僕は本を音読する癖がある。
黙読するよりも、自然と内容が頭に入ってくるような気がするから。
文章中の登場人物が発した言葉もその人になりきってセリフとして読み上げる。
側からみたら、これはだいぶ気持ち悪い。バカだから読めない漢字に遭うたび読み方や意味を調べるので、やたら読むのに時間もかかる。だから自宅以外の場所では、とても恥ずかしくて本を読めないのだ。
だいたいリビングの床に直座り。
ソファーを背もたれにしながら読み始め、気がつくとズルズル横たわるような姿勢になる。
そして結局寝ながら読む。冬はだいたいコタツに入った状態。
いかにも勉強ができない子供のよう。とてもじゃないけど人に見せられない姿です。
山崎弘崇 YAMAZAKI HIROTAKA アーティストマネージャー