コロナ禍で在宅時間が増え、それに伴い時間の余裕が増えたというひともいると思うけど、私の場合は、もともと部屋で原稿を書く仕事だし、幸い仕事は減らなかったし――というか、移動にあてていた時間が仕事をする時間に置き換わって、実質的には作業量が増えたような気がする。そういうひと、いませんか?
他にも、本を読む時間が増えたとか、メトロポリタンオペラが日替わり無料配信をしていたのでそれを観ていたとか、楽しみが分散したというのもアニメに割く時間が減った理由かもしれない。マンガもたくさん読んでいた。ちなみに鑑賞した映画の本数は93本。2019年は90本だから、そこはあまり変わらなかった。
2020年に観たアニメ作品のほとんどは旧作。新作は少なめ。興味を引くものがあまりなくて。作品が、同じとまでは言わないけれど、全体的に寄っているというか、似ている気がするのです。違う作品なのに、男性キャラの造形が似ている。女性キャラの造形が似ている。アニメファンはこういうキャラが好きだろうと先回りして制作者が作っているのかなあ、と思ったり。OP曲はどれもロックで。考え過ぎかな。本気で探せば面白いものも見つけられたのかもしれない。チャレンジ精神が足りなかったかな。2021年は、もう少し頑張ってみようと思います。
そんな雑感を抱きつつ選ぶ、≪2020年(に私が観た)アニメベスト3・いったい何周しているのか編≫。順不同。
*『輪るピングドラム』
*『シグルイ』
*『サムライフラメンコ』
そして、≪2020年(に私が観た)新作アニメベスト3・わりと毎週楽しみにしていた編≫。順不同。
*『ドロヘドロ』
*『推しが武道館いってくれたら死ぬ』
*『別冊オリンピア・キュクロス』
『鬼滅の刃』ブームについては、原作も読んでいるし、TV版も全話観ています。映画版は観ていません。なぜ人気があるのかもわかります。それ以上、言うことはないかなあ。ひとの好みはそれぞれだから。私はそこまで好きではなかった(多様性)。
小学生の姪につきあってアニメを観る機会はますます増えました。彼女が春の自粛期間、安野モヨコさん原作『シュガシュガルーン』に夢中になっていたので、じゃあ、それで夏休みの自由研究やれば楽しいんじゃない?とけしかけたら、姪は、登場するキャラクター(女王キャンディ)のドレスから発展させて、オートクチュールドレスについて調べ、自分でドレスをデザインして実際に一着制作するというレポート/作品を完成させていました。今年の夏休みも、うまく誘ってアニメきっかけで何かに挑戦させられたらいいな。好きになったものを勉強につなげるという展開方法を身につけさせたいから。そういうテクニックを持っていると、この先の進路選択(進学や就職など)での迷いが軽減されると思うのです。好きなことがそのまま仕事にできるかどうかはわからないけど、そこまでいかなくても、仕事と個人的な興味とをリンクさせることができると、働くのが少し楽しくなるじゃないですか。時間の切り売りみたいな働き方は、現実にはそれだけだとさすがにつらいから。
私自身のアニ活は、今年もマイペースに続けるつもり。3回挑戦して3回寝落ちしていまだ完走できていない『風の谷のナウシカ』に再々々挑戦しようかと。苦手なんですよね、ジブリ。目下、『ねこねこ日本史』に夢中です!
1月~3月
-『輪るピングドラム』2周目。オーディオコメンタリーを聴きながら。幾原邦彦監督のコメンタリーはセルDVDを入手してでも聴く価値がある、と思う。劇中のアイドルグループが可愛い声でARBのナンバーを歌うというのが面白い。オヤジの靴を履いてみた~♪と、するっと一緒に歌えてしまった私。ARBファンというわけでもないのですが。世代ですね。
-『空挺ドラゴンズ』私には面白さがわからなかった。空挺の乗組員がわちゃわちゃ共同生活しているところが良いのかな?空を飛ぶ龍を捕って(捕鯨船みたいな感じ)、その捕った龍の肉を料理したりするんだけど、キャラクターが「うめぇ~!」なんて言っていても、龍の肉の味が全然イメージできないから、私はちっとも美味しそうだと思えなかった。見た目からざっくり牛や豚など自分が食した経験のある肉と結びつけられるひとは美味しそうと感じるのかも。私は、見た目よりも「龍」というワードのほうに引っ張られて、龍なんて存在しないし、で想像が止まってしまう。視覚にぱっと寄っていくひと、言葉にぱっと寄っていくひと、タイプがあるのかな。
-『映像研には手を出すな!』イマジネーションの世界にどんどん入っていく展開(&映像)、最初はすごい!と感動して観ていたけど、段々と慣れてしまい、面白さが半減してしまった。金森さんが喋っているところだけは最後まで面白かった。あと、OP(曲&ムービー)がインパクトあって良かった。『Easy Breezy』、 “みんなが知っているアニメの曲”になったよね。
-『ユリ熊嵐』百合っぽいの苦手なんだよなあ、とOP(可愛い裸の女の子三人がからんでいる)から違和感いっぱいで観始めたけど、最後は目が潤むほどじーんとした。これは男女の話にすると生々しくなっちゃうね。女の子同士の話だから概念的なところにテーマがあると気づけるんですね。よく考えられていると思います。
-『さらざんまい』オーディオコメンタリーを聴きつつ。幾原邦彦監督のコメンタリー、ほんとに面白い。文学作品がちょいちょい引用されるのが特に。確かに芥川龍之介の『河童』にはカワウソが出てきたような気がする(高校時代に読んだきりだからうろ覚えだけど)。そして、一稀が出生の秘密を告げられるシーン、私も「シェイクスピアw」って思いながら観ていました。
-『輪るピングドラム』3周目。コメンタリー聴いた上で、再度鑑賞。物語が宮沢賢治に始まり宮沢賢治で閉じるところ、せつない!さそり!(泣)
-『さらざんまい』コメンタリーを聴いた上で観直し。浅草に行きたくなる。
-『ルパン三世 PART4』小学生の姪につきあって再視聴。
-『ルパン三世 PARTⅢ』小学生の姪につきあって再視聴。PARTⅢは、キャラクタ―デザインの癖が強くて、ルパン三世ファンであっても、それを理由に「苦手」と避けるひとが多いけど、姪に訊くと、そこは気にならないらしく、また、PARTⅢはPARTⅢで面白いとのこと。通だねぇ。
-『へやキャン△』可もなく不可もなく。ショートムービー、さすがに4分では短すぎて物足りない。
-『サムライフラメンコ』マングローブ制作のアニメなら、ひと味違うのではと思い観てみたら、大当たり!特撮ヒーローに憧れた少年が成長して、夜な夜な自前のスーツを着てヒーローになり、街の悪(歩き煙草、立ち読みなど)を正して回るという設定がいきなり私好み(主人公、喧嘩弱いから返り討ちにあってボコボコにされる)。ストーリーが毎回、予想外の方向にふっ飛ぶように展開していくのが痛快。登場人物も魅力的で、生まれて初めてアニメキャラの抱き枕を買うひとの気持ちがわかった(交番のお巡りさんの後藤さんの抱き枕、ちょっと欲しいと思った)。
-『サムライフラメンコ』2周目。あまりの面白さにずるずる観てしまう。
-『推しが武道館いってくれたら死ぬ』岡山の地下アイドルとファンのえりぴよ(女性)の物語。推しに貢ぐために、えりぴよが洋服全部売って、高校時代の赤ジャージをいつも着ているのは笑った。ドルオタというひとたちのことが少し理解できるようになった。っていうか、楽しそう!主人公えりぴよのオタ仲間くまささんみたいな友だちが私も欲しい(本気)。登場人物の中で一番くまささんが好き。続編制作希望。
-『SHIROBAKO』アニメ制作会社勤務の主人公の女の子(制作担当)が、アニメ業界を志望するきっかけが『山ねずみロッキーチャック』という設定にグッときた。私も子どもの頃、観ていたから、ロッキーチャック(劇中では『アンデスチャッキー』という名前になっているけど)。
-『坂本ですが?』時々、ふと観たくなる不思議な作品。観ているうちに、自分も坂本くんのクラスメイトになったような気持ちになるという・・・。坂本くんがいなくなっちゃうところ、いつもちょっと寂しくなる。
-『サムライフラメンコ』3周目。斜め向こうに話が飛んでいく大胆な展開に、よく思いつくなあとつくづく感心してしまう(跳躍力すごい)。ダイアローグも本当にうまいし。女性キャラクターたちが恋愛要員じゃないところもいい。昼の仕事がモデル(裏の仕事はヒーロー)という主人公の女性マネージャー、ツンツンイライラしたショートカットの石原さん、アニメにはめずらしいタイプだけど、現実にいたら絶対にモテると思う。
-『ドロヘドロ』私の少ない(アニメ)オタ仲間が勧めてくれた作品。女性キャラ(ニカイドウ&能井)が、体がゴツくて(胸板バーン)格闘強くて、でも女性らしい可愛らしさが見え隠れするというのが面白い(女性らしい可愛らしさと言っても、気が弱いとか家庭的とかそういうのとは違う)。めずらしいタイプの女性キャラで新鮮。アニメに登場する女性キャラって幅が狭いから、その外側にはみ出したようなキャラがもっともっと増えればいいのに、と思う。
-『ACCA13区監察課』2回目。オノ・ナツメ原作作品。
-『サムライフラメンコ』4周目。本当に好き。ギロチンゴリラ登場あたりからの超展開に脱落していく視聴者が多かったと聞くけれど、そこからが面白いのにもったいない!アホの子という言葉、ずっと理解できないでいたけど、この作品を観て理解できるようになった。主人公の正義(まさよし)、まさにアホの子ですよね。 4月~6月
-『LISTENERS リスナーズ』第4話で脱落。
-『かくしごと』漫画家の父親と小学生の娘の物語。私は、父親が娘を溺愛するストーリーが苦手だということがわかった。考えてみれば、現実でも、男親の語る娘溺愛話は聞き流していることが多い。物語の舞台が、私の生活圏内だったので、そこは少しだけ面白かった。というか、全体的にあまり面白くなかった。
-『メトロポリス』手塚治虫のキャラを使った大友克洋監督作品。何度も観ているけど、「I Can’t Stop Loving You」が流れるシーンではいつもちょっと泣きそうになる。
-『ルパン三世 バビロンの黄金伝説』姪につきあって観た。大和屋竺脚本。塩沢ときと河合奈保子がヒロイン役という変わったキャスティング。意外と好き。
-『ルパン三世 風魔一族の陰謀 』私はこの作品、できれば観たくないと思うぐらい苦手だけど(残念な二次創作っぽい)、ルパン好きの姪につきあって鑑賞。石川五ェ門が女子高生と結婚する話なので、恋に憧れる小学生はニコニコしながら観ていた。
-『えいがのおそ松さん』童貞ネタがしつこい・・・。
-『イエスタデイをうたって』小林親弘さんのウジウジした男の演技、好きなんだけど、お話はあまり面白くなかった。男女の間に友情は存在するのかとか、私の年齢にはどうでも良すぎて困った。
-『シグルイ』ウェディングをテーマにしたムービーと資生堂パーラービルのウィンドウディスプレイという女性向けの作品制作に立て続けに関わった後だったので、反動で武士道残酷物へ!大人の私が言うのはなんだけど、内容がアダルト過ぎて最初はびびった。第一話、最初のシークエンスから切腹シーンで腸がずるり。全体通して雰囲気が超ねっとり。でも名作だった!最終話のラストシーンが終わった瞬間、心の中でスタンディングオベーション。「素晴らしい!」と思わず声に出たもの。そして、感動の勢いで、原作マンガ(山口貴由著『シグルイ』)を読み、原作マンガの原作(南條範夫著『駿河城御前試合』)も読み、4月&5月の外出自粛期間、私の中では『シグルイ』旋風が吹き荒れていました。
-『働きマン』原作マンガ大好きだったのに、アニメは残念な出来。作画崩れ。主人公松方弘子役の声優さんの声が暗い、ミスキャスト?原作ではこんなにジメジメした主人公ではなかったと思うんだけど。
-『シグルイ』2回目。原作マンガを読んだ後に観たら、理解できなかったところもばっちりわかった。表現の面で結構原作とは変えていたのね。原作マンガは主人公の目がキラキラしているけど、アニメでは端正という感じだし、テイストがちょっと違う。原作は耽美、アニメの雰囲気は静謐、これはこれでとてもいい。ちなみに推しは興津三十郎。興津が涙を流しながらつぶやく名台詞があるんだけど、実は全く同じことを、私、自分の単行本の中でバカラのグラスをモチーフにしたショートストーリーで書いています(偶然の一致)。
-『シグルイ』3回目。原作小説読了後、またずるずると観てしまう。南條範夫の原作からここまで物語をふくらませた山口貴由先生の想像力、マルキ・ド・サド並み。そして、武士道残酷物だけど、主人公のひとり、伊良子清玄を追って観ていくと、この作品は “ジャンル:『スカーフェイス』”だなあと。青春ものでもあるし、アメリカンニューシネマでもある。せつないよ~(涙)。
-『無限の住人-IMMORTAL-』アニメ版『シグルイ』が良かったので、同じ監督(浜崎博嗣さん)の作品を観てみることに。ツダケン(津田健次郎さん)祭りという感じだった(主人公万次を津田健次郎さんが演じている)。アニメの雰囲気(監督の作風?)は好きなんだけど、女の人がものすごく残虐に陵辱されるシーンが何度も出てきて、しかもそれが必ず物語のフラグになっているから削れないという、女としては観ていてつらさを感じる作品だった。黒衣鯖人の肩は面白かったけど。
-『シュガシュガルーン』小学生の姪につきあって鑑賞。制作当時、この作品のテーマソングの仕事に関わっていたため、ずっと視聴者として純粋に観ることができずにいたけれど、年月が経って、姪がテーマソングを熱唱しているのを見ていたら、関わって良かったなあといまごろハッピーな気持ちになった。小学生の女の子にとって憧れがいっぱい詰まった素敵なお話なんだなあ、と。
-『はたらく細胞:すり傷』体のことに興味がないので面白さがわからない。 7月~9月
-『GREAT PRETENDER』色遣いがきれい。こんな背景処理のスタイルもあるのか~、と感心した(シャルル・ドゴール空港をこんなにもヴィヴィッドな色で!)。ストーリーは普通だった。
-『Ergo Ploxy』主人公が3話まで主人公に見えない顔をしている(モブに見える)というつくりが斬新。段々、顔が変化していくって、そんなのあり?って思った(目の細いもっさり顔からスタート、イケメン化していく)。難解といえば難解なストーリーだけど、ドゥルーズ、デリダ、フッサール、ガタリ、ラカン、バークリーというキャラが出てくるので、ほうほう、そういう話ですね、と構えて観られるので抵抗はなかった。むしろ親切かと。矢島晶子さん(初代しんのすけの声優さん)の幼女演技がすごい。
-『WALL・E』ピクサー映画ではこれだけ特別に好き。
-『ジャングル・ブック』音楽がかっこいいよね。ディズニーアニメはこのあたりまでが好き。
-『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』筒井康隆原作というので観てみたけれど、90年代のアニメみたいなクオリティだった。音楽もしょぼかった。
-『同級生』 中村明日美子原作マンガのアニメ化。BLというジャンルのものを初めて観た。色も作画も綺麗だった。男子校内の会話って知ることができないから、興味深かった。
-『火垂るの墓』小学生の姪につきあって鑑賞。8月なので。
-『ルパン三世 イタリアン・ゲーム』小学生の姪につきあって再視聴。姪は、PART4とこの作品に登場するレベッカというキャラがアニメの『ルパン三世』シリーズの中で一番好きなのだとか。やっぱり現代っ子は現代っ子ヒロインが好きなのね。小学生女子が、おしゃれでお転婆なヒロインに憧れるというのは健全。良いのでは。
-『幕末義人伝 浪漫』モンキー・パンチ先生のキャラを使ってアニメを作るひとたちって、なぜこういう中途半端なものを作り続けるのだろうか。企画をもっと練ろうよ。
-『Ergo Ploxy』2周目。1回目よりもよくわかった。劇中、ジョー・ブスケが引用される。ジョー・ブスケ、読みたい読みたいと思いつつ、まだ読めていない!現在絶版、価格高騰しているので、河出書房新社は復刊をぜひ!
-『オタクに恋はむずかしい OAD』オタクと言っても、いまの時代、もう見た目も普通なひとが多いし、特別でもなんでもないよね。趣味と同義かと。劇中、サラリーマンカップル樺倉先輩と花ちゃんが休日、ずっと部屋でマンガ読んでいるのは微笑ましくて好き。コーヒー、マグカップで飲んでいるところも。楽しいでしょうね、そういうつきあいって。
-『TIGER&BUNNY』来年続編が制作されるというので、観直してみた。やっぱり面白い!小学生の娘を持つ中年が主人公でヒーローというのがすごいよね。加齢に悩むという設定もいい。で、平田広明さん(虎徹役)のおじさん演技は最高。女子高生のブルーローズが中年主人公虎徹さんを好きになるというのは、意外と(現実でも)あるあるですよね。
-『未来のミライ』主人公一家が住む三階建て&仕切られていない家の造りを観た瞬間、うわー、これじゃ家事が大変、プライバシーゼロ、最悪、とどんよりした気分に。細田守監督作品って、女の目で見たときに、ウッ・・・とくる部分が時々ある。『サマーウォーズ』の親族が集まると女性たちはおさんどん、みたいな描写とか(現実そうなのでしょうけど)。あと、『未来のミライ』は、やっぱり主人公くんちゃん(幼児)の声に無理があったと思う。女子高校生ぐらいの声にしか聴こえなかった。それはさておき、ネットに書き込まれている感想を見ていたら、登場人物たちの暮らしぶりにリアリティーを感じられないという批判があって、余裕がある暮らしをしている家族をメインに持ってくるとディスられるのか、と驚いた。だから最近のムービーは所得がそれほど高くない主人公の話が多いのかな?と考えたり。このアニメ、お金をかけて暮らしているひとの感じ、よく描けていたと思うけど?自分と同じ生活程度のひとの話しか受け付けないってことかなあ。むーん。
-『新世紀エヴァンゲリオン』今年完結するというので観直した(延期になった)。私はTV版が本放送された頃に見ていた世代ですけど、TV版が一番面白いような気がする。サブキャラにいろいろエピソードがあるところが。その後のものは段々整理されていって、そこが私には物足りなくて。弐号機がアクションが派手でかっこいいよね。プロレスっぽい。
-『新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 Air/まごころを、君に』いま観直すと、結構ちゃんとまとまっている。アスカ大活躍。で、ボコボコにされる。25話アスカ大活躍。26話、うまく着地していていいと思うんだけどなー。実写が挟まれるのも良いし。あと、最後の最後が痛快。公開当時、劇場で観て、最後にスカッとした記憶があったけど、観直してもやっぱりスカッとした。
-『EVANGELION: DEATH (TRUE)²』シト新生というタイトルの劇場版を観た記憶があるんだけどなあと思いつつ探したら、タイトルが変わっていた。普通に面白いね。
-『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』綺麗になっていて観やすい。
-『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』トウジを半殺しにするエピソード、好きだったのに、それがトウジではなくアスカになっていて、すごく残念。ちょっと私には甘ったるいかな。
-『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』14年後で年齢28才で見た目が14才のシンジたち。みんな(声優)あんまり声が変わっていないけど、ミサトさんは変わったと思う。
-『イエスタデイをうたって 配信限定エピソード』あまり記憶に残らない内容。
-『テルマエ・ロマエ』面白いと思えなかった。原作は面白いのだろうか・・・。ぼんやり。
-『TATSUMI マンガに革命を起こした男』辰巳ヨシヒロの自伝マンガをアニメ化。途中数編の短編マンガが挟まれるんだけど、完全に純文学の短編小説。辰巳ヨシヒロのマンガ、読んだことなかったので、取り寄せていろいろ読んでみた。面白かった。 10月~12月
-『ゆとりちゃん』久しぶりに観直してみた。団塊さんとつめこみさんとゆとりちゃんとバブルさんが出てくる。このアニメ、世代の特徴をよくつかんでいて感心する。
-『別冊オリンピア・キュクロス』同じ原作者のものでも、『テルマエ・ロマエ』よりも断然面白い(と私は思う)。多分クレイアニメになっているからだと思う。最近、古代ギリシアに関する本をいろいろと読んでいたので、最後に流れる歌(古代ギリシア豆知識みたいな歌)の意味がよくわかった。やっぱり勉強しておくものだなあ。嬉しい。
-『鬼滅の刃』アニメはクオリティが高いけど、私自身はあまり面白さを感じなかった。等身の低いキャラクターに、私は興味が持てないのかもしれない。子どもが鬼と戦ってるね、という印象しか抱けなくて。ただ、原稿ダメ出しされまくって精神的にボロボロになった物書きが鬼になっちゃったエピソードには同情したなあ。まあ、ダメ出しする師匠のほうに問題があると思ったけど。あんなこと言われたらキレて当然。苦笑。
-『カウボーイ・ビバップ』初めて観るというひとにつきあって久々鑑賞。このアニメ、昔からずっと思っているけど、東映任侠ものだよね?最後にひとりで敵陣に乗り込むところとか。昭和のプログラムピクチャーに通じるものがある。
-『ベルサイユのばら』小学生の姪につきあって観たけれど、アニメ版の改変が気になる!(怒)出崎統監督が男だからかもしれないけれど、原作マンガでは主人公オスカルが、女ながら自分の思想を信じて、貴族という身分を捨てて平民側に立ち革命に身を投じるという話なのに(恋人アンドレは彼女の理解者というポジションを取る)、アニメ版では、愛する男(アンドレ・平民)が選んだ思想に妻としてついていきたい、だから革命に参加する、となっていてなんとも。幼い頃、原作を読みふけった者としては納得いかない!ここぞというシーンで、オスカルがどーんと尻餅をつくという謎演出とか、どうしてわざわざかっこ悪くするの?どうして落とすの?とモヤモヤ。女性管理職となったオスカルと部下(年下の男)アランとの関係にも改変が入ったのも、出崎統全然わかってない!と思った。フェミニズムが女性の身近な話題となったいまこそ、女性監督&女性脚本家にリメイクしてもらいたいです。ちなみに主題歌『薔薇は美しく散る』は作詞山上路夫、作曲馬飼野康二。名曲(歌詞が山上路夫ワールドで素晴らしい)。
-『おにいさまへ・・・』『ベルばら』に続き、池田理代子✕出崎統ものを観ようと思って選んだのだけれど、最近観た中で最もイカレたアニメだった。まともなひとがいない!フランスで放送禁止になったというけれど、これは無理、放送できない。女子高校生なのに飲酒・喫煙・薬物依存・精神的SM・希死念慮、書き出したらまだまだ続く・・・。小椋佳作詞作曲のOP曲からもう怖いしね(顔が真っ黒く塗られた人形が出てくる)。2月頭までYoutubeの手塚プロ公式チャンネルで全話無料公開されているので、興味ある方はそちらでぜひ。
-『おそまつさん 3期』私はもう飽きたかなあ・・・と思ったけど、「ピザ」の回だけはツボに入って三回観直して三回とも爆笑した。
-『ドロヘドロ: シーズン1: 魔のおまけ (OVA)』安定の面白さ。シーズン2、期待しています。カイマンのTシャツとパーカー買いました。
-『SHIROBAKO』知人につきあって再視聴。アニメ業界のことは知らないけれど、現場のバタバタぶりは音楽業界にも通じる部分があるし、きっと雑誌編集部やテレビ制作などでも同じ感じだと思う。クリエイションの現場・現実を上手にエンタテインメントに落とし込んでいると思う。アニメーターのひとの住宅ローンの話とかしんみりしちゃう。コーヒー代の節約とか。
-『GREAT PRETENDER:シーズン2』『コンフィデンスマンJP』の古沢良太が脚本を手がけている詐欺師たちの話なんだけど、23分だと尺が足りないのか、話が詰まりすぎていて、誰が何をだましているのか把握しきれないうちにどんどん話が進んでしまう。だから、あまり楽しめなかったです。私の理解力が足りないだけかもしれないけど。色遣いは綺麗なんだけどなー。
-『SHORT PEACE』企画展『MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020』@新国立美術館で、このオムニバス作品の中の一編、『火要鎮』が取り上げられていたので帰宅後鑑賞。映像が綺麗。
-『サムライフラメンコ』5周目。知人に勧めたら興味を持ってくれたので、つきあいで一緒に観た。とても気に入ってもらえて嬉しかった。Blu-ray Boxを買ったら、オーディオコメンタリーで、ある声優さんが、こういうSっぽい女(登場する女性キャラ)は、ビンタすればいきなりMに変わると言っていて、冗談のつもりだろうけど、聴かなきゃ良かったと思った。
-『荒ぶる季節の乙女どもよ。』頭でっかちな文芸部の女子高校生たちが性に振り回されて大騒ぎするという話なんだけど、自分が高校生だった頃と重ねてみても、私はおとなとばかり遊んでいたせいか、こんなにドタバタしなかったなあと。キャラクターのテンションが高くて疲れた(歳のせいかも)。
-『ACCA13区監察課 Regards』番外編。薄い内容だったけど、安定した面白さ。出てくるひとたちが主人公の妹以外全員大人で、語り口が淡々としているところがいい。普段、私のまわりのひとたちはこれぐらいのトーンで喋っていると思うけど、みんな違うのかな。アニメもドラマも(もしかしたら現実も)喋り方、あげすぎじゃないですか?
-『はいからさんが通る』小学生の姪につきあって観た。作画が不安定。
-『アフロサムライ』岡崎能士原作作品。キャラクターも雰囲気もかっこいいんだけど、かっこいい方向にストイックすぎて、だらけた気分でアニメでも、というときには避けてしまう(ゆえに観終えるまで時間がかかった)。一筆書きみたいなストーリー。
-『聖闘士星矢』アニメ道を行くなら、避けてはいけない作品なのではと思い、挑戦。私が学生時代、フランスにいたとき、大人気で、パリのキッズ、みんな観ていたなあ、懐かしい。
-『とんかつDJアゲ太郎』なんとなく少し古い?と思ったので調べたら、2016年の作品だった。やっぱりそういうのって感じるものですね。アゲ太郎は渋谷のとんかつ屋の跡取り息子という設定。昔もいまも渋谷は生活圏にあるので、あー、あそこにあれあるよね、わかるわかるという感じで楽しかったです。アゲ太郎の地元の友だちが面白い。
-『ユリ熊嵐』『鬼滅の刃』が大ブームになり、絆という私の苦手な言葉が10年ぶりによく耳に入るようになったけど(前回は東日本大震災)、私が絆的なものを感じた作品といえばこれかなあと思い、『ユリ熊嵐』を観直した。幼いみるん王子がるる姫に愛されたくて、どんなに冷たくあしらわれても、るる姫に献上するはちみつを何度も何度も取りに行くエピソードがあって、それが好き。と言っても、みるん王子の純愛尊いということではなく、こういう恋愛しているひと、時々いるけど、絶対に止めたほうがいいよ、という意味で。恋愛と言っても所詮は人間関係の問題ですからね。