第二十六回 答えのないこと

答えのないこと
第二十六回 対処療法の限界

メッセージやメールが
瞬時にやりとりできる時代。
医療現場では3分診療が大半。

けれど昔の医者は、
患者の声や足音を聞いただけで、
その人の調子がわかったという。

便利な生活には助けられるけれど、
本来人間に備わっている感覚が
衰えてしまっているとしたら。

人と会って話すこと。
ナビに頼らず歩くこと。
そんな単純なことが、
人間の感覚を鍛え、
本質を磨いていくのでは。

小さな子どもでさえ
生活習慣病にかかるこの国で
大事にしたいこと。
今日もそんなことに
思いを馳せている。