映画メモ・2019  小西康陽

 2019年の映画鑑賞の締め括りはシネマヴェーラの【フィルム・ノワール】特集でロバート・ワイズ監督の『罠』とラオール・ウォルシュ監督の『ハイ・シエラ』だった。『罠』はロバート・ライアン主演のボクシング映画で、以前に同じくシネマヴェーラで観ているはずだが、今回の上映ではツイッターなどでやけに評価が高い。そんなに持ち上げるほどの傑作だったっけ?と、もう一度観に行ったのだが、感想は以前と変わらず、悪くないがそれほど大きく針は振れず、というところ。ただ、井上梅次だったか松尾昭典だったかのボクシング物の映画で、ひどくよく似ている場面があったのを思い出したことだけが収穫。『ハイ・シエラ』はその作品の名前を知ってから30数年、ようやく観ることができた歓びだけでじゅうぶんなのだけれども、まさかこんな映画だったとは、と面喰らう部分も多く、つまり手放しに絶賛したりするにはまだ勉強が不十分なのだ、と考えながら帰りのバスに乗った。
 帰宅してスマホを開くと、実家からの着信の表示があって、この年の暮れに何か起きたか、と気を揉んだが、なんのことはない、父親の用件は、来年の1月1日から俳句を作ることにした、お前むかしやってたよな、歳時記とか入門書とか持ってたら送ってくれないか、というもの。呆れるやら、ホッとするやらで適当な返事をして通話を切った。相変わらずのんきで楽しそうだな、と考えるが、毎年こんなに映画ばかり観ているじぶんもまた、あの父親の息子なのだった。60歳を過ぎたらクラシックのレコードを集めよう、そして読みたかったシリーズもののミステリーを読もう。若いときはそんなことを考えていたのに、まだそれどころではなく、いまだに1960年代の軽音楽に執着し、ぼんやり映画ばかり観ている。劇場で映画を観ることに明け暮れているいちばんの理由、それはたぶん、眼鏡を掛けず、裸眼で楽しむことができるからなのだ、と、じぶんはなんとなく気づいている。
 というわけで、あけましておめでとうございます。以下は2019年、じぶんにとっての15本。

狼の王子 @シネマヴェーラ
私はモスクワを歩く @シネマヴェーラ
貴族の巣 @シネマヴェーラ
マンハッタンの二人の男 @ユーロスペース
琴の爪 @ラピュタ阿佐ヶ谷
生きている小平次 @ラピュタ阿佐ヶ谷
パリ横断 @恵比寿ガーデンシネマ
私たちは一緒に年をとることはない @恵比寿ガーデンシネマ
どろ犬 @国立映画アーカイブ
異国の出来事 @シネマヴェーラ
花眞珠 @シネマヴェーラ
結婚の條件 @神保町シアター
櫛の火 @シネマヴェーラ
COLD WAR  あの歌、2つの心 @早稲田松竹
噂の娘 @神保町シアター


1月 66本

★★1.兵隊やくざ @ラピュタ阿佐ヶ谷
昨年はこの映画が最初の1本だったのか。幸先のよいスタートだったのだが。
2.悪魔のような女 @新文芸坐
3.恐怖の報酬 @新文芸坐
★4.エル・スール @新文芸坐
5.ミツバチのささやき @新文芸坐
★6.裸の拍車 @シネマヴェーラ
>アンソニー・マン『裸の拍車』シネマヴェーラ。音楽がブロニスロウ・ケイパーだった。「グリーン・ドルフィン・ストリート」の作者。素晴らしい映画だった。シネマヴェーラは西部劇の特集をやってくれないだろうか。西部劇と邦画の時代劇、あるいは任侠映画を交互にやる特集とか。
★7.天使の顔 @シネマヴェーラ
★8.その男を逃すな @シネマヴェーラ
★9.皆殺しの天使 @新文芸坐
★10.ビリディアナ @新文芸坐
>ブニュエル『ビリディアナ』新文芸坐。フェルナンド・レイが主人公に薬を飲ませ、ベッドで姦淫しようと試みる場面は『柔らかい肌』そのままだった。あの場面から強烈なインスピレーションを得て、トリュフォーは別の話を作ったのか。35年ぶり?に観たけれど、やはり最高。シルヴィア・ピナルが最高。ヒロインの美貌が物語を牽引していく、自分のいちばん好むタイプの映画。
★11.その女を殺せ @シネマヴェーラ
12.マイ・ジェネレーション @ル・シネマ
13.月蒼くして @シネマヴェーラ
14.拾った女 @シネマヴェーラ
15.鴛鴦歌合戦 @神保町シアター
16.歌う弥次喜多 黄金道中 @神保町シアター 
★17.飛び出した女大名 @神保町シアター
18.ひばり・チエミのおしどり千両傘 @神保町シアター
★19.続 兵隊やくざ @ラピュタ阿佐ヶ谷
20.芸者学校 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★21.恐怖の時間 @ラピュタ阿佐ヶ谷
>いまラピュタ阿佐ヶ谷で『恐怖の時間』を観て劇場を出ようとしたら、、田村奈巳さんが来館していた!サインを貰おうと名画座かんぺを取り出すつもりが映画チラシをぶちまけてしまい、見かねた?田村さんが自らお持ちのブロマイドにサインをくださった。嬉しい!これぞドリカム!本物の方が美人です!
22.イタリア式離婚狂想曲 @下高井戸シネマ
★23.ナポリの饗宴 @下高井戸シネマ
>エットーレ・ジャンニーニ『ナポリの饗宴』下高井戸シネマ。レヴューの映画化、とは言え圧倒的だった。芝居から歌へ、ダンスから次の景へ、まったく途切れない。ソフィア・ローレンの背の高さ、美しさ。何よりチネチッタのセット、美術の素晴らしさに見惚れる。とにかくこれは、もう一度観ないと。
★24.黒い傷あとのブルース @シネマヴェーラ
>はじめて観る、大宝、という映画制作会社の作品。島崎雪子の美貌だけを観る映画。
25.警察官 @シネマヴェーラ
>宇津井健、龍崎二郎、丹波哲郎、池内淳子、天知茂、細川俊夫。新東宝。
★26.・特捜班5号
★  ・殺人と拳銃 @シネマヴェーラ
★27.太陽の誘惑 @下高井戸シネマ
>まるで石原慎太郎の小説を映画化したような。
28.暗殺指令 @下高井戸シネマ
★29.新・兵隊やくざ @ラピュタ阿佐ヶ谷
★30.千曲川絶唱 @ラピュタ阿佐ヶ谷
31.・拳銃0号 @ラピュタ阿佐ヶ谷
  ・月は地球を廻ってる @ラピュタ阿佐ヶ谷
32.暗黒街全滅作戦 @ラピュタ阿佐ヶ谷
33.マイマイ新子と千年の魔法 @ラピュタ阿佐ヶ谷
34.実録ジプシー・ローズ @ラピュタ阿佐ヶ谷
★35.殿さま弥次喜多 @神保町シアター
36.九ちゃん刀を抜いて @神保町シアター
37.影の爪 @シネマヴェーラ
38.犯罪6号地 @シネマヴェーラ
39.犯行現場 @シネマヴェーラ
40.わたしは、マリア・カラス @ル・シネマ
41.霧の中の男 @シネマヴェーラ
42.・野獣群
  ・女の決闘 @シネマヴェーラ
★43.兵隊やくざ脱獄 @ラピュタ阿佐ヶ谷
44.・赤いランプの終列車
  ・非情な銃弾 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★45.ヤングパワー・シリーズ 大学番外地 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★★46.魔の黄金 @神楽座
47.リング @神保町シアター
48.トイレの花子さん @神保町シアター
49.内海の輪 @新文芸坐
50.OL日記 濡れた札束 @ラピュタ阿佐ヶ谷
51.七つの顔の女 @新文芸坐
52.その人は女教師 @新文芸坐
53.死の十字路 @シネマヴェーラ
★54.その口紅が憎い @シネマヴェーラ
55.恐怖の逃亡 @シネマヴェーラ
56.黒と赤の花びら @シネマヴェーラ
★57.四萬人の目撃者 @シネマヴェーラ
★58.裸の銃弾 @シネマヴェーラ
★59.兵隊やくざ大脱走 @ラピュタ阿佐ヶ谷
>田中徳三『兵隊やくざ大脱走』ラピュタ阿佐ヶ谷。主人公の大宮&有田の宿敵、元憲兵の青柳の死に際。有田と大宮の手を握り、
「オレは悪党だったな」
有田「お前は生まれ変わったんだ」
青柳「今度生まれてくるときも、、また悪党さ」 そこで事切れる。いかにも成田三樹夫らしい台詞に感動。
鑑賞直後のツイートより。
60.天才詐欺師物語 狸の花道 @ラピュタ阿佐ヶ谷
61.桜の樹の下で @新文芸坐
62.この子の七つのお祝いに @新文芸坐
★63.夏の遊び @新文芸坐
>イングマール・ベルイマン『夏の遊び』新文芸坐。
「神様はいないわ。
 いたとしても、大嫌い。
 顔にツバをかけてやりたい。」
 恋人を事故で失った直後の、主人公の台詞。この後、もうすこし呪詛の言葉が続くが、覚えきれなかった。
64.夏の夜は三たび微笑む @新文芸坐
65.リング2 @神保町シアター
66.やがて青空 @ラピュタ阿佐ヶ谷

2月 37本

67.野獣の門 @シネマヴェーラ
★68.ブランシュ @新文芸坐
★69.鏡の中にある如く @新文芸坐
70.処女の泉 @新文芸坐
71.リング0 バースデイ @神保町シアター
★72.彼女だけが知っている @シネマヴェーラ
73.・罠
  ・炎
  ・狂熱の果て @シネマヴェーラ
74.若い獣 @シネマヴェーラ
★75.三味線とオートバイ @シネマヴェーラ
★76.武士道無残 @シネマヴェーラ
77.非情な男 @シネマヴェーラ
78.兵隊やくざ 俺にまかせろ @ラピュタ阿佐ヶ谷
79.いつの日か花咲かん @ラピュタ阿佐ヶ谷
★80.三等重役 @ラピュタ阿佐ヶ谷
81.新・三等重役 @ラピュタ阿佐ヶ谷
82.ゴメスの名はゴメス 流砂 @シネマヴェーラ
★★83.狼の王子 @シネマヴェーラ
>高橋英樹と舛田利雄。垂水悟郎と石山健二郎。徹底したニヒリズム。去年の旧作邦画の個人的なベストワン。
84.荒野のダッチワイフ @シネマヴェーラ
85.兵隊やくざ 殴り込み @ラピュタ阿佐ヶ谷
86.ラッキーさん @ラピュタ阿佐ヶ谷
87.怪談 蛇女 @神保町シアター
★88.回路 @神保町シアター
89.無理心中日本の夏 @シネマヴェーラ
★90.黄泉がえり @神保町シアター
★91.兵隊やくざ強奪 @ラピュタ阿佐ヶ谷
92.出世コースに進路を取れ @ラピュタ阿佐ヶ谷
★93.屋根裏の女たち @神楽座
★94.悪人志願 @シネマヴェーラ
95.若い狼 @シネマヴェーラ
96.自動車泥棒 @シネマヴェーラ
97.ノーザン・ソウル @シネマカリテ
98.君の名は 第一部 @神保町シアター
99.君の名は 第ニ部 @神保町シアター
100.君の名は 第三部 @神保町シアター
101.女難コースを突破せよ @ラピュタ阿佐ヶ谷
102.マクベス @シネマヴェーラ
103.黒ばら @シネマヴェーラ

3月 36本

★104.恐怖への旅 @シネマヴェーラ
105.お傳地獄 @角川シネマ有楽町
106.空飛ぶタイヤ @目黒シネマ
107.人魚の眠る家 @目黒シネマ
108.虹いくたび @角川シネマ有楽町
109.昭和ひとけた社長対ふたけた社員 @ラピュタ阿佐ヶ谷
110.ベビーギャングとお姐ちゃん @ラピュタ阿佐ヶ谷
★★111.偉大なるアンバーソン家の人々 @シネマヴェーラ
112.黒魔術 @シネマヴェーラ
★★113.離愁 @シネマヴェーラ
114.ジェーン・エア @シネマヴェーラ
115.狐の王子 @シネマヴェーラ
★★116.運び屋 @T Joy 品川
117.七つの会議 @T Joy 品川
★★118.グリーンブック @T Joy 品川
119.硫黄島 @シネマヴェーラ
120.叛乱 @シネマヴェーラ
121.千姫 @角川シネマ有楽町
122.修禅寺物語 @ラピュタ阿佐ヶ谷
123.がんばれ蛮獄 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★124.樋口一葉 @神保町シアター
★125.月は上りぬ @シネマヴェーラ
126.コレラの城 @シネマヴェーラ
★127.あやに愛しき @シネマヴェーラ
>宇野重吉『あやに愛しき』シネマヴェーラ。芦田伸介からフランキーまで豪華ゲスト陣。狭い部屋を縦横無尽のカメラで撮る見事な美術。手練の演出だが、結婚生活で相手の顔色に怯え慄いて暮らす経験のある人間にはあまりにリアルな描写のつるべ打ち。ピアノ低音のクラスター連打!がーんがーんがーん!
★128.江分利満氏の優雅な生活 @ラピュタ阿佐ヶ谷
129.父ちゃんのポーが聞える @ラピュタ阿佐ヶ谷
130.お吟さま @シネマヴェーラ
131.佳人 @神保町シアター
★132.遠い一本の道 @シネマヴェーラ
133.嫁ぐ今宵に @シネマヴェーラ
134.おしどり駕籠 @ラピュタ阿佐ヶ谷
135.源氏九郎颯爽記 白狐二刀流 @ラピュタ阿佐ヶ谷
136.お役者文七捕物暦 蜘蛛の巣屋敷 @ラピュタ阿佐ヶ谷
137.暗殺の森 @早稲田松竹
★138.エヴァの匂い @新文芸坐 
>新文芸坐で上映トラブル。『エヴァの匂い』上映から約45分で音声はそのまま、画面が黄緑色に。前の扉近くにいたので、外に出て売店の係員に、画面止まってますよ、と告げた。むかし同じ劇場で『ロングライダース』のフィルム中断、あのとき「自分の将来はどうなるのか」と考えたことを思い出す。
>ジョゼフ・ロージー『エヴァの匂い』初めて女の部屋に向かう夜、階段で交わす会話。
「世界でいちばん好きなものは?」
「お金よ」
「何に使う?」
「レコードを買うの」
そう答えて人差し指をくるくる回してみせるジャンヌ・モロー。以前観たときはビリー・ホリデイのジャケが画面に登場したはずだが思い違い?
>きのう観た『エヴァの匂い』で、カジノで女が
「it takes two to tango ??」
と男に言い寄っていて、字幕には
「ねえ、ふたりでいい事しない?」
とあった。トッド・ラングレンの曲にあったな、とか思い出した。
★139.ダンケルク @新文芸坐 
>アンリ・ヴェルヌイユ『ダンケルク』新文芸坐。こんなに面白い映画の存在をいままで知らなかった。オフビートな反戦映画は数あれど、これは別格。ベルモンドは狂言回し、かと思えば、それだけに終わらず。『まぼろしの市街戦』の十倍くらい、岡本喜八と寺田農コンビの百倍くらい、以下略。

4月 54本

140.風花 @ラピュタ阿佐ヶ谷
141.曽我兄弟 富士の夜襲 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★142.殿さま弥次㐂多 幽霊道中 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★143.新宿乱れ街 いくまで待って @ラピュタ阿佐ヶ谷
★144.ピルクスの審問 @シネマヴェーラ
★145.ミスター・デザイナー @シネマヴェーラ
146.死者からの手紙 @シネマヴェーラ
★147.長い見送り @シネマヴェーラ
148.僕の無事を祈ってくれ @シネマヴェーラ 
>渋谷でソ連映画の修行5本。『ピルクスの審問』アルファヴィルで撮ったナイス低予算SF。『ミスター・デザイナー』田中陽三×清順な怪異譚。伊藤雄之助と大口広司と清水紘治を混ぜたような主役と美女。『長い見送り』オレの人生で出会ったいちばん痛い女性を回顧しつつ観た痛くて切なくて悲しい映画。
149.スラバヤ殿下 @新文芸坐
150.男なら夢を見ろ @神保町シアター
★151.続・社長三代記 @新文芸坐
152.社長三代記 @新文芸坐
★★153.私はモスクワを歩く @シネマヴェーラ 
>『ぼくの伯父さんの休暇』や『プレイタイム』のようなアンサンブルの音楽、と思ったら、ラストに主人公がそのテーマ音楽を歌いながら地下鉄のホームを歩く。たくさんの素晴らしい映画を思い出さずにはいられない、ヨーロッパの初夏を舞台にした傑作!
154.君たちのことは忘れない @シネマヴェーラ
155.青い街の狼 @神保町シアター
156.社長行状記 @新文芸坐
157.続 社長行状記 @新文芸坐
>きのうの土曜、新文芸坐で松林宗恵『続 社長三代記』。初めて観たからか、正編より面白かった。先代社長の書いた都々逸。
「野暮はしゃんすな 侍ならば 色と金との二本差し」
そして失敗して凹む加東大介に森繁久弥が披露する中国の故事。
「仕事は半分だけ死ぬほど一生懸命にやれ 」
>新文芸坐、森繁久弥の子息・建氏と松林宗恵監督の子息・天平氏のトークショーも観た。建氏のお気に入りは『夫婦善哉』に始まる大阪もの。大阪出身なのに平素は関西の言葉を一切使わぬ森繁のルーツを知る喜び。松林監督の著書、長男・天平氏への献辞は「遺書です」それから26年生きた、という話。
158.美男城 @ラピュタ阿佐ヶ谷
159.ささやかな墓地 @シネマヴェーラ
160.人生は素晴らしい @シネマヴェーラ
★★161.貴族の巣 @シネマヴェーラ
162.猟人日記 狼 @シネマヴェーラ
163.・AK ドキュメント黒澤明
  ・不思議なクミコ @ユーロスペース
164.天使のはらわた 赤い教室 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★165.半世界 @スバル座 
>稲垣吾郎さん、抱いていたイメージよりずっと不器用な役者だった。よくこの脚本でお金を集めたな、というほど地味な話。ちょっとクリント・イーストウッドの映画のような後味。この劇場、朝から二回、稲垣吾郎さんの映画を上映、その後はキムタクの映画を掛けていて驚く。
166.人間魚雷回天 @新文芸坐
★167.貴族の巣 @シネマヴェーラ
★168.私はモスクワを歩く @シネマヴェーラ
169.寝ても覚めても @新文芸坐
170.教誨師 @新文芸坐
★171.七発目の銃弾 @シネマヴェーラ
172.・チェス狂
  ・殺し屋 @シネマヴェーラ
173.処刑の丘 @シネマヴェーラ
★174.怒りのキューバ @シネマヴェーラ
★175.嫌い嫌い嫌い @神楽座 
>以前、のむみちさんにリクエストしたことのある作品だったので大喜び!「俳優・伊丹十三」映画祭、というのを考えたとき、最初の難関となる作品。イタミ13は演技がヘタ、とよく言われるが、デビュー作から全く変わらぬ持ち味。小川虎之助ファンには最高の映画。
★176.・・・S.O.S.・・・北極・・・赤いテント @シネマヴェーラ
177.青い山 @シネマヴェーラ
★178.赤い暴行 @ラピュタ阿佐ヶ谷
179.・北京の日曜日
  ・イヴ・モンタン〜ある長距離歌手の孤独 @ユーロスペース
★180.止められるか、俺たちを @新文芸坐
181.一心太助 天下の一大事 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★182.駆潜艇 K-225 @シネマヴェーラ
★★183.マンハッタンの二人の男 @ユーロスペース
>アメリカの犯罪小説に耽溺した男が主演し監督した映画。過剰な音楽。廻ったままのレコード。アルコールとカメラのフラッシュキューブ。何と言っても主人公のポーカーフェイス、というか空とぼけ顔。最高の映画。★★★★★★★
184.ブリティッシュ・サウンズ @ユーロスペース
185.果てしなき蒼空 @シネマヴェーラ
186.マイル22 @新文芸坐
187.蜘蛛の巣を払う女 @新文芸坐
188.アンダー・ザ・シルバー・レイク @早稲田松竹
★189.ア・ゴースト・ストーリー @早稲田松竹
★190.独眼竜政宗 @ラピュタ阿佐ヶ谷
191.お坊主天狗 総集編 @ラピュタ阿佐ヶ谷
192.・サンタクロースの眼は青い
   ・わるい仲間 @ユーロスペース
193.ママと娼婦 @ユーロスペース

5月 37本

194.海の沈黙 @ユーロスペース
195.幸福なラザロ @ル・シネマ
★196.天使も夢を見る @神保町シアター
★197.ギターはもう聞こえない @東京都写真美術館
198.救いの接吻 @東京都写真美術館
★★199.大統領の陰謀 @新文芸坐
200.狼たちの午後 @新文芸坐
★201.無花果の葉 @シネマヴェーラ
★202.無限の青空 @シネマヴェーラ
★203.赤ちゃん教育 @シネマヴェーラ
★204.ぼくの小さな恋人たち @ユーロスペース
★205.世界拳闘王 @シネマヴェーラ
★206.ROMA @シネスイッチ銀座
207.連続暴姦 @ラピュタ阿佐ヶ谷
208.万引き家族 @目黒シネマ
209.ドント・ウォーリー @ヒューマントラストシネマ有楽町
210.反逆兒 @ラピュタ阿佐ヶ谷
211.江戸っ子奉行 天下を斬る男 @ラピュタ阿佐ヶ谷
212.おれの行く道 @新文芸坐
213.ブロウアップ ヒデキ @新文芸坐
214.奇傑パンチョ @シネマヴェーラ
215.人生模様 @シネマヴェーラ
★216.空軍/エア・フォース @シネマヴェーラ
217.悪魔の手毬唄 @岐阜ロイヤル劇場
218.初恋カナリヤ娘 @ラピュタ阿佐ヶ谷
219.港の乾杯 勝利を我が手に @ラピュタ阿佐ヶ谷
220.酒と女と槍 @新文芸坐
221.ますらを派出夫会 @ラピュタ阿佐ヶ谷
222.続ますらを派出夫会 お供は辛いネの巻 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★223.東京ロマンス・ウエイ @ラピュタ阿佐ヶ谷
★224.たそがれの東京タワー @ラピュタ阿佐ヶ谷
★225.西銀座駅前 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★226.俺は情婦を殺す @ラピュタ阿佐ヶ谷
227.私は二歳 @シネマヴェーラ
228.人肌牡丹 @シネマヴェーラ
229.千姫御殿 @シネマヴェーラ
★230.みだれ髪 @シネマヴェーラ

6月 51本

231.クリード チャンプを継ぐ男 @新文芸坐
232.クリード 炎の宿敵 @新文芸坐
233.私はあなたのニグロではない @早稲田松竹
234.ビール・ストリートの恋人たち @早稲田松竹
235.のり平の浮気大学 愉快な家族 @ラピュタ阿佐ヶ谷
236.強情親父とドレミハ娘 @ラピュタ阿佐ヶ谷
237.ファースト・マン @新文芸坐
★★238.GUILTY/ギルティ @新文芸坐
★239.都会という港 @シネマヴェーラ
★★240.牝 @シネマヴェーラ
>渡邊祐介『牝』シネマヴェーラ。遠藤倫子さんはじめ多くの人が絶賛した作品をようやく。期待をはるかに上回る傑作。世に数多ある「きたないものをきれいに描く」映画の最高峰。日本のゲイリー・クーパー菅佐原英一の、期待通りの「でくのぼう」演技。死ぬ前に劇場で観ることが出来てラッキー★★★★★
>渡邊祐介『牝』、世界最高のオリンピック映画でもあった。この作品からスタートしたシネマヴェーラ「欲望のディスクール」特集。既に観た映画も含めて全部観たいが、今週は忙し過ぎる。週末のDJ二本の大荷物を抱えて、これから池袋へ。今夜ははじめて「あずさ」29号で旅立ちます。
241.餌食 @新文芸坐
242.野良犬 @ラピュタ阿佐ヶ谷
243.伊豆の演歌師 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★★244.鬼火 @ラピュタ阿佐ヶ谷
245.俺らは流しの人気者 @ラピュタ阿佐ヶ谷
246.東京警部 @ラピュタ阿佐ヶ谷
247.らぶれたあ @ラピュタ阿佐ヶ谷
248.夜霧に消えたチャコ @ラピュタ阿佐ヶ谷
★249.エロティックな関係 @新文芸坐
250.エロチックな関係 @新文芸坐
★251.女舞 @シネマヴェーラ
252.単車で飛ばそう @ラピュタ阿佐ヶ谷
★253.トップ屋取材帖 拳銃街一丁目 @ラピュタ阿佐ヶ谷
254.追想 @新文芸坐
255.色ざんげ @シネマヴェーラ
★256.殿方御用心 @神楽座
257.堕落する女 @シネマヴェーラ
★258.夜の歌謡シリーズ 命かれても @シネマヴェーラ
>鷹森立一『夜の歌謡シリーズ 命かれても』シネマヴェーラ。城野ゆき、桑原幸子、松岡きっこ、若い女優たちにノックアウトされた。昔は絶対に観ることのなかった歌謡映画。俗なるものの中に聖なるものがある、なんていう常套句も踏み潰すような梅宮辰夫と伴淳三郎。成沢昌茂にハズレなし。
259.ザ・パッセージ ピレネー突破口 @新文芸坐
260.怪談 一つ目地蔵 @ラピュタ阿佐ヶ谷
261.笛吹童子 第一部 どくろの旗 @ラピュタ阿佐ヶ谷
262.笛吹童子 第二部 妖術の斗争 @ラピュタ阿佐ヶ谷
263.笛吹童子 第三部 完結編 @ラピュタ阿佐ヶ谷
264.素晴らしき遺産 @ラピュタ阿佐ヶ谷
265.白い閃光 @ラピュタ阿佐ヶ谷
266.めまい @新文芸坐
267.ザ・テンプターズ 涙のあとに微笑みを @新文芸坐
★★268.愛のうず潮 @シネマヴェーラ
★269.化石の森 @新文芸坐
270.瀬降り物語 @新文芸坐
271.牝犬 @シネマヴェーラ
272.禁猟区 @シネマヴェーラ
★273.大阪の宿 @シネマヴェーラ
★274.黒の斜面 @神保町シアター
★275.琴の爪 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★★276.生きている小平次 @ラピュタ阿佐ヶ谷
>きょう、いま名画座通い史上最高の二本立てプログラムに出会ってしまったかもしれない。ラピュタ阿佐ヶ谷の、堀川弘通『琴の爪』と青柳信雄『生きている小平次』。中村扇雀主演の二本立て、なのだけど、とにかく日本映画の凄さ素晴らしさにぶっ飛ばされた。
277.アラジン @TOHOシネマズ渋谷
278.トップ屋取材帖 悪魔のためいき @ラピュタ阿佐ヶ谷
279.トップ屋取材帖 影のない妖婦 @ラピュタ阿佐ヶ谷
280.警視庁物語 十五才の女 @ラピュタ阿佐ヶ谷
281.警視庁物語 行方不明 @ラピュタ阿佐ヶ谷

7月 47本

282.花は嘆かず @ラピュタ阿佐ヶ谷
283.億万長者 @シネマヴェーラ
★284.夜の熱帯魚 @シネマヴェーラ
★285.ローリング・サンダー @キネカ大森
>ジョン・フリン『ローリング・サンダー』キネカ大森。学生の時に観て以来。何も憶えていなかった。これほどシンプルな話でも映画になる、という好例。ポール・シュレーダーはヤクザ映画の影響を受けている、という話を信じていたが、もっと単純な作劇。『ビッグ・ウェンズデー』もまた観たくなった。
286.風前の灯 @シネマヴェーラ
★287.怒りの孤島 @シネマヴェーラ
288.執念の蛇 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★289.青蛇風呂 @ラピュタ阿佐ヶ谷
290.爆破命令 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★291.美しき抵抗 @ラピュタ阿佐ヶ谷
>森永健次郎『美しき抵抗』ラピュタ阿佐ヶ谷。浜田光夫と吉永小百合の映画か、と期待せずに観ていたらコテンパンに泣かされてしまった。おっさんたち全員が高野由美に優しい言葉を掛けてもらって頰を濡らす最高の1時間。あなたの人生は一度しかないのよ。という台詞の後で挿入される庭の敷石のカット!
292.化け猫御用だ @ラピュタ阿佐ヶ谷
★293.薔薇大名 @ラピュタ阿佐ヶ谷
294.トップ屋取材帖 影を捨てた男 @ラピュタ阿佐ヶ谷
295.トップ屋取材帖 消えた弾痕 @ラピュタ阿佐ヶ谷
296.天才作家の妻 -40年目の真実- @目黒シネマ
★297.その手にのるな @ラピュタ阿佐ヶ谷
>岩間鶴夫『その手にのるな』ラピュタ。パトリス・ルコント『仕立て屋の恋』と同じ話。脚本、演出、演技、何かがヘンだよ、とか思いながら引っ張りこまれた。渋谷実や中村登の奇天烈な作品と同じ、これぞ松竹映画。ただ、高橋貞二の部屋で杉田弘子が作るあのハムエッグは映画史上最高に旨そうだった。
298デン助のワンタン親父とシューマイ娘 @ラピュタ阿佐ヶ谷
299.デン助のやりくり親父 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★★300.生きる @新文芸坐
301.角帽三羽烏 @神保町シアター
302.燈台 @ラピュタ阿佐ヶ谷
303.背くらべ @ラピュタ阿佐ヶ谷
304.赤ちゃん颱風 @ラピュタ阿佐ヶ谷
305.晴子の応援団長 @ラピュタ阿佐ヶ谷
306.どんと行こうぜ @神保町シアター
307.一等女房と三等亭主 @シネマヴェーラ
308.俺の故郷は大西部 @ラピュタ阿佐ヶ谷
309.東京ドドンパ娘 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★310.拳銃野郎 @シネマヴェーラ
311.ドゥ・ザ・ライト・シング @早稲田松竹
>実りある、とは言えない打ち合わせ二本のあと、早稲田松竹でスパイク・リー監督作品『ドゥ・ザ・ライト・シング』と『ブラック・クランズマン』の二本立てに間に合う。仕事の後で映画を観るって素晴らしい。たとえ錯覚でも、無駄に終わっただけじゃない1日、という気持ちになれる。
>『ドゥ・ザ・ライト・シング』の中盤、ラジオDJの「ラヴ・ダディ」が音楽に乗せて、ジャズの巨匠とヒップホップ・アーティストを交互に、延々と名前を挙げて、「あなたたちのお陰で、我々はこのつらい現実に耐えていける」と結ぶナレーション。この映画のいちばん、飛び抜けて素晴らしい場面で泣く。
★312.ブラック・クランズマン @早稲田松竹
>『ブラック・クランズマン』映画としてはこちらの方がずっと好き。ただの痛快娯楽ポリスアクションとして、オレのような馬鹿にも楽しめる。でも、あの小さなクラブで主人公たちが歌い踊る「トゥ・レイト・トゥ・ターン・バック・ナウ」に泣く。ラスト、まさかのEL&Pにも感動。
313.捨て身のならず者 @新文芸坐
★314.色魔狼 @新文芸坐
315.続警察日記 @シネマヴェーラ
316.花嫁の抵抗 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★317.二階の他人 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★★318.愛と希望の街 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★319.鱒 @恵比寿ガーデンシネマ
★320.この手紙を読むときは @恵比寿ガーデンシネマ
★321.七月のランデヴー @恵比寿ガーデンシネマ
★322.明日はない @恵比寿ガーデンシネマ
★323.怪盗ルパン @恵比寿ガーデンシネマ
324.七月のクリスマス @シネマヴェーラ
325.山びこ学校 @ラピュタ阿佐ヶ谷
326.雲流るる果てに @ラピュタ阿佐ヶ谷
327.原爆の子 @ラピュタ阿佐ヶ谷
328.ロケットマン @東宝東和試写室

8月 42本

★329.細い目 @イメージフォーラム
★330.パリ横断 @恵比寿ガーデンシネマ
★331.新聞記者 @ユーロスペース
332.復讐鬼 @シネマヴェーラ
333.天気の子 @IMAX 品川
334.ヨシワラ @恵比寿ガーデンシネマ
★335.タレンタイム @イメージフォーラム
336.ムアラフ-改心 @イメージフォーラム
★337.夢を見ましょう @恵比寿ガーデンシネマ
338.ある女の愛 @恵比寿ガーデンシネマ
★339.ミッドナイト @シネマヴェーラ
★340.失われた週末 @シネマヴェーラ
341.悪魔の手 @恵比寿ガーデンシネマ
★342.メリーポピンズ リターンズ @目黒シネマ
★343.ダンボ @目黒シネマ
344.太陽のない街 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★345.幸福の設計 @恵比寿ガーデンシネマ
★346.顔のない眼 @恵比寿ガーデンシネマ
★347.とらんぷ譚 @恵比寿ガーデンシネマ
★348.たそがれの女心 @恵比寿ガーデンシネマ
349.殺人者にスポットライト @恵比寿ガーデンシネマ
350.混血児ダイナ @恵比寿ガーデンシネマ
★351.狼 @ラピュタ阿佐ヶ谷
352.人間の壁 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★353.他人の家 @シネマヴェーラ
354.ろくでなし @シネマヴェーラ
355.殺人幻想曲 @シネマヴェーラ
356.白い足 @恵比寿ガーデンシネマ
★357.ラブン @イメージフォーラム
★358.グブラ @イメージフォーラム
★359.ムクシン @イメージフォーラム
360.素っ裸の青春 @神楽座
★★361.私たちは一緒に年をとることはない @恵比寿ガーデンシネマ
>モーリス・ピアラ『私たちは一緒に年をとることはない』恵比寿ガーデンシネマ。『ママと娼婦』と並ぶ、とパンフにあったが、もっと生々しく、もっと度を超えた愛の物語。ヴェーラで会ったT氏もN氏も主人公をクズ野郎と仰ったが、だとしたらオレは。今年、いや人生のベストワン、と大声で。★★★★★
362.うわさの名医 @シネマヴェーラ
★363.ルル @恵比寿ガーデンシネマ
★★364.どろ犬 @国立映画アーカイブ
>佐伯孚治『どろ犬』国立映画アーカイブ。完膚なきまでにノックアウトされた。進退窮まった男の行動をこれほど見事に表現するのは俳優なのか演出家なのか脚本家なのか、あるいは原作者だったのか。しかし昨日のピアラといい、本作といい、このところ自分の心の針はちょっと簡単に振り切れてばかり。
>『どろ犬』とうとう刑事として、人間として踏み越えてはならない一線を超えた日の夜、恋人の部屋を訪ねる大木実。汗だくで原知佐子の身体を求めるその顔に滴るのは涙のようにも見える。泣きながらする愛の営み。忘れられない描写。メモ。
365.青春の裁き @神保町シアター
★366.パームビーチ・ストーリー @シネマヴェーラ
367.記憶の代償 @シネマヴェーラ
★368.凱旋の英雄万歳 @シネマヴェーラ
★★369.異国の出来事 @シネマヴェーラ
370.バシュフル盆地のブロンド美人 @シネマヴェーラ

9月 30本

371.眠狂四郎 女妖剣 @角川シネマ有楽町
372.眠狂四郎 人肌蜘蛛 @角川シネマ有楽町
>池広一夫『眠狂四郎 女妖剣』安田公義『眠狂四郎 人肌蜘蛛』角川シネマ有楽町。このシリーズを楽しむ才能が自分に欠けているのか、ひどく退屈した。樹の上から刺客が飛び降りてくる場面で、ああこの映画は煮詰まっている、と感じた。自分も煮詰まったバンドの煮詰まったアルバムを作った経験があった。
373.鯉名の銀平 @角川シネマ有楽町
374.浅太郎鴉 @角川シネマ有楽町
★375.女優 @ラピュタ阿佐ヶ谷
376.飼育 @ラピュタ阿佐ヶ谷
377.お父ちゃんは大学生 @神保町シアター
378.喜劇 急行列車 @神保町シアター
379.銀座旋風児 目撃者は彼奴だ @神保町シアター
★380.コミック雑誌なんかいらない @新文芸坐
381.お嬢吉三 @角川シネマ有楽町
★382.つばさ @シネマヴェーラ
★383.切られ与三郎 @角川シネマ有楽町
★384.スノー・ロワイヤル @新文芸坐
385.ザ・フォーリナー / 復讐者 @新文芸坐
386.爆弾を抱く女怪盗 @シネマヴェーラ
387.○線の女狼群 @シネマヴェーラ
388.恋の応援団長 @シネマヴェーラ
389.半處女 @シネマヴェーラ
★390.銀二郎の片腕 @シネマヴェーラ
★★391.花眞珠 @シネマヴェーラ
>日比野恵子と島崎雪子の競演。今回の「新東宝」特集の中ではもちろんわがベスト。
392.黒い乳房 @シネマヴェーラ
393.月よりの母 @シネマヴェーラ
394.暁の急襲 @シネマヴェーラ
395.女競輪王 @シネマヴェーラ
396.「青春万歳」より 源平恋合戦 @シネマヴェーラ
397.有頂天時代 @シネマヴェーラ
★398.皇室と戦争とわが民族 @シネマヴェーラ
399.てんやわんや @ラピュタ阿佐ヶ谷
400.ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト @新宿ピカデリー

10月 27本

★401.波止場の無法者 @神保町シアター
402.大当り百発百中 @神保町シアター
★403.ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド @T-joy 品川
404.ジョーカー @IMAX シアター品川
405.地下帝国の死刑室 @シネマヴェーラ
★406.JAWS/ジョーズ @早稲田松竹
407.栄光と驀走王 @シネマヴェーラ
408.暴力五人娘 @シネマヴェーラ
★409.一等マダムと三等旦那 @シネマヴェーラ
410.若き日のあやまち @シネマヴェーラ
★411.ママの新婚旅行 @シネマヴェーラ
★412.時の氏神 新夫婦読本 @ラピュタ阿佐ヶ谷
413.盛り場流し唄 新宿の女 @神保町シアター
414.夕笛 @神保町シアター
★★415.結婚の條件 @神保町シアター
>主役こそ浅丘ルリ子の映画だが、配役が絶妙。泣かせる長谷百合。桂木洋子。山田吾一。そして二谷英明と南田洋子の夫婦。だが、たった3度の登場でさわやかに映画をさらってしまう川地民夫。監督・斎藤武市。日活映画をますます好きになってしまう。
416.恐怖劇場アンバランス 死骸を呼ぶ女 @シネマヴェーラ
417.遠い明日 @シネマヴェーラ
>主演の三浦友和に華がなく、全体に地味な作品になってしまったが、若山富三郎といしだあゆみが忘れ難い印象を残す。『千曲川絶唱』のときと同じく醜く泣く女、いしだあゆみ。
★★418.櫛の火 @シネマヴェーラ
>これぞ神代辰巳。
419.傷だらけの天使 港町に男涙のブルースを @シネマヴェーラ
★420.インモラル 淫らな関係 @シネマヴェーラ
★421.嗚呼!おんなたち 猥歌 @シネマヴェーラ
>きょう観た映画でつよく印象に残ったセリフ。
「でもアニキ、レコードなんて売れなきゃ下敷きにもなりませんよ」
「、、、」
「穴空いてるし」
  「、、、」
「ギザギザだし」
神代辰巳『嗚呼!おんなたち 猥歌』安岡力也が内田裕也に言うセリフ。たぶん37年ぶりに観た。
★422.恋文 @シネマヴェーラ
>セリフ、というのではないけれど、やはりきょう観た神代辰巳『恋文』の中でつよく印象に残ったのは、高橋恵子が自分と不倫していた上司について倍賞美津子に話す場面。
あの人、会社ではなんという渾名だったか知ってます? イスラムさん。ほら、むこうでは奥さんは4人まで持てるから。
423.抱いて頂戴 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★424.波浮の港 @神保町シアター
★★425.顔 @神楽座
>島耕二『顔』神楽座。池部良がようやく京マチ子に接吻したあとのモノローグ「この顔のために生きてきたのに、どうして心が昏くなるのだろう」。いままで、心の内面をモノローグで聞かせてしまうなんて、下手くそな演出家のすることだと思い込んでいたのに。これほど面白い映画が埋もれていたなんて!
426.傷だらけの天使 草原に黒い十字架を @シネマヴェーラ
427.俺は淋しいんだ @神保町シアター

11月 39本

428.街の噂も三十五日 @ラピュタ阿佐ヶ谷
429.コンチネンタル @シネマヴェーラ
430.晴れて今宵は @シネマヴェーラ
431.三人娘乾杯! @ラピュタ阿佐ヶ谷
432.寝言泥棒 @ラピュタ阿佐ヶ谷
>堀内真直『寝言泥棒』ラピュタ阿佐ヶ谷。じぶんにはかなり面白い映画だった。木下恵介『風前の灯』渋谷実『二人だけの砦』山田洋次『二階の他人』夫婦の家に闖入者が訪れて始まるドラマ。観る度に「誰に向けて作っていたのか」と考えてしまう一連の松竹「笑えない喜劇」は城戸四郎の好みだと知る。
★433.かわいい女 @神保町シアター
>斎藤武市『かわいい女』神保町シアター。東宝のダイヤモンドシリーズを連想する、70分の素晴らしいミステリー映画。今回の日活女優特集で観た『結婚の條件』『波浮の港』そして今日の映画で斎藤武市という監督の巧さを知る。ただデジタルの画質はかなり貧しく、ニュープリントで観たくなった。
434.青い乳房 @神保町シアター
435.リトアニアへの旅の追憶 @早稲田松竹
436.ブロードウェイのバークレー夫妻 @シネマヴェーラ
437.戦国群盗伝 @新文芸坐
★★438.人情紙風船 @新文芸坐
>新文芸坐で山中貞雄『人情紙風船』。二十代の前半にフィルムセンターで観て以来。これは5年に1度、せめて10年に1度くらいの頻度で観るべき映画ではなかったか。加東大介、河野秋武、御橋公、柳谷寛、霧立のぼる、といまなら名前を知っている俳優を多数発見。山中脚本の『戦国群盗伝』には落胆。
★439.青空に踊る @シネマヴェーラ
★440.踊らん哉 @シネマヴェーラ
★441.土曜は貴方に @シネマヴェーラ
>「わたし頭が悪いから最初はわからなかったんですけど、この特集が始まってから5本観まして、5本とも全部同じでした。名前や役柄は違いますが、最初はいがみ合っていたカップルが仲良くなって、踊ったら恋が始まって。全部同じ。」フレッド・アステア特集の上映前、ずっと喋っている御婦人たち。
★★442.踊る騎士 @シネマヴェーラ
>きょうも仕事の前にフレッド・アステア。きのう観た『踊る騎士』は素晴らしかった。RKOでジンジャー・ロジャースと7本作った後の映画。たしかに新しい取り組み。どこかキャンプな、ユーモアの質が他の作品と違う作品。何かピンときた人は観たほうが良い。音楽はガーシュウィン。名曲ばかり。
★443.有頂天時代 @シネマヴェーラ
444.トップ・ハット @シネマヴェーラ
445.カッスル夫妻 @シネマヴェーラ
446.あなた好みの @ラピュタ阿佐ヶ谷
★447.こんにちわ20才 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★★448.車夫遊侠伝 喧嘩辰 @ラピュタ阿佐ヶ谷
449.弾痕 @ラピュタ阿佐ヶ谷
★★450.さらば愛しきアウトロー @新文芸坐
451.ゴールデン・リバー @新文芸坐
452.その夜の冒険 @神楽座
453.ジーグフェルド・フォリーズ @シネマヴェーラ
454.ヨランダと泥棒 @シネマヴェーラ
★★455.COLD WAR あの歌、2つの心 @早稲田松竹
456.私の20世紀 @早稲田松竹
457.キューブリックに魅せられた男 @ヒューマントラストシネマ有楽町
458.マイ・フーリッシュ・ハート @ヒューマントラストシネマ有楽町
★★459.恋愛準決勝戦 @シネマヴェーラ
460.つぐみ @目黒シネマ
461.春、バーニーズで @目黒シネマ
★462.トニー滝谷 @目黒シネマ
★463.踊る結婚式 @シネマヴェーラ
464.ベル・オブ・ニューヨーク @シネマヴェーラ
★465.博士の異常な愛情 @シネマカリテ
>三十数年ぶりの再見。前回観たのは池袋・文芸坐だったことだけはたしか。音楽がイギリスのイージー・リスニングの人気作曲家、ロウリー・ジョンスンだった。むかしはこの人の名前を知らなかった。
466.温泉あんま芸者 @ラピュタ阿佐ヶ谷

12月 44本

467.ノダジ @シネマヴェーラ
>この韓国映画が1月にKCDで観た『魔の黄金』と同じ話で驚く。
★468.下女 @シネマヴェーラ
469.高麗葬 @シネマヴェーラ
470.火女 ’82@シネマヴェーラ
★471.日本ゼロ地帯 夜を狙え @ラピュタ阿佐ヶ谷
472.異魚島(イオド) @シネマヴェーラ
473.ドラムと恋と夢 @新文芸坐
474.ジャズ・オン・パレード 1956年 裏町のお輾婆娘 @新文芸坐
475.誤発弾 @シネマヴェーラ
476.肉体の約束 @シネマヴェーラ
★477.レンの哀歌 @シネマヴェーラ
478.水女 @シネマヴェーラ
479.玄界灘は知っている @シネマヴェーラ
★480.麻雀放浪記 @新文芸坐
481.怪盗ジゴマ 音楽篇 @新文芸坐
482.突然炎のごとく @早稲田松竹
483.悲しみは空の彼方に @早稲田松竹
484.死んでもいい経験 @シネマヴェーラ
485.虫女 @シネマヴェーラ
★★486.噂の娘 @神保町シアター
>成瀬巳喜男の『噂の娘』にはじまって、石井輝男の『異常性愛記録 ハレンチ』で終わる一日。もはや大陸横断。
487.親分(ボス)を倒せ @ラピュタ阿佐ヶ谷
>根岸明美が登場する最初のカット。これほど美しく撮る監督だったとは。
488.異常性愛記録 ハレンチ @ラピュタ阿佐ヶ谷
>石井輝男『異常性愛記録 ハレンチ』ラピュタ阿佐ヶ谷。映画ソムリエさんが或る方から(たしか篠崎さん、、)この映画観てる?と尋ねられて、観てるような気がするけどはっきり憶えていない、と答えたら、この映画を観てたらよく憶えてないなんてことはあり得ない、と言われたという。その通りの映画!
★489.明日に別れの接吻を @シネマヴェーラ
★490.真昼の暴動 @シネマヴェーラ
★491.二重結婚者 @シネマヴェーラ
492.長距離ランナーの孤独 @ユーロスペース
493.十七才の断崖 @神楽座
★494.おれについてこい @ユーロスペース
495.スパルタ教育 くたばれ親父 @ユーロスペース
496.オリ・マキの人生で最も幸せな日 @ユーロスペース
497.札幌オリンピック @国立映画アーカイブ
498.女体渦巻島 @ラピュタ阿佐ヶ谷
499.暴力行為 @シネマヴェーラ
500.私の名前はジュリア・ロス @シネマヴェーラ
★501.邪魔者は殺せ @シネマヴェーラ
★502.冬時間のパリ @ル・シネマ
★503.幻の女 @シネマヴェーラ
504.ゲンセンカン主人 @ラピュタ阿佐ヶ谷
505.ヘアピン・サーカス @ラピュタ阿佐ヶ谷
★506.お遊さま @早稲田松竹
507.西鶴一代女 @早稲田松竹
508.武蔵野夫人 @早稲田松竹
509.罠 @シネマヴェーラ
510.ハイ・シエラ @シネマヴェーラ