本を読む場所

第一回 宇佐美華

本を読む場所

第一回 宇佐美華

本棚を作った。
窓があるほうの壁一面に。窓までの高さで、だいたい腰くらい。
一人でネジを止めて、一人で設置した。
有料の組立設置サービスもあって机にはそれを利用したのだけど、
本棚は自分でやりたくて、そのオプションはつけなかった。

前の家にはリビングに天井まで本棚が付いていて、そこにソファーをおいて本を読んでいた。
今の家には自分の部屋に本棚があって、ソファーは向こうのリビングにある。

さて、何を読もうかなと考える。
今まで上から下へ突っ立って棚を見ていたのが、右から左へ歩きながらに変わったなと気付く。

本を選んでリビングへ行く。
深く座ったソファーから月が見えた。
オットマンに足を伸ばして、膝の上にクッションをふたつ(硬い大きいやつが下、変形し やすいヨギボーが上)。
ちょうどいい高さにして、そこで本を開く。閉じる。
ひとつずつクッションをのけて、自分の部屋に戻って違う本も取る。
またクッションを重ねて、そっちを読む。

静かな夜。
だんだん人の気配が消えて「ついにひとり取り残されたか」と少し嬉しくなって、いつものように違う世界へ行く。

 

① 東京ボンベイ ( キーマカレー ) / 恵比寿

 昨年までサラリーマンを36年間やっていました。週に5日は満員電車に乗って会社に行く。苦痛な時間ですが、食いしん坊なので“今日のランチのこと”を考えて、耐え忍んでおりました。今回からはじまる新連載は、その“ぼくが9,000回以上車中で楽しみながら悩んでいた気持ち”をコンセプトにしました。題して「食いしん坊の会社員が、 20日に一度は食べに行きたくなるランチ店」。毎回一軒、推しメニューとともに紹介していきます。記念すべき第1回は恵比寿のカレー店。店の名前は【東京ボンベイ 恵比寿ガーデンプレイス店】です。猛暑はスパイスの効いたカレーを欲しますからね。ぼくが足繁く通っているカレー屋さんに【デリー(上野店/銀座店)】がありますが、こちらはその流れをくむ店。千葉県柏にある1963年創業の名店【カレーの店 ボンベイ】の東京支店のひとつです。日本人の味覚に調整したインドカレー店だと思います。ですから、あの激辛旨味のカシミールカレーもあるし、インドも、コルマもある。ですが、ぼくはこちらでは「キーマカレー」を注文します。鶏挽肉を使っていてヘルシーだし、香り高いスパイス使いが最高です。ドライ系のキーマを出す店も多いですが、こちらはルー系。辛いのがお好きな方は、店員さんに食券を渡すときに「赤キーマで」とお願いしてください。時間があるなら、近くに東京都写真美術館もありますよ!恵比寿近くで打ち合わせの際はぜひこちらに行ってみてください。

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