《memorandom》の始まり。それは2014年12月15日。
記念すべき最初の記事は、私が書いた「大人になること / 第一回ボニー・パーカーの憂鬱」。当時の執筆メンバーは四名でした。
編集もごく少数で行っており、仕事の合間を縫うようにして、いまはなき恵比寿三越にあった喫茶店・宮越屋に集まり、七年間、更新を続けてきたのです。

そんな《memorandom》に、今年は変化が訪れました。メインスタッフが替わり、人数も少し増え、すると進む速度も、進む方向も、いままでと違ってきたのです。ひと見知りだった子供に仲間が増え、あちこち遊びに出かけるようになった――そんな感じ。
現在、《memorandom》では新連載が数本、準備に入っていますし、ワークショップも企画中。また、読者の方ともご一緒できる機会を持てないかと、アイディアを練っているところです。

そしてもうひとつ、新たな試みが。コロナ禍で半ば強制的に慣らされたテレワーク。そこで覚えたオンラインツールを用いて、新しい編集チームの半数は東京以外の地で暮らしています。原稿を依頼するだけではなく、遠く離れたひとと一緒にエディトリアル作業ができたら、と、かねがね考えてはいましたが、まさかパンデミックが実現の道筋をつけてくれるとは。

とは言え、《memorandom》が ”大人の部活動” であることに変わりはありません。「できる範囲でだけやる」がモットー。ですから、無理せず、これからも走ったり、歩いたり、時には休んだりもするでしょう。それでも、八年目はいろいろなことに挑戦できそうで、私もワクワクしています。
皆さんも、何かやってるかな?と、時々覗きに来てください。
ZINEみたいな手作りウェブマガジン《memorandom》を、今後ともどうぞご贔屓に。

2021年12月15日 長谷部千彩