眠れない/ 猪野 秀史 vol.3

photo 川上尚見 direction 長谷部千彩

「Portrait Of A Gangster」
だんだん遠ざかる だんだん近くなる 
だんだん好きになる 嫌いになる
だんだん見えて来る 見失ってしまう
色のない夢なのか うつつなのか
――――――――――街の音が掻き消していく
ときどき忘れてる ときどき思い出す
ときどき笑ってる 
        落ち込んでる
ときどきときめいて モヤモヤしてる
色のない夢なのか うつつなのか
――――――――――街の音が掻き消していく
Sounds of Silence
そんな薄紫色の中 音も立てず 
         運命 かすかに ゆれる
そろそろ歩きだす そろそろひと休み
そろそろ音楽を聴く 音を止める
そろそろおさらばさ  出会ってしまう
色のない夢なのか うつつなのか
――――――――――街の音が掻き消していく
カラカラ空回り
      ふらふら風来坊
            シャカシャカお釈迦様
天国も無く 地獄も無く  この瞬間に連なっていく
Sounds of Silence
そんな薄紫色のなか 目を閉じれば  
          運命 確かに ゆれる
猪野秀史 INO HIDEFUMI 鍵盤奏者 / シンガーソングライター  www.innocentrecord.net

① 東京ボンベイ ( キーマカレー ) / 恵比寿

 昨年までサラリーマンを36年間やっていました。週に5日は満員電車に乗って会社に行く。苦痛な時間ですが、食いしん坊なので“今日のランチのこと”を考えて、耐え忍んでおりました。今回からはじまる新連載は、その“ぼくが9,000回以上車中で楽しみながら悩んでいた気持ち”をコンセプトにしました。題して「食いしん坊の会社員が、 20日に一度は食べに行きたくなるランチ店」。毎回一軒、推しメニューとともに紹介していきます。記念すべき第1回は恵比寿のカレー店。店の名前は【東京ボンベイ 恵比寿ガーデンプレイス店】です。猛暑はスパイスの効いたカレーを欲しますからね。ぼくが足繁く通っているカレー屋さんに【デリー(上野店/銀座店)】がありますが、こちらはその流れをくむ店。千葉県柏にある1963年創業の名店【カレーの店 ボンベイ】の東京支店のひとつです。日本人の味覚に調整したインドカレー店だと思います。ですから、あの激辛旨味のカシミールカレーもあるし、インドも、コルマもある。ですが、ぼくはこちらでは「キーマカレー」を注文します。鶏挽肉を使っていてヘルシーだし、香り高いスパイス使いが最高です。ドライ系のキーマを出す店も多いですが、こちらはルー系。辛いのがお好きな方は、店員さんに食券を渡すときに「赤キーマで」とお願いしてください。時間があるなら、近くに東京都写真美術館もありますよ!恵比寿近くで打ち合わせの際はぜひこちらに行ってみてください。

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