第二回 『3Dプリンターが届いたので使ってみた』
こんにちは、あらごんです。
僕と嫁の素人コンビが製作したオリジナルフィギュアが海外の玩具メーカーで生産、販売されるまでの数か月間を振り返っていくこちらの連載、第二回目となりました。
今回は、フィギュア制作のために注文した3Dプリンターが引っ越した新居に届く、というところから再開したいと思います。
注文して1ヵ月後、ついに我が家に3Dプリンターが届きました。
色々比較した結果、値段は少々高いけど様々な形式に対応している、かつ、サポートもとてもしっかりしていること、そしてフィギュアの元となる素材が我が家で飼っている猫の健康面に優しい等の理由で、こちらの『Qholia(クホリア)』という機種を選びました。
会場で何度か実物を見ましたが、こうして我が家に届くと感慨深いです。
我が家の猫と比較するとこんな感じです。
付属のマニュアルによると、「初期不良の有無の確認のため、届いたらなるべく早めに設置&出力してください」とのことだったので早速セッティング。
途中、フィギュアの元となるフィラメントという素材をセットするのに少々手間取りましたが、概ね簡単にセットすることが出来ました。
その後、専用の変換ソフトで3D出力に必要なデータをSDカードに保存して、そのSDカードを3Dプリンターにセット。
そして記念すべき1回目の3D出力!…と思ったら、「データがありません」的なエラーで一向に出力できず。
何事だろうとSDカードの差込口を確認したら、なんとSDカードを裏表間違えて挿しこんでいました。通常ではありえないミスかもしれないですが、僕たち夫婦のデジタル知識はこの程度なのです。
しかも反対に挿しこんだSDカードが良い感じにハマって全く取り出せなくなってしまいました…。
この場はペンチを使ってできるだけそーっとカードを引っこ抜くという原始的な方法でなんとか解決(?)しましたが、買って早々危うく壊してしまう所だったのでホッとしました。
その後気を取り直して正しい方向にSDカードを挿しこみ、今度こそ出力をします。
出力開始ボタンを押すと忙しく動き出す3Dプリンター。
そして少しづつ立体が出力されていく様にとても未来を感じました。
約30分後にこんな感じの立体が出力されました。
ちなみにこちらのモデルは3Dソフトに入っていたサンプルです。
なるほどこんな感じで出力されるのかと、まじまじと出力品を眺める僕と嫁。家にやってきた新しい玩具にはしゃいでます。
そして次はいよいよ僕のオリジナルキャラクターのモデルを出力…ではなく、とりあえずで簡単に作れそうなものを出力してみることにしました。
白羽の矢が立ったのはこちらの絵の猫(?)。
僕がものすごく適当に描いた、我が家の猫をキャラクター化したものです。
これを3D化したデータを早速3Dプリンターで出力してみます。
待つこと約5時間、出来上がった出力品ががこちらです。
そしてこのままだとイメージが湧きづらいということで、家にあったプラモデル用のマーカー塗料で適当に塗装してみました。
最初のものと違って自分たちで一から制作したものなのでとても愛着がわきますね。
そしてこれほど気軽にフィギュアが自宅で制作できてしまう3Dプリンターのすごさに改めて驚かされました。
子供の頃の僕から見たら、もはやドラ〇もんに出てきてもおかしくない未来の道具です。
SDカードを逆に挿して抜けなくなってしまった以外にも、設定を間違えてフィラメントが台座からはがせなくなってしまったり、細かなトラブルは色々ありましたが、『Qholia(クホリア)』のサポートの方がTwitter上で即座に原因とその対策を教えてくださったおかげで無事解決。
さて、次回はいよいよ僕のオリジナルキャラクターでのフィギュア制作を開始するところからお伝えしたいと思います。
それではまた来月。