐ヶ谷
245.ひも @ラピュタ阿佐ヶ谷
246.死の断崖 @シネマヴェーラ
★247.実録・安藤組外伝 餓狼の掟 @シネマヴェーラ
248.ヨコハマBJブルース @シネマヴェーラ
249.修羅雪姫 @神保町シアター
250.十八歳、海へ @神保町シアター
★251.王手 @新文芸坐
★252.どついたるねん @新文芸坐
★253.ローレル・キャニオン 夢のウェストコースト・ロック @キネカ大森
254.エコー・イン・ザ・キャニオン @キネカ大森
★255.OKITE やくざの詩 @シネマヴェーラ
256.獣たちの熱い眠り @シネマヴェーラ
257.処刑遊戯 @シネマヴェーラ
258.空、見たか? @シネマヴェーラ
259.セックス・ハンター 濡れた標的 @新文芸坐
★260.いろ @ラピュタ阿佐ヶ谷
261.ともだち @新文芸坐
262.あばよダチ公 @新文芸坐
263.マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説 @アスミック・エース試写室
264.裸足のブルージン @神保町シアター

★★265.リボルバー @神保町シアター
>「リボルバー」神保町シアター。面白いけど全く藤田敏八らしくなくて戸惑うが、ようやくジュリーと手塚理美が抱き合うところでコレだよこの感じ、と思ったらあとは涙が止まらない。女優はみんな最高。男優はゲス野郎を演じたらこの人、山田辰夫がMVP。「裸足のブルージン」と同じ監督とは思えないよ!
> 札幌・大通公園でジュリーを撃った女が、あの「幻の湖」のヒロインだと知って、また涙が止まらない。最高の映画だ!
> きょうの上映回、後ろの方でやたら喋ったり笑ったりする複数人のお客さんがいたのだけど、それが不思議と不快な感じではなくて。この映画の関係者なのか、あるいは劇場で掛かる度に観ている熱狂的なファンなのか。とにかく柄本明と尾美としのりの二人の行動に大笑いしてた。
> そういえば「リボルバー」、清水まゆみ様も出演なさっていた。

266.三悪人 @シネマヴェーラ
★267.肉体 @シネマヴェーラ
268.噛む女 @神保町シアター
269.刑事物語 灰色の暴走 @ラピュタ阿佐ヶ谷
270.刑事物語 銃声に浮かぶ顔 @ラピュタ阿佐ヶ谷
271.三人の名付親 @シネマヴェーラ
★★272.冬の猿 @新宿武蔵野館
273.逃亡者 @シネマヴェーラ
★274.周遊する蒸気船 @シネマヴェーラ

★275.リバティ・バランスを射った男 @シネマヴェーラ
>「リバティ・バランスを射った男」ヴェーラ。昼夜逆転でようやく特別上映を1本だけ。フォード特集パート1でいちばん感動した「荒野の決闘」を観たときに黒澤明も「昭和残俠伝」も入ってる、全部入りだ、という感想を抱いたが、この作品は山本薩夫まで入っていた。ジョン・ウェイン、かなり老けてた。

276.肉弾鬼中隊 @シネマヴェーラ
★277.捜索者 @シネマヴェーラ
278. 鄙より都会へ @シネマヴェーラ
279.ブレット・トレイン @T-JOY 品川
280.刑事物語 前科なき拳銃 @ラピュタ阿佐ヶ谷
281.刑事物語 小さな目撃者 @ラピュタ阿佐ヶ谷
282.おヤエのもぐり医者 @ラピュタ阿佐ヶ谷
283.おヤエの初恋先生 @ラピュタ阿佐ヶ谷
284.薔薇のスタビスキー @新宿武蔵野館
285.パリ警視J @新宿武蔵野館
286.リオ・グランデの砦 @シネマヴェーラ
287.黄色いリボン @シネマヴェーラ
288.野戦軍楽隊 @神保町シアター

289.ラ・スクムーン @新宿武蔵野館
> 大昔、TVで観たときはかなりカットされていたのか、何が何だかわからなかった作品をようやく劇場で。まさに「東映映画」そのもの、だった。フランソワ・ド・ルーベの、これまた安っぽい音楽が印象的。

10月
290.ベルモンドの怪盗二十面相 @新宿武蔵野館
★291.女中ッ子 @神保町シアター
292.僕は泣いちっち @ラピュタ阿佐ヶ谷
★293.天使が俺を追い駈ける @ラピュタ阿佐ヶ谷
★294.華麗なる大泥棒 @新宿武蔵野館
295.刑事物語 知り過ぎた奴は殺す @ラピュタ阿佐ヶ谷
296.刑事物語 犯行七分前 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★297.俺は流れ星 @ラピュタ阿佐ヶ谷
298.青い芽の素顔 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★299.勾留 @シネマカリテ
300.ドクター・ブル @シネマヴェーラ
★301.コレヒドール戦記 @シネマヴェーラ
302.メアリー・オブ・スコットランド @シネマヴェーラ
★303.サブマリン爆撃隊 @シネマヴェーラ
304.昇天峠 @新宿 K’s シネマ

305.ワンダーウォール @新宿K’s シネマ
> ジョー・マソット「ワンダーウォール」K’sシネマ。ブニュエルの映画を観た後、別の劇場に移動する予定を変更して観た。くだらない映画だが、むかし観たときより響いた。年老いたオタクが隣に住む若い女性に恋をする話、だからか。主人公の老科学者自ら「私はいまハシカに罹っている」と言うセリフも。
>「音楽は好まない。私に言わせれば、音楽とは体系化された雑音(organized noise)だ」
映画「ワンダーウォール」主人公のコリンズ教授のセリフ。この映画、当時発売されたサントラ盤では「不思議の壁」という邦題だったが、映画のタイトルはちがったのか?

★306.刑事物語 ジャズは狂っちゃいねえ! @ラピュタ阿佐ヶ谷
307.刑事物語 部長刑事を追え @ラピュタ阿佐ヶ谷

★308.俺はトップ屋だ 顔のない美女 @ラピュタ阿佐ヶ谷
> 井田探「俺はトップ屋だ 顔のない美女」ラピュタ。ハードボイルド小説のいわゆる「ワイズクラック」を標榜した、でも滑り気味の台詞の応酬。「ヒッチコック・マガジン」の時代の映画として「探偵事務所23」シリーズと並ぶ。でもラストの歌に幻滅。。第二作はさらに失速。。

309.俺はトップ屋だ 第二の顔 @ラピュタ阿佐ヶ谷
310.花と娘と白い道 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★★311.ある脅迫 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★312.南郷次郎探偵帳 影なき殺人者 @新文芸坐
313.なまいきシャルロット @シネマカリテ
★314.翼よあれが巴里の灯だ @新文芸坐
315.オーシャンと11人の仲間 @新文芸坐

★316.男の影 @シネマヴェーラ
> 大槻義一「男の影」ヴェーラ。オレの吉田輝雄特集は本日が初日。園井啓介が新聞記者役というだけで嬉しい傑作。加藤嘉も松村達雄も植村謙二郎もコレしかない、という役どころ。何より大きな体躯で走るヤング竜雷太と吉田輝雄。やけに細かいカット割り。こんな映画ばかり毎週作られていた時代を羨む。

317.独立美人隊 @シネマヴェーラ
318.俺は都会の山男 @シネマヴェーラ

★★319.恋人よ @シネマヴェーラ
> 二本松嘉瑞「恋人よ」ヴェーラ。松竹映画に出ているときの芳村真理が大好きだが、これは彼女のベストワンでは。冒頭、扇風機しか無い会社にぼやく岡田英次は他の映画では見たことのない柔らかさ。その妻、富永美沙子が缶詰のまま食べるアスパラガス。古い日本映画を劇場で観る至福をひととき味わう。
> この間ラピュタで観た「ある脅迫」は多岐川恭、本日の「男の影」は菊村到、そして「恋人よ」は藤原審爾。オレはけっきょく松本清張から始まる昭和の「中間小説」みたいな世界が好きなのか。それにしても素晴らしい倍賞千恵子。「下町の太陽」「私たちの結婚」そしてこの「恋人よ」傑作を撮らせる女優。

320.スター誕生 @シネマヴェーラ
321.東京湾の突風野郎 @シネマヴェーラ
★322.女嫌い @シネマヴェーラ
323.犯罪のメロディー @シネマヴェーラ
324.続 東京流れ者 海は真っ赤な恋の色 @シネマヴェーラ

325.霧のバラード @シネマヴェーラ
> 梅津明治郎「霧のバラード」ヴェーラ。美川憲一が直立不動で歌う歌謡映画。あの「甘い秘密」「さそり」と並んで、この映画でも男たちを弄んでいる佐藤友美の魅力がすべて。最初はもっさりしてるな、としか思えない栗塚旭はなぜか途中からCKB横山剣さんに似たヨコワケハンサムに見えてくる。珍品!
> 負傷した吉田輝雄が身を隠す美川憲一の部屋に飾られていたファッション・ブランド「Jun」のカレンダーの写真がハプニングスフォー「クラシカルエレガンス」のジャケ写と同じものだった。もっと綺麗な色で観たかった、と思った瞬間。

326.日露戦争勝利の秘史 敵中横断三百里 @ラピュタ阿佐ヶ谷
327.ある秘密 @角川シネマ有楽町

328.ミュリエル @ユーロスペース
> きのう観た映画。物語に没入することを拒む演出と編集。なので鑑賞中に森崎東が撮ったら、とキャスティングを考える。とりあえずギャンブル依存症のヒロインは緑魔子。その元恋人で経歴詐称の男に財津一郎、あるいは森繁。帰還兵の養子は河原崎健三。山田洋次だったら倍賞千恵子、渥美清、寺尾聰?
 
★329.お座敷小唄 @シネマヴェーラ
> ヒット曲便乗企画、とりあえず観るか、と思ったら傑作だった。前半は「或る夜の出来事」みたいなお伽噺、途中から苦い大人の恋の話に。夏圭子さんの魅力爆発。音楽映画としても良いセンス。ラスト、人のいないお座敷に出るエンドマークが秀逸。と思ったら「終」がもう一枚。はやく観た方がいいですよ。

330.火線地帯 @シネマヴェーラ
331.愛染かつら @シネマヴェーラ
332.続 愛染かつら @シネマヴェーラ
★333.破れ傘長庵 @神保町シアター

★334.女岩窟王 @シネマヴェーラ
> ヴェーラ吉田輝雄特集の幕間BGM、第3週に行ったらご当人の歌う流行歌に変わっていた。映画の中で話すのと同じ声で歌う。先々週までラピュタ阿佐ヶ谷のBGMで流れていた川地民夫の歌よりはずっと巧い。でも楽曲が洗練されていない。と思ったが「これから先の人生を」というフレーズが耳から離れない。

335.猫は知っていた @ラピュタ阿佐ヶ谷
336.へうたんから出た駒 @ラピュタ阿佐ヶ谷

11月
★337.お嬢さん三度笠 @ラピュタ阿佐ヶ谷
338.笹笛お紋 @神保町シアター
★339.傷ついた野獣 @ラピュタ阿佐ヶ谷

★340.オー!スジョン @早稲田松竹
★341.カンウォンドのチカラ @早稲田松竹
> 週末のライヴの二回目にして最後のリハ終了。譜面の整理をするため高田馬場でお気に入りの店に向かう途中、早稲田松竹から観客が出てくるのを見て吸い込まれるように劇場へ。ホン・サンス2本立て。この作家と自分の詞曲に共通する嫌らしさに気付いて死にたくなるが、ライヴが終わるまでは辛抱する。

342.女の教室 @ラピュタ阿佐ヶ谷
343.競艶八剣伝 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★344.海軍兵学校物語 あゝ江田島 @ラピュタ阿佐ヶ谷
345.東海道ちゃっきり娘 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★★346.断絶 @stranger
★347.運河 @シネマヴェーラ
348.感情夫人 @シネマヴェーラ
★349.東京の人 前編・後編 @シネマヴェーラ

★350.がんこ親父と江戸っ子社員 @ラピュタ阿佐ヶ谷
> 渡辺裕介「がんこ親父と江戸っ子社員」この映画をラピュタ阿佐ヶ谷で観る楽しみ。老舗の料亭の親父がバーのマダムの前では会社の社長と偽って、という話はどうしたって番匠義彰を思い出すから。番匠も巧いが渡邊祐介も巧い。大泉滉、藤間紫、若水ヤエ子、世志凡太、大村文武と脇役もフルコースで嬉し。

351.七人のあらくれ @ラピュタ阿佐ヶ谷
★352.危険な関係 @シネマヴェーラ
★353.月蝕 @シネマヴェーラ
★354.人肌呪文 @ラピュタ阿佐ヶ谷

★355.銀座のどら猫 @ラピュタ阿佐ヶ谷
> 井上芳夫「銀座のどら猫」ラピュタ。また仁木多鶴子、弓恵子、宮川和子が揃ったコメディかと思えば大違い。とはいえ今回もなぜヒロインが弓恵子なの、と思いつつ観るも、最後には弓恵子はこの作品に恵まれて幸福だな、とまで思う。女の苦い任侠映画。池野成が自分のスタイルを封印した良い仕事。傑作。

356.性生活の知恵 第一部 @ラピュタ阿佐ヶ谷

★357.性生活の知恵 第二部 @ラピュタ阿佐ヶ谷
> 阿部毅「性生活の知恵 第二部」ラピュタ阿佐ヶ谷。誰も書いていないけど、これってほぼ成瀬巳喜男の「もじり」ですよね。高峰秀子な市田ひろみ。千秋実、いや小林桂樹な早川雄三。面白い映画だった。もっとダメな企画モノを想像していたが、ちゃんと映画だった。

358.愛の三分間指圧 @ラピュタ阿佐ヶ谷
359.陽気な殿様 @ラピュタ阿佐ヶ谷
360.美女剣光録 @シネマヴェーラ
361.永遠に答えず 青春篇 @シネマヴェーラ
362.永遠に答えず 完結篇 @シネマヴェーラ
★363.名づけてサクラ @シネマヴェーラ

★364.ノー・セインツ 報復の果て @シネマート新宿
> ひよこさんのインスタで知った映画。ポール・シュレーダーの脚本、ということで観に行く。大学時代にこの脚本家の名前とジョン・フリン「ローリング・サンダー」という映画の素晴らしさを教えてくれた先輩・栗原浩のことで頭がいっぱいになりながら鑑賞。期待通りの内容にして、期待以上の映画だった。

365.色の道教えます 夢三夜 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★366.地獄の刺客 @ラピュタ阿佐ヶ谷

12月
367.おしゅん捕物帖 謎の尼御殿 @シネマヴェーラ
★368.NOPE @新文芸坐
369.心の日月 @シネマヴェーラ

★★★370.掏摸 @ラピュタ阿佐ヶ谷
> 弓削太郎「掏摸」ラピュタ阿佐ヶ谷。東京中の名画座老人たちが弓削太郎にこんな大傑作があったのか、と驚いたはず。そう言えば初めてラピュタ阿佐ヶ谷を訪れた日に観たのは島耕二「ラーメン大使」。島耕二に傑作なし、とたかを括っていたら、その後どんどん傑作に出会ったんだよな。旧作邦画バンザイ!
>「掏摸」どういうわけか、以前観たパトリス・ルコントの映画を思い出しながら観ていたのは主人公の職業が仕立て屋だから?とにかく本郷功次郎のキャラクター造形が素晴らしい。反骨、沈着、へらず口。同時にこの魅力的な役柄を市川雷蔵や他の俳優が演じたら、とも考える。最高のアンチ・ヒーロー。
> 居合い抜き?の浜村純、しつこい刑事の美川陽一郎、成田三樹夫が連れてくる細面で人相の悪いスリ軍団、怯えて勝負から逃げる仲村隆、そして乾分の渡辺鉄弥、登場人物がみな魅力的だった。女優は二人ともオレの好み。そして全編に轟く池野成シンフォニー。何から何まで好きな映画だった。★★★
> あの浜村純に腕を切り落とされるスリの名人、星ひかる…だったんですか?この映画、キャスティングが上手すぎる!

371.ジェットF104 脱出せよ @ラピュタ阿佐ヶ谷
372.陸軍落語兵 @ラピュタ阿佐ヶ谷
373.団地夫人 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★374.女賭博師 花の切り札 @シネマヴェーラ
375.高校生芸者 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★376.殺陣師段平 @ラピュタ阿佐ヶ谷

★377.肉体の盛装 @ラピュタ阿佐ヶ谷
> 村山新治「肉体の盛装」ラピュタ阿佐ヶ谷。ふだんカメラワークとか照明とか全く気にせず、ただ女優の顔ばかり眺めているが、この映画は京都の町でロケした場面と、室内の作られた照明との画質の違いがはっきり判った。自然光の透明度と、泥絵具のような濁り。ニュープリント故、オレにも見えたのか。

378.黒い三度笠 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★379.朝の口笛 @シネマヴェーラ
★380.夕なぎ @新文芸坐
381.離愁 @新文芸坐
382.サン・スーシの女 @新文芸坐
★383.座頭市 血煙り街道 @ラピュタ阿佐ヶ谷
384.無責任清水港 @ラピュタ阿佐ヶ谷
385.メルヴィンとハワード @下高井戸シネマ

★★386.ハズバンズ @下高井戸シネマ
> ベン・ギャザラと本郷功次郎。
#似ている
「ハズバンズ」最高でした。
> 昨夜観たジョン・カサヴェテス「ハズバンズ」が素晴らしかったので、帰宅してから感想ツイートを検索すると、意外なほど多くの人がこの映画について語っていて驚く。内容が内容だけに賛辞ばかりではないのだが、それにしても何かを語りたくなる映画ということ。なぜか自分が先月「キネマ旬報」誌に依頼されて書いたジャン・リュック・ゴダールの追悼記事のことを思い出す。あの原稿の薄っぺらさ、内容の無さ。でも、自分にはあの程度のことしか書くことがない。「東京人」という雑誌の名画座特集号に掲載された川本三郎氏のゴダールについての原稿のことも連想した。むにゃむにゃむにゃ。

387.イシュタール @下高井戸シネマ
388.ウォーターメロンマン @下高井戸シネマ
★389.殺人者にスポットライトを @シネマヴェーラ
390.愛されちゃって、マフィア @下高井戸シネマ
391.スチーム・バス @下高井戸シネマ
★392.ハリー&サン @下高井戸シネマ
393.おかしな求婚 @下高井戸シネマ



●2022年の27本

カール・テホ・ドライヤー『ゲアトルーズ』イメージフォーラム
ニコラス・レイ『ラスティ・メン』シネマヴェーラ
ドナルド・リチー『熱海ブルース』シネマヴェーラ
松居大悟『ちょっと思い出しただけ』キネカ大森
筧正典『泉へのみち』ラピュタ阿佐ヶ谷
蔵原惟繕『俺は待ってるぜ』ラピュタ阿佐ヶ谷
ドロシー・アーズナー『我等は楽しく地獄へ行く』シネマヴェーラ
清水宏『明日は日本晴れ』国立映画アーカイブ
若松孝二『性犯罪』シネマヴェーラ
バート・I・ゴードン『マッドボンバー』シネマート新宿
江崎実生『高校生無頼控 感じるゥ〜ムラマサ』シネマヴェーラ
清水宏『都会の横顔』国立映画アーカイブ
ジョン・フォード『荒野の決闘』シネマヴェーラ
石田民三『夜の鳩』国立映画アーカイブ
ジョン・フォード『モガンボ』シネマヴェーラ
きうちかずひろ『カルロス』シネマヴェーラ
きうちかずひろ『共犯者』シネマヴェーラ
きうちかずひろ『JOKER ジョーカー』シネマヴェーラ
藤田敏八『リボルバー』神保町シアター
アンリ・ヴェルヌイユ『冬の猿』新宿武蔵野館
ジョン・フォード『リバティ・バランスを射った男』シネマヴェーラ
大槻義一『男の影』シネマヴェーラ
二本松嘉瑞『恋人よ』シネマヴェーラ
酒井欣也『お座敷小唄』シネマヴェーラ
井上芳夫『銀座のどら猫』ラピュタ阿佐ヶ谷
弓削太郎『掏摸』ラピュタ阿佐ヶ谷
ジョン・カサヴェテス『ハズバンズ』下高井戸シネマ


イラスト / 山本アマネ