RANDOM DIARY:COVID-19 長谷部千彩

コロナウィルスが存在する世界で暮らす一週間。
未曾有の危機と毎年訪れる夏の休暇。
家族の食卓とネットショッピング。
空色の朝顔。東京は気温37度。

2020年8月15日(土)

終戦記念日。
夏休みに入り、小学生の姪が泊まりに来ているが、数日前、母と妹も私の部屋にやって来た。今年は、新型コロナウィルスの問題で避暑地で過ごすことが叶わない。それで私の部屋に集まってのお盆休みとなったのだ。とは言え、特別のんびり過ごしているわけでもない。姪は毎日、宿題と夏休みの自由研究。私も机に向かい仕事を続けている。7月まで忙しかったので、8月に入って通常の仕事量に戻り、気分的に余裕はできたけれども。

夜、NHKでドラマ『太陽の子』を家族で観る。柳楽優弥、有村架純、三浦春馬が主演。他に出演は田中裕子、國村隼など。第二次世界大戦末期、軍からの密命により原子力爆弾の開発研究を進める若い物理学研究者の苦悩を描いた物語。
最初のほうですき焼きを囲むシーンがあり仰天。砂糖までさらさらと鍋に振り入れていた。裕福な一家という設定にせよ、いくらなんでも敗戦間近のその時期にすき焼きはないと思うが。具だくさんの炊き込み飯のようなものも出てきたし、ひもじさだけが時代考証として正しいとは思わないけれど、どれほどの身分であればそんなご馳走が食べられるのか、違和感が拭えなかった。
また、衣裳が綺麗すぎるのも気になる。黒澤映画並みに生地を傷ませてとは言わないにしても、どう見ても布が新しい。しわだけは一応つけてはいるものの、何度も洗い、繕い、仕立て直した、ひとが暮らしの中で着ている衣類に見えないのだ。
私は普段、テレビドラマというものをほとんど見ないのだけれど、近年何度かNHKのドラマを観る機会があって、それはいずれも終戦直後を舞台にしたものだったが、そのときも衣裳に首をかしげた。おろしたてのような服を着て、時代を語られてもなんだかちぐはぐで、まるで学芸会みたいだった。プロの衣裳担当者がそのあたりのことをわかっていないはずがない。準備の時間が足りないということなのだろうか。それとも画質があがったために起こる弊害なのだろうか。若い俳優たちの体型や顔の造りが昔と今では違うのは仕方がないとしても、もう少しディテールを緻密につくり込めば興覚めすることも減ると思うのだが。

春日太一著『役者は一日にしてならず』読了。ベテラン俳優16名へのインタビュー集。 松方弘樹の話は面白かった。それから、前田吟のエピソード――若くして天涯孤独になってしまった前田吟が、芸能界には家族に恵まれなかったひとが多いと知って役者を目指したという話も興味深かった。


 
2020年8月16日(日)

今日も暑い一日。浜松市では気温40度を超えたという。朝顔が咲いても、お昼前には花も葉も萎れてしまう。猛暑の山はあと二週間ほどか。ベランダの植物たちよ、毎年のことだが、この時期をなんとか凌いで欲しい。

今日も仕事の合間、姪の夏休みの日記書きを手伝う。小学生に文章の書き方を教えながら改めて思うのは――このことはかねてから考えているが――もっと日本は国語教育に力を入れるべきではないだろうか。人間は言葉を使わずに生きてはいけないのに、言語表現の教育について、美術や音楽のそれに比べ、研究がまだまだ足りないような気がする。子供のうちからもっともっと言葉を知る / 使う楽しさを教えてあげて欲しい。言葉は自分を造るし、自分を解放するし、他人や社会と自分をつなぐ、本当に重要なもの。試験の答案や論文やビジネス文書を書けることが、国語学習の目指す到達点ではないと思うけどな。私は音楽も美術も大好きだけど、人間の基本は言葉にあると思う!――なんて力説してしまうのは、私が文章を書くことを生業としているからでしょうか。美術を専門にしてきた大人は美術が、音楽を専門にしてきた大人は音楽が、スポーツを専門にしてきた大人はスポーツが、そして試験を得意としてきた大人は試験テクニックが、何より子供に与えたい教育かもしれないね。

夕食にどうしてもタコスが食べたくなり、夕方、バスに乗ってスーパーマーケットへ。近所のお店が軒並みお盆休みで、駅前まで行ってレタスを入手。

夜、机の上を片付けていると、メモの隅に走り書きを見つける。
“軍隊は国家を守るものだ。国民を守るものじゃない”
映画の台詞か。それとも読んでいた本の抜き書きか。確かに私の筆跡だが、何のメモかさっぱりわからない。

新聞を開くと、今年、終戦記念日に靖国参拝した閣僚の名前が。計4名。


 
2020年8月17日(月)

小学生の姪は、今年、夏休みの自由研究として自分でデザインしたドレスを作っているのだが、昨夜、部屋を覗くと器用にミシンを踏んでいた。初めてなのに慣れた手つき。「すごいね、上手だね」と声をかけると、「だって小さい頃からママがミシンかけているのを見てきたもん」と言う。私も幼い頃、母がミシンを踏む姿を見ていたけれど、ミシンの扱いはさっぱりだ。洋裁・和裁の才能は、妹にだけ流れていった。

朝、昨夜から仕込んでおいた皮蛋痩肉粥を食べる。『memorandom』に掲載されている小野寺光子さんのレシピ。美味しい。

明日から私用にとられる時間が増えるので、今日のうちに先の分の仕事まで進めておく。終日黙々とキーボードを叩く。
午後、息抜きに、近所のカフェに行く。お盆のせいか、コロナウィルスのせいか、ガラガラ。久しぶりにチーズケーキ。外出自粛生活で太ってしまったので、甘いものを控えるようにしているのだけれど、そのせいか、いつも以上に糖分が疲れた頭に沁みる。

仕事が残っていて、今日は台所に立ちたくないとこぼしたら、所用からの帰りに妹がとんかつとコロッケ、お刺身を買ってきてくれた。みょうがとお豆腐のお味噌汁だけ作る。
家族が集まって楽しいことも多いけど、夕飯が大がかりになってしまうのは何とも。余裕があるときはいいけれど、支度も食べるのも片付けも、普段の食事の何倍もかかって、忙しいときはわずらわしい。テレワークや子どもの休校によって家事の負担が増加し、新たなストレスを生んでいると聞くけれど、三度の食事を家族の分まで用意するひとたちは本当に大変だと思う。頭が下がる。

寝る前にアニメ『TIGER&BUNNY』と『新世紀エヴァンゲリオン』を一話ずつ。どちらも数度目の視聴。
『新世紀エヴァンゲリオン』、今年完結編が公開されるというので、久々に観直しているけど、上映はどうなったのだろう。延期?


 
2020年8月18日(火)

政治学の講義一日目。ここ数年やる気をなくしていたけれど、今年は意欲復活、いくつか受講を申し込んである。いや、正確には、当分旅には出られないし、仕事ばかりというのもつまらないし、精神面の退屈しのぎと言ったほうがいいかも。
社会人学生になって8年が経つけれど、私の場合、勉強と言っても趣味だから、興味がある科目の講義が聴ければ満足で、課題もテストも気が向いたときにしか取り組まない。先生には失礼な話だけど、私にとって講義はトークショーみたいなもの。不真面目ですね。まあ、いいじゃないですか、そんなゆるい学生がいても。大人なんだし。

とは言え、久しぶりの受講、しかも今年は対面ではなくオンライン講義。もちろんウィルス感染防止のため。仕事のオンラインミーティングは増えたけど、授業では初めての経験だから戸惑う点もあり、講義のあと、課題を仕上げて提出したら夕方になってしまった。普段使わない脳の部分、フル回転でクタクタ。明日はもっと要領よくやれるといいけれど。

そして、今回から講義のノートは全てiPadとApple Pencilで取ることにした。NoteshelfとGoodNote5、どちらのアプリを使うか迷った末、Noteshelfを選択。講義を聴きながら、ディスプレイに表示されたレジュメにApple Pencilでひたすらカリカリと書き込む。いままでもゲラの赤入れや原稿の下書きなど、Apple Pencilで手書きで行っていたので、ノートを取ることも意外とすぐに慣れた。白紙ページを足したり、ページを入れ替えたりも簡単で、なかなかいい感じ。
その様子を見て、母が、私もApple Pencilを使ってみたい、と言い出した。iPad Proユーザーの母、歳を取っても好奇心旺盛で何より。

夕食は親子丼。味はおいしくできたけど、つゆの分量を間違えた(多すぎた)。普段、せいぜい二人分しか作らないので、家族の分もとなると勝手が違う。


 
2020年8月19日(水)

今日も朝から講義を受ける。
オンライン授業はオンデマンド式なのだが、初日、動画時間を確認したとき、本来の講義時間よりも短かったので、内容が乏しいのかとがっかりしたが、始まってみると進むスピードが豪速。今日は、再生速度を遅くする拡張機能を追加して、何度も止めながら聴いた。
気になるところを繰り返し聴ける良さもあるから、一概にオンデマンド授業をダメとは思わない。移動時間がないのは楽だし。ただ、対面だと講義後、すぐに先生に質問に行けるから、それができないのは不便かな。でも、不満はそれぐらい。
とは言え、私の勉強は遊びだから、どんな状況でも悠長に構えていられるけれど、これが本業大学生なら、やっぱり困ってしまうかも。大学とは一体?という気持ちになるでしょうね。キャンパスでの授業再開を望むのも当然だと思う。

課題に取りかかる前に家族でカフェへ。遅いランチを取る。店内に客は私たちしかいなかった。
厚生省の感染接触アプリを一応スマートフォンに入れているけど、私の住む地域は閑静なので、今日も表示は “陽性者との接触は確認されませんでした”。連日、東京の新規陽性者数は三桁台を記録しているのに、自分の回りは平穏そのもので不思議な気分。いつ感染してもおかしくないと覚悟はしていますが。

帰宅後、課題に手をつける。
いま受けている講義は日本政治を扱っているので、歴代政治家の名前が次々と登場するのだけれど、彼らの顔を思い返すとき、その顔が映し出されたTVの形や、TVの置かれていた部屋まで一緒に浮かんでくるのは面白い。田中角栄の顔は実家の床の間のある和室のTV、宇野宗佑の顔は猫を飼っていたマンションの一室の小さなTV(TVの上によく猫が上っていた)、小泉純一郎の顔はイームズのソファが置かれたリビングのTV、福田康夫の顔は寝室に置いた43インチの液晶TV、野田佳彦の顔はパリのアパルトマンのノートPCのディスプレイ。

夕方、休憩にベランダへ出ると、空がオレンジに染まってとても綺麗だった。ここのところ連日、夕焼けが本当に美しい。

夜、姪にドレス(夏休みの自由研究)を見せてもらうと、シンプルなワンピースとチュールレースのオーバードレスが出来ていた。これからビーズやリボン、グリッターペンなどでデコるらしい。


 
2020年8月20日(木)

今日もベランダでは朝顔が咲いている。青紫、赤紫、空色、そして白。
昨日、課題を提出したあと、午前2時まで仕事をしていたので眠い。
朝食は焼きたてパン、目玉焼き、フルーツ。妹が野菜炒めも作ってくれた。ルバーブのジャムを食べきったので、イラストレイタ―の小野寺(光子)さんからいただいたジャムを開ける。こちらも手作りのオレンジとグリーンレモンのジャム。いつもながらとても美味しい。

そして今日も講義。オンライン授業にも慣れてきた。
感染対策でオンライン授業に切り替わったら、不登校の生徒たちが熱心に授業に参加するようになったという新聞記事を読んだけれど、わかる気がする。無駄が省けるというか、授業にダイレクトにアクセスできるのはいいよね。集中できるし。学校での人間関係なんて、楽しければいいけれど、つらいと感じるなら時間の無駄だと思う。もっとオンライン授業が普及するといいのに。で、勉強だけしたい子はそれを利用する。
そういえば、フランス人の友人も少し前に大学のオンライン講座を受ける(=社会人学生)と言っていたけれど、どうなっただろう。政治か化学をやりたいと言っていたような。彼女の仕事とは全く関係ない学科だけど、私も仕事と関係のある勉強はやりたくないと思うタイプだから、彼女の考えていることは理解できる。仕事以外の時間は、役に立たないようなことに使いたいのよ・・・。自分でも志が低いと思うけど。

昼食は冷やしラーメン。
午後、課題のため、小選挙区制について考える。
政治学の講義を受けているとき、いつも感じることだけど、理論とか分析とかそういう道具を使って政治を見るのは面白いけど、そこからこぼれ落ちるものによっても、結構、政治は動いているよなあと思う。人間には感情があるからね。例えば、貧困問題。学問の中では「貧困問題」というひとつのワードに集約されちゃうけど、そのワードの後ろには膨大な「状況」が広がっていて、私は貧困問題の直接的当事者じゃないけど、その「状況」に対して胸を痛めたり、憤ったり、何かできないのかと焦ったりする。そして、その感情をもとに政権を評価する。投票に行く。つまり、私は貧困問題の直接的当事者じゃないけど、貧困問題が深刻化する時代に暮らす間接的当事者なわけで、でも、政治家や官僚は貧困問題に取り組むとき、きっと直接的当事者のことしか考えていないよね。私は、間接的当事者も含めての「貧困問題」なんじゃないかなあと思うんだけど・・・それは世論がどうこうというのとはちょっと違うんだけど・・・と、いつもちょっとモヤッとして、最後は、そういった理論や統計では浮かび上がらせることができない部分を掬って言語化するのは文学の役割か・・・文学、頑張れ!とひとりごちて終わるのだけれども(映画とかもそうですね)。

夕食は焼き魚(鯖)、お味噌汁とにんじんのサラダ、フルーツ。食後に仕事を残しているので、今日も時短料理。

夜、姪と妹が自宅へ帰る。母はもう少しいるらしい。子どもが去ると、いきなり静寂が。部屋の灯りの色まで寒色を帯びた気がする。ひんやり。しーん。


 
2020年8月21日(金)

夜、書類の整理をしながら、アニメ『TIGER&BUNNY』『新世紀エヴァンゲリオン』の続きを一話ずつ、そしてずっと後回しにしていた『鬼滅の刃』の第一話も観る(ついに)。
この一週間は外出が少なかった。前半は仕事。後半は勉強で終わってしまった――と言うか、前半の日々がもう遠いことのよう。後半四日、講義を受けただけなのに、随分長いこと自民党について考えているような気する。まあ、日本政治について学ぶというのは自民党政治について学ぶというのとほぼ同義だから仕方がない。
そして、毎日毎日、私は課題に「いまの政治はおかしいと思う(以下、理由を展開)」と書いているような気がする。“見解を述べよ”だから、別に間違えた解答ではないけど。だって、知れば知るほど、そんな風に動かしたら、日本はさらに沈むんじゃない?と思うことばかり。

ちなみに論述の課題って、調べものも多くて時間がかかるけど、随筆や掌編小説を書くときには用いない言葉をたくさん使うから、その点は楽しい。あ~、そういえばこんな単語あったねえ、ちょっと使ってみるか!みたいな感じ。自分の脳内の単語倉庫の隅に転がっていた言葉を引っ張り出してきて、おお、ついにこれを使うときが!一生使うことなんてないかと思っていたよ~!と感動したり。体言止めは使わないとか、そういうのも私にはゲームのルールっぽくて面白い。

ところで、東京のコロナウィルス新規陽性者数、昨日は339人、今日も250人超えているけど、大丈夫なのだろうか。最近、都知事があまり会見しなくなった気がするけれど、私が見逃しているだけ?ステイホームも、私は心掛けているけれど、気にしていないひとも多そうで心配。

ともあれ、今週で講義は終わり、来週からは、また仕事中心の生活に戻る。 東京都写真美術館で開催中の『バウハウス100年映画祭』には行けるだろうか。

今年は7月まで仕事が立て込んでいて、その間、バカみたいに本を買っていた。気になるものを手あたり次第。この山を越えたら読書三昧の暮らしが待っている、と自分を励ましながら机に向かっていた。
で、余裕ができるはずの8月、まだそこまで時間が作れていない。来週からは貪り読もうと思う。以下、買い込んだ本(マンガも含む)。読了したもの、途中になっているもの、未読になっているもの混在。

『香港デモ戦記 』小川善照 『香港雨傘運動と市民的不服従 「一国二制度」のゆくえ』周保松 『つらつらわらじ 特別編』オノ・ナツメ 『日々の子どもたち: あるいは366篇の世界史』エドアルド・ガレアーノ 『パリの砂漠、東京の蜃気楼』金原ひとみ 『つげ義春日記』つげ義春 『シグルイ』山口貴由 『トマト缶の黒い真実』ジャン=バティスト・マレ 『アルジェリア、シャラ通りの小さな書店』カウテル・アディミ 『THE BEAUTIFUL ONES プリンス回顧録』プリンス 『シュガシュガルーン 新装版』安野 モヨコ 『国家を考えてみよう』橋本治 『ノーザンライツ』星野道夫 『マルタアルゲリッチ 子供と魔法』オリヴィエ・ベラミー 『自分ひとりの部屋』ヴァージニア・ウルフ 『報われない人間は永遠に報われない』李龍徳 『平田弘史 超絶サムライ画の描き方』平田弘史 『ドラえもん はじめての論語』藤子・F・不二雄、安岡定子 『わかりやすさの罪』武田砂鉄 『言論の不自由 香港、そしてグローバル民主主義にいま何が起こっているのか』ジョシュア・ウォン 『基礎から学ぶ認知心理学 人間の認識の不思議』服部雅史 『カール・ラガーフェルドのことば』カール・ラガーフェルド 『未来のアラブ人』リアド・サトゥフ 『後ハッピーマニア』安野モヨコ 『わたしに無害なひと』チェ・ウニョン 『コロナの時代の僕ら』パオロ・ジョルダーノ 『ハリウッド100年のアラブ』村上由見子 『国境を超える現代ヨーロッパ映画250』野崎歓他 『まんがでわかる歌舞伎の名作名啖呵』いまいかおる 『映画から見える世界―観なくても楽しめる、ちづこ流シネマガイド』上野千鶴子 『権力、政治、文化―エドワード・W・サイード発言集成』エドワード・W・サイード 『水曜日のアニメが待ち遠しい―フランス人から見た日本サブカルチャーの魅力を解き明かす』トリスタン・ブルネ 『映画監督市川崑』土屋好生 『日本人のための日本語文法入門』原沢伊都夫 『パール判決を問い直す 「日本無罪論」の真相』中島岳志 『マンガの遺伝子』斎藤宣彦  『ゴダールと女たち』四方田犬彦 『なぜフランスでは子どもが増えるのか フランス女性のライフスタイル』中島さおり 『日曜日たち』吉田修一 『まんが 現代史 アメリカが戦争をやめない理由』山井教雄  『ユリイカ 2017年9月臨時増刊号 幾原邦彦特集』 『文藝別冊 片渕須直』 『映像研には手を出すな!』大童澄瞳 『「この世界の片隅に」こうの史代 片渕須直 対談集 さらにいくつもの映画のこと』こうの史代、片渕須直 『カワサキ・キッド』東山紀之 『駿河城御前試合』南條範夫 『クレール パリの女の子が探す「幸せ」な「普通」の日々』オード・ピコー 『戦争は女の顔をしていない』小梅けいと、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ 『となりに』basso 『アイリーンはもういない』オテッサ・モシュフェグ 『少年の名はジルベール』竹宮惠子 『レキシントンの幽霊』村上春樹 『一命』滝口康彦 『平田弘史のお父さん物語』平田弘史 『カルメン/タマンゴ』メリメ 『弟の夫』田亀源五郎 『ルパン三世 ルパンを愛したあなたへ編』モンキー・パンチ 『彼女は頭が悪いから』姫野カオルコ 『誰もボクを見ていない』山寺香 『夕凪の街 桜の国』こうの史代 『生きづらさについて考える』内田樹 『駿河城御前試合』平田弘史、南條範夫 『82年生まれ、キム・ジヨン』チョ・ナムジュ

こうやって並べてみると、この購入量、まったく狂っている。多忙のストレスもあったと思うけど、絶対に外出自粛のストレスもあったと思う。洋服を買っても着ていく場所がないし、海外にも行けないし、友達を食事に誘うのも気が引けるし。それが本に向かってしまったのだろう。
もう年内残りは、活字まみれの老後生活みたいに過ごしたい。
いや、老後生活みたいに過ごす!いま決めた。