第一回 答えのないこと

答えのないこと
第一回 イントロダクション

出版社に入社した十数年前は、
編集者たるや黒子に徹するべし、という
風潮がまだ強かったような気がします。

裏方が好きな気持ちは今も変わらないのですが、
どんな人間がこのウェブマガジンを作っているのか視えることで
memorandomというペルソナをより楽しんでいただけるのではと思い
連載『答えのないこと』を始めることにしました。

仕掛け人が表に出ること。
一種の種明かしをすること。
答えのない問いを抱えながらも
時代に沿うように変容できたらと思います。